ダウントン・アビー3 華麗なる英国貴族の館(3)「天国と地獄」 2015.12.20


20世紀初頭イギリスの貴族クローリー家が住む館ダウントン・アビー
(コーラ)私の財産も失ったの?
(ロバート)ほとんど全てだ。
株の投資に失敗した伯爵はダウントン売却の窮地に立たされます
(バイオレット)あなたのもう一人のおばあ様に助けを求める?
コーラの母マーサに資金の援助を頼むメアリー。
しかし…
(マーサ)無理だわ。
あなたのおじい様がこれ以上クローリー家に財産を渡せないように制限をかけていたの。
(アルフレッド)マシュー様から苦情が?
(カーソン)いいや違う。
少々荷が重すぎたんだ。
(オブライエン)トーマスの策略よ。
使用人たちの間ではオブライエンとトーマスの対立により不穏な空気が流れていました
メイドをちゃんと教育してくれ。
アァ…。
体調がすぐれないヒューズは病院を訪れます
(ヒューズ)もしかしたらガンかも?
(クラークソン)まあそういう事になる。
(パットモア)そんなことない。
私が保証するよ。
(イーディス)だってそうでしょ。
腕が不自由だからって。
それだけじゃない。
二回り以上も年上なんだぞ。
ストラランとの仲を家族に反対されていた次女のイーディスはその反対を押し切って結婚の約束をします
(ストララン)なぜ急ぐんだ?だってあなたの気が変わるかも。

