「ポタフェス」と言いながら、据え置き型製品もたくさん展示されてたりするのだが、「やっぱりポータブルでしょ!」ということで、会場で見かけた最新DAPをご紹介しよう。
コウォンジャパンのPLENUEブースには、手にすっぽり収まるコンパクトボディながら、ハイレゾ音源で最大51時間、MP3ファイルなら最大100時間もの連続再生が可能な「PLENUE D」が出展されていた。ディスプレイは2.8インチのタッチパネルで、24bit/192kHz対応のDACを搭載する。
内蔵メモリは32GBで、Micro SDカードスロットによる拡張にも対応する。再生可能ファイルフォーマットはFLAC、WAV、AIFF、ALAC、APE、MP3、WMA、OGGとなる。
重さ94グラムで小さな見た目からは想像できないパワフルな音を鳴らすにもかかわらず、価格が2万9800円(税込)とお手頃なのもかなり魅力的だ。シルバーは12月19日により発売中で、ゴールドは2016年1月発売予定。
こちらは参考出展となるフラッグシップモデル「PLENUE S」だ。高強度なフルメタルユニボディに3.7インチの有機ELディスプレイを搭載。ネイティブDSD再生や3.5ミリジャックによるバランス出力に対応。DACはBurr-Brown製のPCM1792Aで、3Vrmsの高出力アンプ、Dual TCXOクロック、プロセッサはARM Cortexデュアルコアを搭載する。
再生可能ファイルフォーマットはDXD/DSD(DFF、DSF)、FLAC、WAV、AIFF、ALAC、APE、MP3、WMA、OGG、WV、PTA、DCFだ。内蔵メモリは128GBで、Micro SDカードスロット、光出力、拡張機器支援などを備える。発売は2016年春頃になる見通しで、価格は24万円前後を予定しているという。
伊藤屋国際のXDuooブースでは、1万円以下という価格で注目を集めた「xDuoo X2」の後継機種「xDuoo X3」を出展。eイヤホンで12月19日より2万2800円(税込)で先行発売中だ。
前モデルのX2はハイレゾ非対応で、ストレージは32GBまでのMicro SDカード1枚差しのみ、再生可能ファイルフォーマットはAPE、FLAC、WAV、MP3、WMAだったのに対し、今回のX3はDACにCIRRUS LOGIC製のCS4398を採用し、24bit/192kHzのハイレゾ再生に対応。128GBのMicro SDカード対応デュアルスロットを搭載し、再生可能ファイルフォーマットがAPE、FLAC、WAV、MP3、WMAにDSD、ALAC、AIFF、ACCが追加された。本体の形状は細長い板状で、重さは100グラムだ。
価格も本体サイズも一回り大きくなったが、ハイレゾ再生に対応する低価格なコンパクトプレーヤーとしての魅力はさらに増している。
ヒビノインターサウンドのiBasso Audioブースでは、DACとしてCirrus Logic製「CS4398」を2基搭載した新型プレーヤー「DX80」を参考出展した。24bit/192kHzのPCM音源やネイティブDSD再生、USB-DAC機能に対応し、グランド分離の3.5ミリ4極ジャックを採用。ディスプレイは3.2インチ(480×800ピクセル)のIPS液晶を備え、ボディは縦長のデザインとなっている。
連続再生時間は検証中だが、兄弟機種となる「DX90J」よりも大きいバッテリーを搭載することで、同等(8.5時間)かそれ以上は確保できるという。価格は未定としながらも、4万円台を目指したいとのこと。
HIFIMAN JAPANブースでは、11月27日に発売したばかりの「RM901s」「RM801」や、参考出展となる「SuperMini」を展示。SuperMiniはDSD(DFF、DSF)、WAV、FLAC、AIFF、APE、MP3、OGG、AAC、WMA、ALACの再生に対応するコンパクトなプレーヤーで、音楽連続再生は約22時間となっている。
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