「和久峻三サスペンス・滝警部補の事件日誌 飛騨高山殺意の追憶」 2015.12.18


(祭り囃子)
(拍手)
(祭りのざわめき)
(祭り囃子)
(祭りのざわめき)
(滝耕平)ただいま〜。
(花森蝶子)おかえりなさ〜い。
今年も盛大だったそうですねぇ。
ええ無事八幡さまに奉納しました。
ああそれはご苦労さまでした。
さあさあ…。
ええ…。
フフフ…。
フフフ…お義母さんまた新しい新聞を契約したでしょう?分かりました?分かりますよ…廊下の洗剤増えてるじゃないですか。
ところで昨日お話した写真の方…。
またお見合いですか?私は再婚する気はないですよ。
昌子が死んでもう5年いつまでも独り身でいていいわけありませんよ。
いいんですよ昌子とも約束しました。
お義母さんのお世話は私が最後までみると…。
じゃあお断りしましょう。
耕平さんには似合いませんから…。
〜ほう…な〜んだ…〜今までの中で一番美人じゃないか。
〜〜フッ…フフフ…。

(祭り囃子)
(田口薫)さあ2人で一緒にひと息で吹き消すんだよ!結婚20周年おめでとう!
(田口国子)ありがとう。
(田口信吉)年が明けたら薫の二十歳の誕生日を盛大にしなきゃ…な。
うん。
もうそうなるのねぇ。
早いものね…。
そうだね。
じゃあ早速食べましょう!ではローソクを取りますよ〜。
おいしそう!じゃあいただきましょう。

(小鳥のさえずり)
(運転手)おはようございます。
(沢村宗一)おはよう。
(沢村世津子)行ってらっしゃいませ。
(車の発進音)行ってらっしゃい。
気をつけて…。
(沢村光二)うん。
念書はお返しします。
おい田口!オマエ何言ってるんだ?
(女子社員)失礼します。
社長お出かけの時間です。
分かった。
念書は持ってろ!な…。
今夜もう一度話しよう。

(地面に叩きつけられる音)〜
(小鳥のさえずり)昨日はお祭り…今日は釣り。
たまの非番なのに忙しいこと…。
ヘヘヘ…今夜の岩魚楽しみにしててください。
お義母さんの好きな骨酒もねハハハ…。
・おはようございます。
はい…お待ちください。
〜木戸さんからお電話。
〜〜ああ俺だよ。
〜分かったすぐ行く。
〜すみません…。
で…場所はどこだ?うん…うん…。
これだもの…刑事さんのところにお嫁さんなんてくるわけないわよねぇ。
(パトカーのサイレン)ご苦労さんです。
おう。
(北野刑事)折角のお休みなのに…。
いや。
(西園刑事)上から落下したようです。
事件性は?・ありませんね。
(嶋刑事)自殺でしょう。
どうしてだ?屋上に靴がきちんとそろえてありましたから。
そうか…自殺か。
(川本刑事)身元なんですが「沢宗酒造」の経理部長で田口信吉さんです。
沢宗…?あの造り酒屋のか?はい。
木戸!
(木戸刑事)あ滝さんご苦労さまです。
オマエの電話で岩魚はパアだよ!すみません。
ここは沢宗が契約してる駐車場です。
滝さん…これって刑事課が出張るほどの事件じゃなさそうですけどね…。
(岩崎鑑識員)ああ滝さん!おう岩ちゃん。
ホトケの所持品です。
はいご苦労さん。
お父さん!うう〜っ!お父さ〜ん!!…あなた!お父さん!あなたにとって私と過ごした20年間は何だったんですか?〜お…お父さん…。
〜〜《事件性は薄く自殺と思われた。
しかし妻の声が私の胸に突き刺さった。
「あなたにとって私と過ごした20年間は何だったんですか?」この言葉は最愛の夫の死をまえにして語りかける言葉ではない。
私は死んだ男の人生…その20年が知りたくなった》〜
(小鳥のさえずり)
(黒坂和俊)しかし驚いたなぁ田口が自殺するなんて…。
社長も大変だな…。
金の管理…全部任せてあったんだろう?そうなんだよ。

