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 中華料理店チェーン「餃子(ギョーザ)の王将」は、安さとボリューム感のあるメニューが売りだった。それが、量を押し出さない新メニューを次々と出している。急成長させた前社長の大東隆行さんが銃撃事件で亡くなり、19日で1年がたった。あとを受けた渡辺直人社長は、「量から質」へ、大きくかじを切り始めた。

 お皿にてんこ盛りの焼(やき)めしが、税込みで500円以下。「餃子の王将」は量と安さをアピールしてきた。

 それが、変わり始めた。

 4月から「ジャストサイズメニュー」として、炒飯(チャーハン、税込み267円)やニラレバ炒め(同309円)などを、通常メニューのほぼ半分の量で出している。

 7月からは、上質さを強調した「極王(ごくおう)」シリーズを全国で始めた。半熟に焼き上げた卵をかけた天津飯は、黄身の色が濃い卵しか使わない。税込み680円は、普通の天津飯の475円(関西地区)より200円ほど高くした。

 渡辺社長は、新メニューをつくった理由を「お客さまが、『もう少しお金を出してもいいから、おいしいものを食べたい』と言うようになった」と説明する。