(テーマ音楽)
(バイオレット・クローリー)ああ。
こんにちはイーディス。
(イーディス・クローリー)おばあ様ドキドキしません?この年で興奮するのはほどほどにしないと。
アッ…。
見て。
何もかもつつがなく進んでいるわ。
夢みたい。
この家で私が主役になる日が来るなんて。
(コーラ・クローリー)ウン。
(イーディス)ドレスも届いたわ。
パトゥのドレスじゃなくて残念だわ。
私が買ってあげるのに。
ルシールの方が無難よ。
踊り子みたいな服は駄目。
ストラランも喜んでる?ええとっても。
このまま変わらないと思っていた人生を新しくやり直せるって。
アァ…それは随分前向きだこと。
(オブライエン)今夜はシャツはなくなってない?
(トーマス)言っとくけど一式隠してあるから盗んでも無駄だ。
なんで私に言うの?お前もだ若造。
(アルフレッド)どうして?無視しなさい。
(ヒューズ)アンナ。
花は飾った?
(アンナ)はい。
土曜の朝に確認して傷んだ花は抜きます。
つぼみのものを買ってあるので。
着替えまでに戻ります。
ゆっくりしてらっしゃい。
(パットモア)クラークソン先生から連絡は?あれば真っ先に言いますよ。
まったく。
先生も随分待たせるね。
こっちから行く?
(ヒューズ)どうして?何か分かれば教えてくれるはずよ。
調子はどうです?
(モールズリー)おっと…。
アァ…調子はいいよどうも。
確かお友達の娘さんが仕事を探してましたね?ああ。
新聞では使用人の不足が報じられてるっていうのに侍女の働き口が1つもないんだからね。
あとはもうメイドになるしかないよ。
それは困りましたね。
でも耳寄りな情報があるんです。
オブライエンさんの手前下の階では秘密にしてもらえますか?
(ドアを開ける音)広告には何て載るの?
(ロバート・クローリー)さあ私も知らない。
「貴族所有の大邸宅と領地を売ります」かな。
(トム・ブランソン)引っ越し先は?ダラムとの州境にあるエリーホルムに土地がある。
曽祖母の土地だ。
そこの屋敷を改名して「ダウントン・プレイス」とでも名付けよう。
(マシュー・クローリー)住人は?いい条件で快く立ち退いてもらうことにする。
あしたそこでピクニックしましょう。
イーディスの結婚式前に息抜きを兼ねて。
(メアリー・クローリー)モールズリーが来てるわ。
話があるそうよ。
分かった。
今行く。
あなたじゃなくお母様に。
モールズリー。
(足音)アァ…奥様ちょっとよろしいですか?いいわよ。
実はオブライエンさんの後任としてぜひ推薦したい人がいるんです。
ハァ…!?
(モールズリー)どうかご検討を。
オブライエンが辞める?すみません。
出過ぎたことを申しまして。
つい気持ちが先走っててっきりご存じかと。
ええもちろん知っていたわ。
わざわざありがとう。
必要な時になったら検討します。
ありがとうございます。
正直言って今辞められるのは複雑な気分だ。
そう?私は平気よ。
(シビル・ブランソン)そんなそぶりは?全くないわ。
ああもうガッカリ!とはいえ「終わりが近い」と使用人たちにも伝えねばなるまい。
決定的な響きね。
だが実際終わりだ。
でもまずはイーディスの結婚式よ。
みんなに伝えるのは式が済んでからにして。
(カーソン)ああ…あのクラークソン先生。
(せきばらい)お時間は?ああ少しなら。
歩きながらでも?ええ。
ヒューズさんの体調が思わしくないことは聞いています。
それで私に何かできることがあればと。
まあ今は仕事を減らしてやるのが一番だ。
実際どれくらい深刻なんでしょう?分からない。
もし知ってても言えないよ。
今はね。
それでは失礼。
(マシュー)けさチャーカムから電話があったよ。
チャーカム?スワイヤー氏の弁護士だ。
インドから死亡証明書が届いたから持ってきたいって。
送ればいいのに。
直接ここで手渡したいって。
(ため息)「明日は居る」と答えといた。
出かけないだろ?出かけるわよ。
ピクニックがてらエリーホルムへ家を見に行く予定でしょ。
こんな大事なことよく忘れられるわね。
(ため息)用事はすぐ済ませるから。
ええ。
それでダウントンを救えるだけの遺産を受け取っておきながら寄付するわけね?フム。
寄付する先を決めて。
私が?お父様にあげたいわ。
メアリー頼むから僕の気持ちも理解してくれないか?したいわ。
できることなら。
でもそう簡単にはいかないのよ。
(ドアの開閉音)他にご用はあります?いいえ。
それより私に言うことは?何のことでしょうか?ないと言うなら無理強いはしないけれど。
(ドアの開閉音)
(足音)
(ドアを閉める音)なぜ辞めるって?言わない。
次の職場が決まってから言う気かしら。
でもあんまりだわ。
もう出よう。
ストラランも来るしな。
来なくていいのに。
アァ…結婚に不満だろうけどイーディスはこの州に住むのよ。
立派なお屋敷だし財産もたくさんあるわ。
だがやがては看護師だ。
50になる頃には腕の不自由な老人の世話に追われることになる。
(ドアを開ける音)誰かが取りにくるまでボーッと突っ立ってるつもり?ああいえ運びます。
なんか用ですか?いやあ私は上に戻るところだがちょっといいかね。
今日クラークソン先生に会ったんだ。
そう…。
ヒューズさんが心配だよ。
ええ私も。
ハッ…だけど先生ったらしゃべっちゃったの?先生からは仕事を減らすべきだと言われた。
フム。
そりゃ賛成だけど検査結果も出てないのにそういう話をするのはどうかと思うよ。
やっぱりガンなのか?まだ決まったわけじゃないから。
とにかく黙ってて。
先生がバラしたと知ったらヒューズさん怒るよ。
先生は何も言っていない。
君が言った。