(光二)失礼します。
はい。
飛騨高山署の方がお見えです。
まあ…力落とさず頑張ってな。
ああ。
飛騨高山署刑事課の滝です。
社長の沢村宗一です。
お取り込みのところ申し訳ありません。
田口の件ですか?はい。
私も…驚いてるんですよ。
今案内してくれたのは弟さんですってね?ええ…光二といいます。
まどうぞ…。
今出て行かれた方は?同業の黒坂といいます。
田口のことを聞いて心配して駆けつけたんですが心配っていうのは口実で何を考えているんだか…。
田口さんの昨夜の行動をお聞きしたいんですが…。
よろしくお願いします。
ああ俺に任してくれ。
また今度な…。
すみません…飛騨高山署の木戸と申しますが亡くなった田口さんについてお聞きしたいんですが…。
おしまいだよ沢宗も…。
えっ?田口は沢宗には惜しい男だった…。
20年…いやもっとだ沢宗を支えてきたんだよ。
可哀想に…最後は自殺かよ!「会社の金5,000万円を勝手に使いました。
私ひとりの責任です。
社長をはじめみなさまにご迷惑をおかけしました」…。
25日…一昨日ですね。
〜〜5,000万円…勝手に…。
使い込みですか?〜〜滝さん!おう。
田口さん評判いいですね。
沢宗を支えてきた人だそうです。
評判がよくて使い込みか…。
人は見かけによらないと…。
あの社長の弟随分年齢が離れてるな。
ええ…義理の兄弟なんです。
弟の光二は先代社長の2番目のカミさんの子だそうです。
義理の弟か…。
母親は世津子といいまして沢村家に光二と一緒に住んでいます。
(小鳥のさえずり)ああおかえりなさいお疲れでしょう。
(沢村明代)お義母さま留守の間いろいろとありがとうございます。
いいえ…ご実家のお母さまいかがでしたか?安静にしてるだけで良くもならないし悪くも…。
そう…呼び戻せって宗一さんがおっしゃるので…。
ごめんなさい。
いいんです。
沢宗では主人がすべてですから…。
(西園)亡くなられた田口信吉さんは61歳。
沢宗酒造に勤続46年の生え抜きの経理部長でした。
趣味は短歌で10年ほど前から町でも有名な同人誌楓の会員になっています。
家族構成は妻国子47歳。
娘薫19歳。
彼女は私立の短期大学へ通ってます。
(木戸)田口国子さんは20年前沢宗に勤めていたそうです。
職場結婚です。
仲人は先代社長夫婦です。
では次に沢宗酒造について説明します。
創業は江戸時代文化文政期200年を超える老舗です。
資本金は3,000万円。
因に地酒の沢能宗は全国のコンクールで金賞を受賞してます。
(五十嵐刑事課長)沢能宗はうまい!はい。
飛騨牛の味噌焼きでいくらでも…。
冷やがいいね。
(西園の咳払い)後にしなさい!…以上です。
田口さんの昨夜の行動はどうなの?
(北野)はい…午後5時退社後6時から8時までは業者と打ち合わせをしています。
その後死亡した現場までの足取りはつかめていません。
腕時計が10時30分で停止していました。
我々鑑識も死亡推定時刻はその頃だと…。
横領と経理部長の死よくある話じゃないの…。
追い詰められて自殺滝…自殺で決まりだ!滝さん…課長のおっしゃるとおりです。
自殺で決定ですよ!ちょ…ちょっと待ってくださいよ。
田口さんが横領したとされる5,000万円は個人の使い込みの額としては多すぎる気がします。
それに田口さんの人柄評判を総合してみると使い込みをするような人とは思えません。
う〜ん…。
(ドアが開く音)
(国子)会社のお金を横領…?はい…5,000万円ほど。
嘘です!父がそんなことするはずありません!何か心当たりはありませんか?主人は沢宗を裏切るような人ではありません!横領だなんて…。
遺留品のうちケータイ電話はお預かりしてます。
発信記録その他捜査上知りたいことがありますので…。
遺品で無くなってるものはありませんか?例えば…財布の中身とか。
あっ!手帳が…。
私が去年父の誕生日に贈った手帳が無いんです。
手帳?短歌用の原稿用紙の手帳です。
お母さん…。
主人の書斎の机の上にこれが置いてありました。
〜これは私が贈った手帳を破いて書いたものです。
〜〜
(木戸)何ですかね…これ。
〜これお預かりしてよろしいでしょうか?〜どうぞ。
はいでは…。
〜何ですかね?「東風吹かば…」って。
「東風吹かば…」東風と書いてこちと読むんだよ。
こち?菅原道真が九州の大宰府に流された時に詠んだ和歌だ。
京の屋敷に残してきた梅の木に向かって「春風が吹いてきたら私がいなくなっても忘れずに花を咲かせるのだぞそしてそのかぐわしい香りを大宰府にまで届けてくれよ」とうたったものだよ。
ふ〜ん。
もしかしたら遺書かもしれないな。
えっ!それって…ダイイングメッセージってやつですか?
(パトカーのサイレン)田口信吉さんについて報告します。
身寄りのなかった田口さんは幼い頃沢宗に下働きとして引き取られました。
先代社長:これからウチで一生懸命働くんだぞ。
いいな?分かりました。
よろしくお願いします〜
(西園)先代社長は陰ひなたなく働く田口さんにほれ込んだそうです。
「勉強しろ…学問を身につけろ」と言って高校大学の通信講座を受けさせたそうです。
そして20年前41歳の時それまで会社一筋で独り身を貫いてきた田口さんは先代社長の強い薦めもあって当時沢宗で働いていた国子さんと結婚しました。
随分年齢の離れた夫婦だなぁ。
先代の言葉は絶対だったそうです。
あなたにとって私と過ごした20年間は何だったんですか?田口さんのケータイの発信記録を調べた結果組関係の事務所に土日に限って頻繁に電話をかけていたようです。
競馬のノミ行為をしていたものと思われます。
それだ!金に困ってた原因は…。
遺書と和歌は同一人の手によるものです。
やはりそうだったか…。
いやあご苦労さん。
はいっ!滝…ここまでだ。
直筆の遺書が出てきたらおしまいだ!課長の勘はピタリ!さすがです。

