歴史にドキリ「くらしと政治編(4)世界の中の日本」 2015.12.18


自動で料理作ってくれて自動で食べさせてくれるようなそんな自動車できたらいいな。
結局食べ物ですか?やっぱこれ不便だなちょっと。
そうですね。
ここは中村獅童歴史研究所。
日本の歩みの中でむねがドキリとするようなしくみを研究している。
今日のテーマは…。
(中村)あ〜今日も世界のあちこちで争いや災害ひんこんやうえが続いている…。
何かわたしにできることは…って。
あ〜やっぱり…。
これだよね〜。
このお金をぼ金して世界の人たちの役に立てば…。
なっ?
(ブタの鳴き声)なっ?
(ブタの鳴き声)あっこれはどうも。
中村獅童歴史研究所所長の中村獅童です。
さて「歴史にドキリ特別編」。
これまで日本国憲法の3つの柱について見てきましたが今日は平和主義です。
日本は太平洋戦争で大きなぎせいをはらいました。
その体験から日本国憲法の前文には二度と戦争を起こさないという平和への決意が記されています。
また憲法第9条では外国との争いを武力で解決しないこと。
そのための陸海空軍などの戦力を持たないことを定めています。
平和主義をかかげた日本が今世界の中で何をなすべきか。
まずは日本も加わり世界の平和と安全の実現のために努力している世界的な組織国際連合国連について見てみましょう。
世界平和のために活動する組織国連。
現在190か国以上の国々が加めいしています。
国連は第2次世界大戦が終わった1945年に世界の51か国が集まりほっ足。
1つの国だけでは解決できないさまざまな問題に各国が協力して取り組んできました。
国連には問題解決のためのさまざまなせん門機関があります。
例えば…戦争や災害うえに苦しむ子どもたちに水や食りょうをとどけるなどの救援活動を行う機関です。
伝せん病の予防など人々の健康を守るための活動を行っています。
日本も太平洋戦争のあと食りょうが不足し学校給食など15年間にわたってユニセフから援助を受けました。
また2011年の東日本大震災でもひ災者の心のケアなどの援助を受けています。
国連がさまざまな活動をするための資金は各国が分たんして出します。
日本はアメリカに次いで2番目全体の10%余りを負たんしています。
また世界各地で起こる災害やふん争地域に対しても日本は積極的に救援活動を行っています。
国どうしが助け合う国連の活動。
平和主義をかかげる日本だからこそ世界の平和に貢献することが求められています。
こまっている人に手を差しのべる。
ではわたしたちが今すぐできる援助はないのか。
あります。
例えば…。
この100円。
この100円をユニセフにぼ金すれば…。
これはポリオという病気から子どもを守るためのワクチン。
100円の寄付でこのワクチンを8人の子どもに接種することができます。
わたしたち個人でも世界のために援助を行うことができるのです。
さてこうした援助活動は国連以外にも国ごとにさまざまな形で行われています。
援助には大きく分けて2つの形があります。
一つは国や政府が行うODA政府開発援助。
鉄道や橋ダムなど大規ぼな開発援助や自分の知識や技術を海外で生かす青年海外協力隊の活動などを行っています。
そしてもう一つが…民間が行う援助活動で地域に密着したきめこまやかな援助が特ちょうです。
次にこのNGO民間による援助活動の現場を見てみましょう。
東南アジアのインドシナ半島に位置するカンボジア。
近年いちじるしい経ざい成長をとげる一方で多くの貧しい人たちがくらすかいはつとじょうこくです。
カンボジア中部にあるトンレサップ湖。
東京都とほぼ同じ面積の湖で100万人もの人々が水の上に家を造ってくらしています。
漁業を中心とした人々のしゅう入は日本円で月およそ8,000円。
カンボジアの中でも貧しい家庭が多い地域です。
ここにおうべいのNGOが5年前に開設した診療所があります。
この診療所でかん護師として働く日本人の…20年におよぶかん護師の経験を買われ1年半前からこの診療所につとめています。
大学卒業後新生児センターで働いていた前原さん。
海外で人々の役に立ちたいと31歳の時カンボジアの小児病院で働き始めました。
貧しく衛生環境にもめぐまれない子どもたちを少しでも手助けしたい。
その時無しょうで医療活動を行うこのNGOのそん在を知り活動に加わったのです。
前原さんが今いちばん気にかけているのが子どもたちの栄養状態です。
6歳のキアちゃんは体が弱くこの一年体重がまったく増えていません。
キアちゃんの家のしゅう入は月3,000円。
村でも特に貧しく十分な栄養がとれていません。
なんとか子どもたちに栄養をとってもらう方法はないか?前原さんは村でゆいいつ野菜作りをしている家があると聞いてさっそく見学に行きました。
野菜は土をもったイカダの上で育てられていました。
これならどの家庭でもさいばいできそうです。
前原さんは村の人たちに野菜のさいばいをよびかけることにしました。
今ある条件の中でできることを少しずつ。
地道な援助活動が続きます。
すごいことをバンって1回するよりも…共になやみ考える。
地域や住民に密着した援助活動に取り組む前原さんのような日本人が世界各地で活やくしています。
今回は憲法で平和主義をかかげる日本が行っている国際協力について見てきました。
こうしている今も世界には戦争や災害うえに苦しんでいる人たちがいます。
もしそれが自分や家族だったら…。
心がドキリとした時それがあなたの国際協力のスタートになるかもしれません。
そう。
よりよい未来を目ざして!それではまた会おう!え!?何これ?2015/12/18(金) 09:40〜09:50
NHKEテレ1大阪
歴史にドキリ「くらしと政治編(4)世界の中の日本」[解][字]

今回は現代の社会について学ぶ“くらしと政治編”の第4回。“世界の中の日本”という視点から、私たちが今後、国際社会で果たすべき役割について考える。

詳細情報
番組内容
今回は、現代の社会について学ぶ“くらしと政治編”の第4回。戦後、日本は経済発展に注力することで先進国となった。しかし世界には、まだまだ貧しい国々があり、紛争も絶えない。そこで日本は、海外の国にさまざまな援助をしたり、世界の国々で作る国際連合の活動を通じて世界の平和に貢献したりしている。“世界の中の日本”という視点から、私たちが今後果たすべき役割について考える。
出演者
【出演】中村獅童,【語り】江崎史恵,垂木勉

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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