(ため息)
(アンソニー・ストララン)イーディス嬢ああいやイーディスの話では政治に関心があるって?僕は…。
穏健派の革命家だ。
革命家がいてもいい。
穏健ならね。
穏健にビリヤードやる?勝負しよう。
それじゃ失礼します。
(足音)
(ドアの開閉音)トムにも慣れてきたよ。
君にも慣れてほしい。
こうやって話すのも久しぶりですね。
あなたは私たちの結婚に反対だった。
ああそうだな。
彼女を幸せにするよう誠心誠意尽くします。
もちろんそう信じてる。
悪意があって反対したのではない。
ええ分かっています。
私はこの腕だし何より年寄りだ。
アンソニー。
結婚は決まったのだ。
それ以上言うな。
では喜んでくれますか?イーディスが幸せなら私はそれで満足だ。
今はそれで十分だと思うが?
(ヒューズ)ぎりぎりになって結婚式の料理に変更が出たの。
パットモアさんの仕事だろ?パットモアさんがくれた新しいリストに目を通すのは私の仕事ですよ。
だがそれじゃ体に障るだろう。
誰に何を聞いたの?何も。
どうしてだ?別に。
何でもないわ。
いいから仕事させて。
(イザベル・クローリー)簡単なステッチよ。
でも丈夫なの。
だからいざという時に使えるわ。
(娼婦1)ねえ食事まだ?よく聞いて。
真ん中の線から1cmくらいの所を縫っていくとうまくいくわよ。
(娼婦2)ウン?
(イザベル)よかった。
戻ったのね。
(娼婦2)何て言ったっけあの子?救いを求めて来たなら歓迎するわよ。
(エセル)私に救いなど必要ありません。
手遅れよ。
そんなことないわ。
娼婦になったからって関係ないのよ。
やり直せるんだから。
ここに居るみんなだって人生を立て直しに来たのよ。
みんなと同じようにあなたの再出発も応援させて。
そうだよ。
みんなと一緒に人生をやり直そうよ。
(笑い声)そのために来たんじゃないんです。
そういう仕事はしてるけど…救いは要らない。
私自身はね。
でも…やっぱり無理だわ。
ごめんなさい。
ここへ来たのは間違いだった。
ああ駄目よ。
待って行かないで。
(笑い声)
(チャーカム)死者からの手紙とは妙なもんでしょうね。
ええとても。
そろそろよ。
お邪魔してごめんなさい。
チャーカムさん。
いいえお気になさらず。
では後日書類にサインを。
ええ分かりました。
(足音)引っ越しは家族の問題だからアンソニーも現地に来るわ。
イザベルとおばあ様も。
おばあ様には酷だな。
みんなにとって酷なのよ。
家を失うのに私が平気に見えるとしたら装ってるだけ。
(足音)本当に大丈夫か?任せてください。
狩りと違い火を使う料理はない。
まず皆さんにシャンパンをお配りしてその間に食事の用意をするんだ。
はい分かりました。
どういう場所なんです?旦那様の持ち家なのだがなぜ今の時期お出かけになるのか分からない。
きっと点検か何かでしょう。
そうかもな。
(イーディス)その方はどういう方なの?行け。
おばあ様のいとこのヴァネック夫人だ。
一緒に乗る?
(イーディス)ええお願い。
ちょっとよろしいですか?ええいいわよ。
なあに?結婚式をあしたに控えて大変言いづらいのですが…。
何なの?あのうヒューズさんは今とても疲れています。
ですから彼女の仕事を私に回していただければと思いまして。
よく分からないわ。
疲れてるって?コーラ?カーソン?実を言うとヒューズさんは病気なんです。
奥様。
重病の可能性もある。
このような時に奥様を煩わせて申し訳ございません。
ですが無理をさせたくないんです。
もちろんよ。
オブライエンだけじゃなく彼女まで失うなんて。
オブライエンさん?モールズリーが言ってたの…。
コーラ行くぞ。
分かりました。