(宗一)明代!お茶どうした?あの…お構いなく。
遅くなって申し訳ございません。
まったく…お茶1杯いれるのにどれだけ待たせれば気がすむんだ!妻の明代です。
ああどうも。
グズグズするな!あぁもう自分で…。
すみません。
あそれからここに座ってろ。
お呼びですか?ああ…刑事さんだ。
義理の母の世津子です。
ああ…田口さんと国子さんの仲人をなさいましたね?はい…もう20年も昔のことです。
先代は縁結びのお好きな方でした。
刑事さん…ご用件は何ですか?田口さんは横領した金を何に使ったんでしょう?そんなこと知るわけないでしょう!私どもの調べたところギャンブル好きで競馬のノミ行為をされてましてね…。
沢村さん昨夜10時30分頃はどこにいました?平湯です…奥飛騨の「平湯温泉」…。
組合の会合がありましてね。
奥さまは?実家です…母親の健康がすぐれませんので…。
今朝知らせを受けて慌てて戻ってきました。
明代もね…心臓が悪いんですよ。
…ん?ああどうも…。
耕平さん…。
あ!フフフ…すみません。
《短歌を詠み誰からも愛されていたという〜田口信吉…そんな男が会社の金を〜5,000万円も使い込み自殺などするだろうか?〜そしてひと回り以上も若い妻…。
〜どうしても20年前が知りたくなった。
〜手帳はどこへ消えたのだ?》〜〜
(町の騒音)飛騨高山署の者ですが社長にお目にかかりたいのですが…。
お話…白紙に戻していただきたいんです。
なんだと?沢宗の職人たちを裏切れないんです。
沢宗はおしまいだ。
宗一社長じゃ駄目だ。
ですから僕が…。
オマエ…田口みたいになっちまうぞ。
それでもいいのか!どういうご関係です?引き抜いていたんですよ。
なにも沈む船に残ることはないって…。
沈む船?沢宗は田口で保っていたんです。
田口がいなくなれば誰がみても…。
それでキミは?僕の手で沢宗は沈ませませんとお断りしました。
田口さんは評判はいいんですがギャンブル好きだったようですね?暴力団のノミ屋へ10万円単位で入れてたそうですね?刑事さん…そんなこと真に受けてるんですか?・黒坂誠:ナイス・ショット!さすが兄さん!〜こんなに…?〜いいから黙って入れろ!〜〜はいはい…社長!アンタの番よ〜。
〜午後は巻き返しますよ。
レート倍にしませんか?〜・
(黒坂)いいですよ。
〜〜高山の田口です。
メーン・レースお願いします〜
(黒坂)田口はノミ屋の窓口になっていただけですよ。
〜それに沢宗さん…半端じゃないですからね。
〜ゴルフの賭けでも1ホール万円単位ですよ。

(光二)私はこれで…。
あの…すみません。
一昨日の夜10時半頃はどこにいました?職人たちと呑んでました。
黒坂さん…一昨日の夜はどちらに?組合の会合で平湯の「平湯館」です。
沢宗さんの社長も一緒です。
もっとも会合が終わればフリーですからね。
みんな羽根を伸ばしてどこへいこうと勝手です。
沢宗の社長も?決まってるじゃないですか。
あの人はそれが楽しみなんですから。
コレ別の宿に呼んでるんですよ。
末広通りのスナック「黒ネコ」のママルミ。
う〜んキミが噂の「黒ネコ」のママさんか。
(ルミ)ルミです。
沢宗の社長…さすが目が高い。
フフフ刑事さんお世辞うまいわ。
いや…そのネックレス似合ってる。
ホント?ありがとうフフフ。
一昨日は社長さんと一緒だったよね?ええ。
組合の会合の後で…。
ヒミツの場所でね。
オマエ…それどこだよっ!なによアンタには喋らない!あ〜っ!おい!これは大事なことなんだ。
キミの証言次第で社長さんが不利になるかもしれないんだ。
ほら言えよっ!刑事さんに教えてあげる。
うん。
平湯温泉よ。
「岡田旅館」…。
組合の会合が終わって抜け出してきたの。
何時頃に?う〜ん9時すぎかな。
それから朝まで一緒だったわ。
朝までずっと?そうよ。
フフフ…。
いけない?イヤウフフ…。

(仲居)確かに沢宗さまは9時すぎにおみえになりました。
ウチの常連さまです。
なるほど…。
じゃもしかしてこの人も?〜お二人別々におみえになりました。
〜それにしてもこのお二人ちょくちょく〜いらっしゃるんですよおしのびで。

