池上彰氏 現在の日米関係に苦言「国際貢献はアメリカへの貢献」
19日放送の「池上彰のニュースそうだったのか!!」(テレビ朝日系)でジャーナリストの池上彰氏が、現在の日米関係に苦言を呈した。
番組では、2015年と過去に起こった事件や出来事を比較して、戦後から現在に至る日本とアメリカの関係性をVTRで紹介した。
VTRは、1960年に結んだ新日米安全保障条約や、今年9月に成立した安全保障関連法などを取りあげた。日本がアメリカの保護を受ける一方で、戦争に巻き込まれる危険性を示唆し、「結局、昔も今もアメリカの言いなり!?」と締めくくっていた。
そして、VTRが一段落すると、池上氏は開口一番、「国際貢献という言葉は美しいんですけど、よく見るとアメリカへの貢献の部分がある」との説を唱えた。「東アジア情勢の緊迫化が高まると、(米国の介入で)日本がかえって巻き込まれることを心配する人がいるのも事実」だという。
また、話題の最後に、池上氏は「日本が弱かったときは、アメリカが『守ってあげますよ』って感じだった。それがだんだんアメリカの経済力が弱くなる一方、日本が強くなると『経済力強くなったんだから、何とかやれよ!』って言い方になってきた」と語った。続けて、「本当に平和を守るためには何ができるのかを、あらためて考えなければいけない時代に来ている」と持論を展開していた。
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番組では、2015年と過去に起こった事件や出来事を比較して、戦後から現在に至る日本とアメリカの関係性をVTRで紹介した。
VTRは、1960年に結んだ新日米安全保障条約や、今年9月に成立した安全保障関連法などを取りあげた。日本がアメリカの保護を受ける一方で、戦争に巻き込まれる危険性を示唆し、「結局、昔も今もアメリカの言いなり!?」と締めくくっていた。
そして、VTRが一段落すると、池上氏は開口一番、「国際貢献という言葉は美しいんですけど、よく見るとアメリカへの貢献の部分がある」との説を唱えた。「東アジア情勢の緊迫化が高まると、(米国の介入で)日本がかえって巻き込まれることを心配する人がいるのも事実」だという。
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