(男性1)重いぞ。

(男性2)いったん下ろそう。
バートレットさん?あの…お金を持ってきました。
(バートレット夫人)悪いけど話すことはないよ。
私が知りたいのはヴェラの様子で…。
おや。
彼女とは名前で呼び合う仲だったの?フン驚いたねぇ。
ベイツ夫人におかしな様子はありませんでした?絶望して落ち込んでいたとか。
そりゃ絶望してたさ。
旦那を泥棒猫に奪われてね。
ヴェラは旦那を…ひどく怖がっていたよ。
「人が変わった」って言って。
最後に会ったのは?中に入りな。
(足音)
(デント)ベイツ。
気をつけろ。
何を?ベッドの周りを調べてみろ。
クレイグとやつの仲間があんたをハメる気だ。
(ターナー)私語は慎め。
調べろよ。
(バートレット夫人)ドアが開いててのぞいたらヴェラが料理してた。
でも手紙を出しに外へ出てきたんだ。
「あとでベイツがお茶に来る」って言ってたよ。
すごくおびえてた。
様子が変だったんだ。
ビクビクして何か…思い詰めてた。
爪の間に入ったパイ生地を一心不乱に取っていたのを覚えてるよ。
手紙を出したあと彼女は1人で帰宅したの?ああそうさ。
それが最後だった。
通りを歩く姿を覚えてる。
あの日は確か霧雨が降ってた。
ぼやけた街灯の光がまるで後光みたいで…。
後光?すごい。
笑いなよ。
彼女の死を知ったのは?次の日だよ。
ベイツの仕業に決まってる。
あんなやつ死刑になると思ったのに。
この国の法律は甘すぎるよ。
(泣き声)
(バイオレット)迎えにきてくれてどうも。
どうせ通り道ですから。
後ろに座っていただきたかった。
どうぞお気になさらず。
私は前の席が好きなの。
ホントに命知らずね。
今や車は安全な乗り物ですよ。
それに速いわ。
イーディスは飛ばし屋で速いのが好きなんです。
あの子に後れずについていける?努力します。
(イザベル)ところでどんな場所なの?エリーホルムってご存じ?ええ亡くなった夫が狩りに出かけたときにそこで何度か昼食を取ったわ。
いい所?まあね。
たまに行く別荘としてなら。
でも決してそれ以上ではないわ。
「ダウントン・プレイス」。
すてきじゃない。
少し狭そうね。
庶民から見れば大邸宅だって分かってる?管理は今よりも楽になりそうね。
そうだな。
使用人は8人もいれば十分だろう。
(シビル)そう。
実に経済的だな。
おっと。
私はどこに住むの?村に十分な土地が。
そう。
店でも開こうかしら。
名案ねおばあ様。
この村には何が必要?どこでも一緒だけどまともなマナーと気の利いた会話ね。
あらすてきじゃない。
いい商売になりそうだこと。
フン。
式の準備は?もうすっかりできてる。
大主教に来てもらえないなんてメアリーの時と比べて何だか不公平じゃない?
(イーディス)別にいいわ。
急に決まった事だからしかたないもの。
それに私はやっぱりトラビスにお願いしたいの。
ウッフーン。
チャーカムは何て?
(マシュー)遺言を渡されたよ。
スワイヤー氏は相続人候補の全員に手紙を書いていたんだ。
受け取れたのは僕だけ。
中身は何て?開けてない。
読むべきかどうか…。
どうして悩むの?僕への感謝の気持ちなら読みたくない。
「君がラビニアを幸せにしてくれた」とかね。
なぜそれが嫌なの?なぜって実際はその逆だからさ。
今だって罪悪感でいっぱいなのにこれ以上耐えられない。
(足音)ああ。
ああ。
クローリー夫人。
ピクニックから戻ってきたわ。
それで帰る前に寄ったの。
以前ここにエセルというメイドが居たわね。
食堂へ息子を連れてきたことがあった。
ええ忘れもしません。
彼女の住所は分かる?はい。
当時の住所なら。
実はね…。
けさ会ったのよ。
彼女道を誤ったみたい。
ひどくね。
そうですか。
それは私も残念です。
住所をお教えしますのでこちらへ。
どうも。