(読経)
(木戸)黒坂は沢宗の暖簾を狙っていると噂されています。
なにせ名酒「沢能宗」が手に入れば全国区になりますからねぇ。
(読経)
(読経と鉦の音)
(読経)光二さんはどうして足が不自由なんだ?子供の頃なんらかの理由で大怪我をしたそうですが誰も詳しいことは知らないみたいです。
ちょっといいですか?ご主人は田口さんに横領までされてるのにとても寛大だと思いますがなぜですか?詳しいことは知りませんが私が沢村家に嫁いでくる前20年前ですが沢宗が危機を迎えた時それを救ってくださったのが田口さんだったそうです。
ほう…。
社長を含めて沢宗は田口さんに恩義があるんです。
田口さんに恩義が?〜《20年前…?》〜滝だ。
〜西園です。
念のために平湯のタクシー会社で調べてみましたら田口さんが死亡した夜の10時頃沢村宗一らしき男を〜平湯から高山まで乗せてますね。
〜えっホントか!?〜
(ルミ)ごめんなさい!昨日の朝社長さんから電話がかかってきてずっと一緒にいたことにしてくれって頼まれたんですよ。
社長さんがお部屋を出たのは10時です。
帰ってきたのは夜中の12時半です。
待ちくたびれて時計見たから覚えてるんです。
部屋を出たのは本当に10時だな?テレビのニュースが始まったんで…。
平湯から高山まで1時間弱かかりますからねぇ。
平湯を10時に出たんであればどんなに急いでも10時30分には戻れませんよ。
うん…。
だが高山に戻ったのは事実だ。
嘘…?「黒ネコ」のルミさんから聞きましたよ。
10時に平湯の宿を出たそうじゃないですか。
刑事さんのおっしゃるとおりです。
確かに戻って来ました。
田口に会うためです。
しかし会えませんでした。
沢村さん…証人はいますか?義母に聞いてください。
戻って来た目的は何です?田口が「相談したいことがある」と言うんで…。
それは横領の件ですね?田口さんが横領したことになってる5,000万円は本当はあなたが使ったんじゃないんですか?田口さんはあなたの横領をあたかも〜自分がしたことのごとく装ってた。
〜誰が…誰がそんなことを…。
〜〜俺が田口を殺したとでも思ってんじゃないだろうな!〜〜バカな!あの夜は田口に会っちゃいない!〜〜不愉快だ。
帰ってくれ。
〜帰ってくれっ!〜確かに宗一さんは11時に戻られました。
田口さんに会うためです。
でもお会いになれませんでした。
(木戸)会えなかった?はい。
でその後どこかにお電話されてまたすぐに出かけられました。
(小鳥のさえずり)薫!これお願い。
はい。
田口さんは20年前沢宗の危機を救ったと伺ってますが?誰がそんなことを?明代さんです。
私は知りません。
20年前といえばお二人が結婚された頃ですよね?「私と過ごした20年間は何だったんですか?」。
あなた田口さんの遺体に向かってそう語りかけた。
あなたたちにとって20年間とは何だったんですか?お聞かせ願えませんか?〜私と一緒になって後悔してませんか?〜
(田口)うん?〜それまで好きでもなかった私と先代社長のひと言で…。
〜〜オマエのほうこそどうなんだ。
俺でよかったのか?〜俺のほうこそオマエに聞いてみたかった。
〜私は…幸せでした。

(2人の笑う声)〜オマエが幸せなら俺は何も言うことはないよ〜
(2人の笑う声)〜
(小鳥のさえずり)お二人とも後悔のない20年…。
幸せだったんですね。
もう一度お訊きしますが20年前に田口さんが沢宗の危機を救ったというのはどういうことなんです?あぁ薫さん…。
はい。
お返ししておきます。
これはお父さんがあなたたちに何かを伝え残そうとしたものだと思われますが…。
よく分かりません。
ああ。
あお父さんの手帳みつかりましたか?いいえ。
もしかしたらあの手帳には事件の真相か何か書かれてるかもしれませんよね?ああ。
その可能性…大ですね。
(西園)沢村が動き出しました。
了解!〜
(案内放送)本日は西穂高ロープウェーにお越しくださいましてまことにありがとうございます。
ただいまより上り「西穂高口駅」行きの改札を行います。
ご乗車のお客さまは「しらかば平駅」改札口までお越しくださいませ。