(パットモア)砂糖が切れてるよ!
(探し物をする音)
(足音)
(探し物をする音)
(クレイグのいびき)
(足音)
(足音)
(扉を開ける音)
(デュラント)立て!2人とも。
壁を背にして。
ターナー寝床を調べろ。
(嗅ぐ音)
(ターナー)ありません。
(デュラント)何?
(探し物をする音)
(デュラント)片づけとけ!
(足音)
(扉を閉める音)
(クレイグ)畜生め。
畜生だらけだな。
(ため息)
(使用人1)おなかすいた。
疲れただろ?ロンドンへ行ってとんぼ返りじゃ。
(ヒューズ)収穫はあった?あんまり。
オブライエンさん。
モールズリーさんだけが知っている秘密があるようだが一体何かね?何の話?君の計画についてモールズリーさんが奥様に話したようなんだが…。
計画って?アッ…アッ…すまないね。
奥様はご存じかと。
何を?ん…。
君が辞めること。
あんた今何て言った?何を勝手な思い込みをしてるのよ。
ハァ…。
そろそろ着替えの鐘を鳴らさないと。
おお。
そうだな。
ありがとう。
君が…。
失礼しますよ。
あなたと違って忙しいので。
あとでじっくり話しましょ。
(デイジー)絶体絶命…。
まずい人を怒らせましたね。
(足音)誤解されるようなことを言ったんじゃない?でもモールズリーさんと話したことと言ったら「塩を取って」とか「どいて」と言うぐらいで…。
原因があるはずよ。
とにかく今回はガッカリしたわ。
結婚式前なのに…。
(ノック)
(ドアを開ける音)
(ヒューズ)お呼びですか?奥様。
ええ。
もう下がっていいわ。
ヒューズさんあなた具合がよくないそうね。
誰からそうお聞きになったんです?もしも先生なら…。
クラークソンじゃないわ。
病気かどうかはまだ分かりません奥様。
詳しい検査結果が出るまでは。
仕事に支障はありませんので…。
ヒューズさんこれだけは言わせて。
本当に病気ならうちでいくらでも静養していいのよ。
シビルがいい看護師を紹介してくれるわ。
そうですか。
面倒を見てくれる人が居ないなんて悩む必要はないのよ。
私たちが責任を持って面倒見ます。
何と言っていいか分かりません。
何も言わなくていいわ。
あとは結果が分かってからにしましょう。
感謝します。
彼は秘密にしてるけど行き先は分かってる。
ローマで2週間過ごしてフィレンツェとベネチアを回るの。
今から楽しみ。
お屋敷の方は?改装は大変?そうでもないわ。
下の階はどうってことないけど寝室は面倒よね。
何事も時間をかけて取り組むといいわ。
そろそろ休みなさい。
結婚式でやつれた顔は禁物よ。
心配性かお盛んな女だと思われるわ。
フッ。
眠れそうにないわ。
あしたもね。
シビル。
はしたない発言はよしてちょうだい。
おばあ様が先に。
(笑い声)
(モールズリー)オブライエンさん。
聞いて。
別に悪気はなかったんだよ。
そもそも何であんな作り話を?作ったんじゃない。
聞いたんだ。
誰から?それはバローさんだよ。
きっと彼も勘違いしたんだろう。
いいえ。
トーマスだとしたら勘違いじゃないわ。
心配しないで。
あなたは悪くないって分かったから。
このことは忘れましょう。
それとバローさんに伝えて。
「いつか私も何か勘違いする事があるだろう」ってね。
気分が悪くなったら言ってくれよ。
(ヒューズ)はいはい。
分かりました。
(着席する音)君も座ったら?私は駄目なの。
アルフレッド君にデイジーを誘う権限などないぞ。
彼女とパットモアさんは厨房で食べる。
(アルフレッド)あとでゲームしない?ハァ…デイジーは忙しいの。
アンナは?手紙を書きたいからごめんなさい。
私が…。
考えときます。
ウン。
(マシュー)手紙を読んだ!?だってスワイヤー氏からの最後の言葉よ。
それを無視するなんて間違ってるわ。
勝手に決めるなよ!正しいことよ!聞く気はないの?ない。
これを読むかぎり恐らくラビニアは死の直前父親に紙を書いたはず。
そんなバカな。
手紙など無かったよ。
あなたが見てないだけよ。
「結婚をやめる」とあなたに言ったあとに書いたから。
手紙などありえない。
アァ…。
「自らの幸せを犠牲にした君に娘は感謝し君を深く愛していた」。
やめろ。
聞きたくない。
聞いて。
「君の事を託されたので私の遺産相続人の候補にしようと思う。
君の前に2人の候補がいるので相続の可能性は低いかもしれない。
だが君を候補にしたのは全ての事情を知ったうえでのことだ。
だからどうか後悔の念や罪悪感から権利を放棄しないでくれ。
愛する我が息子へ。
レジー」。
君が書いたのかも。
筆跡を見てよ。
見ても判別できないよ。
ラビニアが手紙を書くなんて…。
君を疑うつもりはないけど…誰かが偽造したんだ。
じゃ考え直せない?まだ無理だね。

(ノック)
(ドアを開ける音)あしたは結婚式だ。
もう休んで。
ええこれが済んでから。
何か私にできることは?ないわ。
もしや…奥様に私のこと何か言った?いや言ってないが何で?何でもない。
優しい言葉をいただいて感激したの。
あなたほどこちらのご一家をあがめてはいないけど…。
そんなあがめるなんて。
でも今回は…認めます。
心を打たれたわ。

(ため息)ちょっといい?いいからそのままで。
みんなに聞きたいことがあるの。
まだお休みかと…。
いいのよ。
着替えはお昼のあとで。
それよりここにいるみんなに聞きたいの。
何でしょうか?妙な質問だけどラビニアは亡くなる直前に手紙を書いていたみたいなの。
頼まれてその手紙を出した人がこの中にいるんじゃないかと思って。
どうやらいないようです。
ラビニア様が亡くなった日のことでしたらそのような事実があれば私かヒューズさんに報告があるかと。
ええそうですね。
そう。
分かったわ。
どうもありがとう。
(着席する音)何があったんです?
(アンナ)この中にラビニア様の手紙を出した人がいるかって。
私が。
デイジー何と言った?ラビニア様に頼まれて手紙を広間の箱に入れました。
それが?
(ヒューズ)どうしてラビニア様の部屋へ?
(デイジー)暖炉に火を入れに。
そしたら話しかけられて手紙を。
とてもいい方でした。
亡くなってホントに残念です。
なんで私に報告しなかったの?何を?いいのよ。
あなたに感謝するわ。
デイジー。
感謝してもしきれない。
(バイオレット)ついに3人目が嫁ぐのね。
よかったですよ。
ダウントンを失う前で。
そう?あの子にもっと冷静な忠告をするべきだったわ。
悲観するのはよしましょう。
アンソニー・ストラランはまあ無難な相手ですよ。
ロバート。
イーディスは一生老人の介護をするのよ。
いくら立派な家に住めるからってそんなことでいいのかしら。
なぜ今更そんなことを?あなたをいじめて楽しんでいるのよ。
いいかね。
疲れたらすぐ私に言ってくれよ。
いくらでも仕事を代わるからな。
なんでまた?なあできれば教会に行かず横になっていたらどうかね?ああまったくもうお優しいことね。
だけどそういう腫れ物に触るような扱いは病気と分かってからにしていただけます?一体何のことだ?病気なんて私は知らないぞ。
アァ…そうですか。
分かったわ。
(せきばらい)誰が言ったの?知らないよ。
勘が鋭いんじゃないかしらね。
でも心配してたよ。
いい人じゃない?ウソは下手くそだけどね。
まあほらそれっていいことなわけだし。
先生から連絡があったわ。
あした結果が出るそうよ。
午後聞きに行ってくる。
気を楽にね。
(ため息)やってみるけどそれは無理そうだわ。
フーッ。
(ドアを開ける音)もういいわ。
帽子はあとでね。
イーディスをお願い。
とてもきれいだ。
最高の気分よ。
だってダウントンから出て行かなくても済むんだから。
ラビニアはやっぱり亡くなる直前に手紙を書いていたの。
スワイヤー氏の遺言に書かれていた言葉は真実なのよ。
ハァ…。
ハッ…。
手紙を出したのは…デイジーだったわ。
そうか。
これで納得した?今度こそ。
これでもまだ遺産を受け取れないってだだをこねるなら頭を殴るからね。
ハッ…。
分かった。
(ため息)ただし1つ条件がある。
条件って?今日の主役はイーディスだからお父上に話すのは式のあとにしよう。
もちろんかまわないわ。