(ロープウェーのゴンドラの動き出す音)
(ゴンドラの走行音)
(ゴンドラの走行音)
(ガイドの声)鉄塔を通過する際にはゴンドラが揺れますのでお足もとにくれぐれもご注意くださいませ。
下り「ウェストン号」とすれ違いでございます。
すれ違いの速さをご覧くださいませ。
クソッ!〜これはお父さんが〜あなたたちに何かを伝え残そうとしたものだと思われますが…〜バカもん!まったく何年デカやってんだっ!
(嶋)でも臭いますねぇ。
宗一の行動…おかしいですよ。
うん!田口の使い込みも宗一の身代わりだというしホステスルミの証言でアリバイもくずれた。
任意で呼ぶか。
課長!宗一が怪しいとおっしゃってますけど田口さんの件は自殺だとおっしゃってたじゃないですか。
状況が変わったんだ。
状況が変われば考え方も変わる!そうですよ変わるんだよ。
任意で呼びましょう!よう!どうだ沢宗の20年前のこと何か判ったか?いいえ。
沢宗の社歴には何も載ってませんし事件らしいことも…。
滝!何か言いたいことでもあるのか!どうやら今回の事件は沢宗の20年前にさかのぼる必要がありそうですね。
20年20年…ほらほらほら…!えぇ?20年前に何が起きても時効だろう!掘り起こして何があるっていうんだよっ!そうですよ。
課長の言うとおりです。
時効時効ですよ!あの…そういえば沢村宗一と同じロープウェーのゴンドラに田口国子が乗ってたんですけどこれって単なる偶然ですかね。
オマエは余計なことを考えるな!沢村宗一を任意で引っ張ってこい!はい!・はい刑事課。
えっ何だってっ!?〜〜何があったんだ…!?
(パトカーのサイレン)
(カメラのシャッター音)
(カメラのシャッター音)
(パトカーのサイレン)岩ちゃん!死因は判ったか?毒物のようですが解剖しないと判りません。
死亡推定時刻ですが…死後硬直から察して死後3時間が経過したと思われます。
午後8時前後ってとこですか…。
このような時に申し訳ございません。
奥さんは8時頃はどこにおられましたか?具合が悪かったので掛かりつけのお医者さんに注射を打っていただきやすんでおりました。
僕は職人たちと一緒にいました。
ああ。
えぇどちらで?会社ですか?あなたが第一発見者だそうですね?はい。
帰宅してみると洋間に電気が点いていたのでのぞいてみたら…。
外出ですか。
どちらへ?田口さんのお宅です。
お線香をあげにいってまいりました。
奥さん!明代さん!
(木戸)どうされました?母さん…。
光ニ!冷たい水を…。
大丈夫ですか?すみません。
ハアハア…。
《造り酒屋沢宗の経理部長…田口さんの死は〜自殺と思われていたが他殺の臭いがしてきた。
〜しかもその田口さんが横領したといわれている5,000万円も〜実は社長の沢村宗一ではないかという線も出てきた。
〜そんなやさき宗一が毒を飲んで死んだ。
〜〜自殺か…他殺か…〜〜どちらなのか…?》〜えぇ沢村宗一さんの死因は砒素によるものでした。
ヒソ!?現場にあったデカンタ…ワインを入れたものですがその中からも致死量の砒素が検出されました。
自殺だな。
我々に追い詰められて逃げ切れないと思ったんだな。
同業の黒坂という線はありませんか?アリバイがある。
事件のあった時刻は京都の業者と商談をしてるんだ。
ほら見ろ。
沢村家に関係ある者はみんなアリバイがある。
他殺の線はない自殺だ!おい沢村家へ張り込んでたな?はい。
夕方の5時33分に明代夫人がタクシーを呼んで外出。
行き先は深谷医院でした。
宗一に関しては6時10分に帰宅。
その1時間後7時13分世津子外出します。
10時35分世津子が帰宅。
その直後現場を発見して通報したものと思われます。
つまり死亡推定時刻の8時に家にいた者は宗一だけだ。
ええ。
滝自殺で決まりだ。
ここまでだ。
ご苦労さん!
(嶋)お疲れさん。
〜昨日沢宗の社長と奥飛騨で会われましたね?どんなお話を?呼び出したのは社長さんのほうです。
念書…?何ですかそれは。
オマエ知らないのか?田口が亡くなる前の日「俺は薫を養女に欲しい。
いずれ沢宗を継がせるつもりだ」と念書に書いて渡したんだ。
田口も一度は承知した。
だが翌日になるとその件だけはきけないと断ってきた。
オマエを呼んだのは他でもない。
薫を沢宗にくれないか?オマエも知ってのとおり俺と明代には子供がいない。
こうしてオマエに頭を下げるしかないんだ。
薫には誰かと結婚させていずれ必ず沢宗を継がせる。
田口がお断りしたのなら私も…。
国子…田口さんが横領問題を起こして沢宗に莫大な損失を与えたと言われているのになぜ社長は薫さんの養女の件を持ち出すんですか?それが20年前に田口さんが沢宗を救ったということにつながるんですか?話していただけませんか?薫…。
お母さん話して私も知りたい。
なんで私が沢宗の養女になるの?なんで社長が念書なんか書くの?あなたにもいつかは話そうと思ってたの。
驚かないでね。
20年前お母さんは沢宗で働いていました。
その時宗一さんを愛していました。
〜宗一さんもお母さんを愛して…。
〜〜それであなたを身ごもったのよ。
〜〜当時沢宗は危機でした。
〜経営につまずいて銀行からの融資も止まっていたんです。