(キスの音)ハァ…。
ハッ…。
すごくきれいよ。
これで全員奥さんね。
全員幸せ。
赤ちゃんも生まれるしね。
教会に着いたら3人で写真を撮りましょう。
ねえいいでしょう?
(バイオレット)校長先生のお仕置きを待つ子供みたい。
(トラビス)励ましましょうか?何を?結婚は二度目なんだから何を言ったって無意味よ。
恐らく前の奥様との思い出が去来しているのでしょう。
嫌な記憶かもね。
(教会に流れる調べ)さあそろそろ中へ入らないと。
行きましょ。
イーディス。
私とあなたは決して仲のいい姉妹とは言えないけれど今日は心から幸運を祈ってるわ。
ありがとう。
先に行って。
(キスの音)
(ため息)これを頼む。
(男性3)はい。
(教会に流れる調べ)ごきげんよう。
ああいとしい人。
(教会に流れる調べ)
(トラビス)皆さん。
私たちは…。
無理だ。
(どよめき)何?できない。
あなたも間違いだと言ってたでしょう。
何を今更。
いや。
こんな事になる前にもっと早い段階でやめるべきだった。
何を言ってるの?あなたの言ってることが分からない。
イーディス。
イーディス。
こんなふうに人生を棒に振ってはいけない。
どういう意味?私たち幸せでしょ?2人でもっともっと幸せになるのよ。
(ストララン)君は幸せになる。
そう祈ってる。
だから私なんかと一緒になるんじゃない。
アンソニーもう手遅れだ。
少し中断しましょうか。
いいえもう終わりにしましょう。
彼は正しいわ。
引き止めないで。
ようやく彼は理性を取り戻したんだから。
それはどうも。
でもおばあ様…。
いいから。
もうおしまいなのよ。
快く彼を見送って。
無理よ。
さよならいとしい人。
神のご加護をいつまでも。
アハッ。
いいの。
さあこっちへ。
(ざわめき)
(泣き声)
(運転手)何時に終わるかな?おい出てきた。

(泣き声)
(泣き声)
(泣き声)
(泣き声)みんなが戻ったら全て片づけてくれ。
イーディスが下りてくる前に花やグラスを見えない所にやってくれ。
カーペットと家具も元どおりにするんだ。
(アルフレッド)はい旦那様。
(ドアを開ける音)
(泣き声)
(コーラ)慰めたら気が楽になる?無理よ。
いいわよね。
2人には夫がいてシビルは妊娠までしてる。
メアリーだってしてるかも。
もう行ってよ。
早く出てってよ!そうしてくれる?
(泣き声)お母様…。
あなたは試されているのよ。
(泣き声)昔からよく言うでしょう?試練を乗り越えて人は強くなるの!でもこんなの耐えられない。
(泣き声)どうすれば?どうすることもできん。
結婚式の痕跡を消してあの子を支えてやるしかない。
立ち直るさ。
それにいよいよこのダウントンを手放す時が来た。
結婚式が無くなった今しがみついてはおられん。
私の大失態を世間に公表する時だろう。
ハァ…。
実は…メアリーと僕から報告があったんです。
夕食時に。
報告とは何だ?ここを去らなくていい。
あとで説明しますがスワイヤー氏の遺産を受け取ります。
使ってください。
バカを言うな。
受け取るわけにはいかん。
いいんです。
ここに残れるんですよ。
メアリーも僕たち全員が。
だが金はもらえない。
代わりにここを買ってくれないか?ここに残って私と一緒にこの土地や屋敷を所有するんだ。
共同所有者として。
でも…。
もし断るならここを手放す。
君が悪者になるぞ。
ハァ…。
何だかイーディス様がお気の毒で。
これも神様が与えた試練ね。
アンナ。
なあに?女が自己主張するのはいいことだと思う?例えば愛を告白するとか。
そうね…時代は変わってきてるし参政権も夢じゃない。
だから女も主張するべきだとは思うけど…。
けど何?ほとんどの男性はね女から言い寄られたら尻尾を巻いて逃げちゃいそう。
(食べる音)
(イザベル)イーディスは何か食べた?アンナがサンドイッチを運んだけれど手をつけなかったわ。
くれぐれもお祝いの料理があの子の目に触れないようにしてねカーソン。
貧しい人のために余った料理を教会へ運ぶことになっておりますのでご心配なく。
それでも残ったらうちに届けてちょうだい。
イーディスを救うには?とりあえず何かやることを与えるのね。

(アルフレッド)僕らの食事はこのチマチマしたやつ?
(トーマス)違うよ。
それはカナッペだ。
アルフレッド。
前菜にこのトリュフ・エッグはどうだ?それかロシア風オイスター。
(アルフレッド)他は?ロブスター・リッソールのムースリーヌ・ソースかカモのカルヴァドス風味はいかが?でなきゃアスパラガスサラダのシャンパン・ビネグレットもありますけど?せっかく腕を振るってくれたのに残念ね。
なんのこれしき。
イーディス様の方がよっぽどおつらいでしょうに。
(オブライエン)祭壇に置き去りなんて私だったら耐えられない。
プロポーズもされてないのにか?
(アンナ)おかわいそうに。
このまま立ち直れないんじゃないかしら。
(デイジー)私だったら誰も知らない土地へ逃げると思う。
結婚しなくて正解さ。
何てことを。
だって若いし見た目も悪くないし。
年寄りと結婚するのはもったいないと思うけど。
サー・アンソニーがお嬢様のお心を踏みにじったのは確かだが一介の下僕が侮辱するのは許されん。
(ヒューズ)いいえ許されるわ。
カーソンさん。
もっと言ってもいいくらいですよ。
では今回は許そう。
さあ食べようじゃない。
ロブスター?カモ?アスパラガス?ああ僕チーズがいいんだけど。

(ドアを開ける音)
(アンナ)何か欲しい物はありますか?別の人生。
朝食をお持ちしますね。
結構よ。
私は世話好きで便利な独身女。
そういう役回り。
独身女は下で食べるわ。

(ため息)
(ノック)
(ドアを開ける音)外出か?ええちょっと村まで。
必要な物があって。
私が行こう。
ちょうど用事がある。
いいえ結構よ。
これは自分でやらなきゃいけない用なの。
行ける?覚悟はできてる。

(ドアの開閉音)
(母親)いい子にしてるのよ。
分かった?これだけは確かね。
突っ立ってても治らないわ。

(男性4)今度行こう。
一度は行っとくべきだ。

(ドアを開ける音)ウン。
私も…。
いいの。
ウン。
全て順調にいってるか?ええ。
私は順調だけどあんたはそのうち大変な目に遭うでしょうね。
ほう。
大変な目とは?分からない。
今はね。
でも必ずよ。
覚悟してなさい。
それで?結果はどうだった?ガンかどうかって?違う。
良性の何かだそうですよ。
ハァ…。
私に話したということはないしょに。
お互い知らん顔で。
ええ分かってます。
(足音)話したの?「安心させた」とだけ言っておきます。

(カーソンの歌声)・「Dashingawaywiththesmoothingiron」。
・「Dashingawaywiththesmoothingiron」。
・「Dashingawaywiththesmoothingiron」。
・「Shestolemyheartaway」フッフフッ。
ベイツはどう?それが最近は手紙も来ないんです。
(デント)やつらを怒らせたぞ。
まずい事態になってる。
手紙は届いてるか?どうしたの?シビルは?あとから僕を追ってくるように手はずは整えてある。
別々なの?どうしてあとから追ってくるの?警察に追われてるんじゃない?
(コーラ)名前は?
(ジミー)ジミー。
ジェームズです奥様。
名前はジェームズ。
(オブライエン)あの新人すてきよね?
(トーマス)何だ?いきなり。
別に。
2015/12/20(日) 00:30〜01:25
NHK総合1・神戸
ダウントン・アビー3 華麗なる英国貴族の館(3)「天国と地獄」[二][字][デ][再]

20世紀初頭、貴族と使用人が繰り広げる愛憎劇を描いた大ヒット英国ドラマ、第3章。結婚を控え幸せいっぱいのイーディスだったが…。伯爵一家がついに引っ越しの準備!

詳細情報
番組内容
イーディスとストラランの結婚式の準備が進む。幸せいっぱいのイーディスは、伯爵家でついに自分が主役になる日が来たと喜んでいた。ロバートは所領を売る準備を始め、引っ越し先候補の屋敷を家族全員で見に行くことに。トーマスはオブライエンが辞職するという話をでっちあげる。ヒューズの体調が心配なカーソンは、医師のクラークソンから情報を聞き出そうとする。アンナは亡くなったヴェラの友人に話を聞きに行く。
出演者
【出演】ヒュー・ボネヴィル…玉野井直樹,エリザベス・マクガヴァン…片貝薫,ミシェル・ドッカリー…甲斐田裕子,ローラ・カーマイケル…坂井恭子,ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ…うえだ星子ほか
原作・脚本
【脚本】ジュリアン・フェローズ
監督・演出
【演出】アンディ・ゴダード
制作
〜イギリス カーニバル・フィルムズ/アメリカ マスターピース制作〜

ジャンル :
ドラマ – 海外ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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英語
サンプリングレート : 48kHz

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