〜その時明代奥さまと宗一さんとの婚約が持ち上がったんです。
〜奥さまの実家は木曾の材木問屋でした。
〜〜実家からの援助が約束されていて〜そのお金があれば沢宗は立ち直れるんです。
〜〜でも私との不祥事が公になれば〜婚約も破棄され援助もなくなります。
〜沢宗は倒産するしかなかったんです。
〜〜田口は沢宗の危機を救うために〜先代社長の頼みを受けて私との結婚を承知しました。
〜〜私は田口にひとつだけ条件を出しました。
〜〜お腹にいる子を産みたいと…。
〜〜もうイヤ!やめてお母さんなんて嫌い!〜薫!〜〜いずれ話さなければと田口とも決めていたんです。
〜〜でもこれでよかったんですかね…。
〜〜西園さん!
(西園)え?なに?ちょっとこれ見てください。
砒素を扱うところの中に白アリ駆除会社があるんですが高山周辺で検索したところ黒坂の弟の会社があります。
(黒坂)バカヤロー!
(誠)すみません。
ボケ!オマエの管理がずさんだからこういうことになるんだよ!いつも言ってるだろう!すみません!兄さん申し訳ありません!まったくもう!それでいつ紛失したんだ?
(誠)いやあ分かりません。
今朝のぞいて見たら…。
なぜ届けなかった?いつ消えたのか分からなかった…。
すみません!オマエに任すんじゃなかったよ。
すみません兄さん!ごめんなさい。
(誠)すみませんでした。
申し訳ありません!
(小鳥のさえずり)
(車の止まる音)刑事さん…。
お出かけですか?静養を兼ねて実家のほうへ。
いろいろと考えてみようと思いまして。
不謹慎ですが夫が亡くなってもう一度自分を見つめ直してみたくなったんです。
なにか…?20年前の話も含めてどうしても沢宗のことを知りたいんです。
どんなことでもいいんです。
教えていただけませんか?先日もお話いたしましたが詳しいことは分かりません。
繁造さんがたしかまだ…。
繁造さん?10年前まで沢宗で働いていた職人です。
あの人なら沢宗のこと詳しいんじゃないかと思います。
繁造さん…今どこにおられます?〜
(繁造)沢宗のことかね?田口さんが自殺したね。
ええ。
そのことを調べているのかね?ええまあ…。
田口さんはどんな人だったのかと思いましてね。
ああ真面目な人じゃった。
20年前先代社長の仲人で国子さんと結婚してますね?ああ盛大だった。
わしらもよばれたからよく覚えておる。
わしらのような職人までよんだのは世津子さんのひと言があったからだ。
世津子さん?ああそうだよ。
あの人も苦労人だからわしらのような者のことまで気が回るんだ。
苦労人?ああ…。
あの人は野麦村の生まれでな不幸だったんだよ生い立ちが…。
病気がちな母親に育てられて小さい頃は食うものもなかったそうだ。
それでも先代社長のお妾さんになって間もなく正妻さんが亡くなったんで沢宗の奥さんに収まったんじゃ。
ところがそれをよく思わない者がいた。
いじめて追い出そうとした…見ちゃおれんかったわ。
いじめられた…誰にです?これ以上はわしの口から言うわけにはいかん。
(祭り囃子)この祠はお父さんの守り神様なんだ。
オマエがお母さんのお腹の中にいた時も「元気な子供ができますように」とお祈りをしたんだよ
(祭り囃子)梅の花…。
〜薫さんは?捜してるんですが…。
そうですか…。
すみません私のせいで薫さんまで。
いいえ。
国子さん…宗一さんが亡くなられた夜沢村世津子さんがお宅に寄られたそうですね?はあ…。
どんな話をされました?あの時奥さん突然おみえになって…。
ありがとうございます。
奥様にお線香をあげていただいて田口も喜んでいると思います。
20年前のこと薫さんには話されていませんよね?はい。
そうそれでいいんです。
薫さんは田口さんの娘さんのままで。
宗一さんと明代さんにはお子さんがいません。
宗一さんに万一のことがあったら沢宗の八代目は光ニが継ぎます。
明代さんはあのとおりの体。
とても沢宗の社長は務まりません。
光ニには薫さんを粗末にしてはいけないとよく言い聞かせておきます世津子さんが八代目は光ニさんだと?はい。
怖い顔して。
桔梗お待たせしました。
ご苦労さんあの花瓶に…。
フィルムは入れ替えておきますからね。
よし始めるぞ。
(一同)はい!
(エアコンの始動する音)〜父の手帳が見つかりました。
〜〜なんで殺したんですか?〜〜言いたくなければいいんです。
警察へ行きます。
〜〜
(車のドアが開く音)沢村宗一は自殺ではありませんでした。
死亡推定時刻が偽装されていました。
現場検証の際エアコンのリモコン・スイッチを確認しましたところ30℃に設定されていました。
しかし現場検証時の室温は21℃でした。
おそらくこれは何時間かのタイマー設定をしたものと思われます。
これは何を意味するのか…。
この写真は部屋で枯れていた桔梗の花です。
明代さんに聞いたところこの桔梗は当日の午後に購入してきたものだそうです。
通常桔梗というものは切り花の場合2〜3日は保つものだそうです。
それがなぜこんな短時間に枯れてしまったのか…。
そこで我々は実験をしてみました。
それで?30℃の室温だと桔梗の花はどうなるのか?〜
(シャッター音)〜2時間で枯れました。
〜つまり部屋は一定時間〜30℃に暖められていたことを証明します。

(五十嵐)それで何が分かるんだ?〜沢村宗一の正確な死亡時刻です。
〜しかしそれは…。
〜岩崎君。
直腸内温度と死亡時刻の関係を説明してくれ。
〜はい。
〜私たち鑑識は遺体発見と同時に直腸内の温度を計ります。
〜お尻の穴に体温計を差し込む方法です。
〜現場検証時に直腸内の温度は35℃でした。
〜〜その時の部屋の温度が21℃…なので〜体温が37℃から35℃まで2℃落ちるには〜3時間かかります。
〜よって死亡推定時刻を8時に設定しました。
〜しかし室内の温度が30℃だったわけですから〜体温が2℃下がるには約1時間多く〜4時間が必要です。
〜したがって死亡推定時刻は8時から7時に変更します。
〜〜つまり沢村宗一は何者かによって殺害されその体をエアコンで暖められ死亡推定時刻を偽装されたことになります。
それで犯行可能な者は誰だ?〜〜沢村世津子です。
世津子は7時に沢村宗一を殺害何食わぬ顔で家を出て田口家を訪問死亡時刻8時のアリバイを作っていたんです。
あの女!・滝さん電話です。
滝です。

(園子)薫が薫がまだ戻って来ないんです。
・ケータイにも出ないんです。
奥さんどうか落ちついてください。
はいあ滝さん。
はい。
世津子はまだ戻りません。
〜光二が今出ていきます。
〜光二さんちょっと待ってください!〜おふくろさんはどこにいる?薫さんと一緒かもしれない。
薫さんと?光二さん…お願い。
薫はどこ?おふくろさんが君のためにまた殺人を犯すかもしれないんだ。
僕のために…。
そう…僕のためなんですよね。
僕知ってました。
宗一兄さんが死んだ夜…。

(光二)おふくろが〜涙流してたんです。
その時知ったんです。
〜おふくろが宗一兄さんを〜殺したんだと…。
〜おふくろが〜宗一兄さんのために涙を流すはずが〜ありませんからね。
〜砒素は黒坂さんの弟の会社から盗んだんじゃないかと…。
黒坂:いつも言ってるじゃないか!
(誠)すみません兄さん。
申し訳ありません。
まったくもう…でもそんなこと怖くて聞けなかったんです。
お母さんはどこなの?ね〜…。
母さん…。
(繁造の声)あの人は野麦村の生まれでな…。
不幸だったんだよ生い立ちが…。
野麦村…。
お母さんは…野麦村だな?
(鈴虫の鳴き声)
(風の音)なぜ父を殺したんですか?どうして私だと…?父の手帳に書いてありました。
どうして時間と場所を変えたんですか?父と会って…。
(パトカーのサイレン)あれさえ見なければ…。
あれさえ見なければ何も起こらなかったかもしれない。
宗一:沢宗を救うためだ。
このとおり…。
社長…。
田口頼む。
社長…顔を…顔をあげてください。
私は沢宗のためなら何でもします。
社長の罪をすべてかぶって警察へ自首します。
そうか分かってくれるか。
はい。
まあ座れ。
さあ座ってくれ。
これが始末書の下書きだ。
このとおりに書いてくれればいい。
承知しました。
ハハハ…。
ただかぶってくれとは言わん。
薫を養女として沢村家に迎え入れゆくゆくは誰かと添わせて沢宗八代目を継がせる。
薫を…!?そうだ。
薫は沢宗八代目社長夫人だ。
ほれ…。
念書も書いてある。
オマエの心配は何だ?光二か?光二なら沢宗とは関係ないぞ。
妾の子だからな。
いずれ母親とともにここからも叩き出すつもりだ。
・ハハハ…〜念書だけは〜許せなかった。
奪いとって破り捨てて〜しまいたかった。
〜翌日宗一さんから〜電話があって「田口さんが11時に〜行くから」と言われて…。
私はその30分前に〜駐車場に田口さんを〜呼び出した。
〜こんなところへ何ですか?宗一さんから預かってるものがありますよね?えっ!?私は沢宗のことなら何でも知ってるんですよ。
あなたが宗一さんの身代わりに自首しようとしていることまで。
あなたも私も宗一さんの踏み石なんですよ。
踏まれても蹴られてもじっと耐えてきた。
でももうこれ以上宗一さんのいいなりにはさせません。
さあ…念書を渡してください。
あんな社長でも私にとっては掛けがえのない沢宗の七代目なんです。
あなたのように簡単には…。
〜あなたは〜可哀想な人だ。
〜さあ…さっさと〜念書を渡しなさい。
〜あ〜っ!〜〜ひどい!
(パトカーのサイレン)
(サイレン)鬼っ…!そう…鬼かもしれない。
思いを遂げるためなら何だってする。
手段を選ばない。
そうね…鬼ね…。
う〜っ。
(戸を開ける音)やめろ!やめるんだ!死なせて〜!甘えるな!死んですべてが清算されると思うな!公正な裁きを受けてきちんと罪を償うんだ。
薫…!お母さ〜ん!母さん!なんでこんなことをしたの?やっと掴んだ沢宗の居場所を手放したくなかったの。
もうあの時のような貧しい生活には戻りたくなかった。
〜43年前私はここで〜暮らしてたの。

(咳込む声)〜
(激しく咳込む声)〜15歳でここを捨てて〜都会へ出た。
二十歳の時沢宗の〜先代社長と出会って高山へ来た。
〜幸せになれそう…〜運が開けてきそう…そう思ったわ。
〜〜
(蝉の声)奥さんが亡くなり〜幼い光二を連れて沢村家の正式な後妻に〜収まることができた。
この幸せは絶対に〜手放すものかと誓ったわ。
〜ところが〜先代が亡くなると…。
こらっ!何やってんだ!邪魔するんじゃない!コイツ!
(箱が崩れ落ちる音)
(光二)痛い〜!痛いよ〜っ!
(泣き声)光二!光二〜!光二はその時の怪我が因で足を悪くしたのよ。
(泣き声)私が沢村の家にこだわったばかりに…。
その時から光二を沢宗の八代目に据えることだけが私の生きがいになった。
どんなことがあっても居座ってやる。
耐えてみせる。
光二が八代目になるその日までって…。
なんで…?僕は沢宗が好きです。
それ以上に母さんのことが…。
なんでこんなことに?この砒素は黒坂の弟の工場にあったものですね?はい…。
田口を殺ったのはアンタだろう?1人殺るのも2人殺るのも同じだ。
光二を沢宗の次期社長にしたいんだよね?〜どうしても薫さんに沢宗を渡すおつもりですか?なぜそれを?こんなものこの世にあっては困るんです。
〜ふん…。
〜〜オマエらなんかいつだって〜叩き出せるんだ。
〜八代目の社長は〜光二ですから。
〜う〜っ…〜〜
(西園)沢村さん行きましょう。
母さん!〜母さんをそんなにまで〜させたのは僕のせいなんだね?〜僕が黒坂に〜声をかけられて沢宗を捨てようかどうか〜迷っていた時にオマエには沢宗がある。
〜沢宗はオマエのものだと言ったよね。
〜〜あの時から〜僕のために沢宗を宗一兄さんから〜奪おうと…。
そうなんだね?〜〜沢宗はもともと〜先代の血をひいている〜オマエのものだったんだよ。
違うよ…母さん。
〜僕には沢宗よりも〜母さんが大切なんだよ。
光二…。
〜〜母親って〜悲しいものですね。
〜世津子さんあなたが〜光二さんを愛してるように田口さんも薫さんを〜愛していたんですよ。

(黒坂)離せって言ってんだろう!
(パトカーのサイレン)〜
(田口の声)沢宗を〜救うためならなんでもするつもりだった。
〜社長の罪をすべてかぶって〜自首することも。
しかし薫を養女にすること〜だけはできない。
薫は私と国子の娘だ。
〜〜私のお父さんは田口信吉です。
お母さんは田口国子です。
薫…。
田口さんはこんなにいい奥さんとこんなにいい娘さんに恵まれてこの20年…幸せだったと思いますよ。
〜お義母さんもういいかげんにしませんか。
たまには思い切りつきあってもらわないとね…。
何か言いました?〜いいえなんにも…。
そういえば耕平さん〜この人どうかしら?また見合いですか?〜〜あ〜…。
〜あれ…!〜新しい奥さんが来ても〜耕平さんと私いい親子で〜いられるわよね?新しい奥さんなんて〜来ませんよ。
〜《古都飛騨高山に〜平和が戻った。
この町に〜事件は似合わない。
間もなく冬…。
〜安らぎと〜うまい酒の季節である》〜2015/12/18(金) 13:00〜15:00
テレビ大阪1
「和久峻三サスペンス・滝警部補の事件日誌 飛騨高山殺意の追憶」[字]

老舗造り酒屋を舞台に、20年の時を経て繰り広げられる、欲と錯綜する人間関係が招いた事件の真相とは…。密室殺人のトリックに滝警部補が挑む。

詳細情報
番組内容
飛騨高山の老舗造り酒屋の経理部長・田口信吉が転落死した。「5000万円を横領し迷惑をかけた」という遺書が発見され、どちらも田口の直筆であることから、自殺と思われた。しかし、飛騨高山署の警部補・滝耕平は他殺の可能性を捨てきれずにいた。「46年間会社を支えてきた」といわれ、周囲にも評判の良かった男が何故?
出演者
滝耕平…古谷一行
 田口国子…美保純
 沢村世津子…山口果林
 田口薫…金子さやか
 沢村宗一…矢島健一
 田口信吉…船戸順
 黒坂和俊…鈴木ヒロミツ
 沢村光二…林泰文
 沢村明代…橘ゆかり
 花森蝶子…草村礼子   ほか
原作脚本
【原作】和久峻三
【脚本】中野顕彰
監督・演出
【監督】吉本潤

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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サンプリングレート : 48kHz

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