おはようございます。
7時になりました。
今後の日韓関係にどのような影響を与えるのでしょうか。
韓国のパク・クネ大統領の名誉を傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の前ソウル支局長に対し、韓国の裁判所はきのう、無罪判決を言い渡しました。
日本政府内からは、判決を評価し、日韓関係の進展に期待する声が出ており、今後、いわゆる従軍慰安婦の問題で妥結に向けた両政府の歩み寄りにつながるか注目されます。
裁判で無罪を主張していた産経新聞の加藤前ソウル支局長。
問題とされたのは、加藤前支局長が自社のウェブサイトに掲載したコラムでした。
このコラムでは、去年4月の旅客船沈没事故当日、パク大統領の所在が一時分からなくなっていたと伝えた韓国の有力紙の記事を引用したうえで、大統領が元秘書の男性と一緒にいた可能性を示唆。
加藤前支局長は、インターネットを使って、大統領の名誉を毀損した罪に問われました。
ソウル中央地方裁判所はきのう、無罪を言い渡し、被告が記事を書いたのは、韓国の政治や社会の事情を日本に伝えることが目的で、ひぼうが目的だったと見ることは難しい。
言論の自由は、韓国の憲法で保障されているなどと指摘しました。
今後の焦点は、韓国の検察当局が控訴するかどうかです。
韓国の刑事訴訟法では、控訴できるのは7日以内と定められていて、検察は判決内容を検討したうえで、対応を決めるとしています。
では、判決は日韓でどのように受け止められたのでしょうか。
韓国外務省の当局者は、無罪判決のあと、日韓関係が改善するきっかけとなることを期待していると述べました。
また韓国メディアの一部も、両国の間で最大の懸案となっている、いわゆる従軍慰安婦の問題で、両国首脳が政治的な決断をしやすくなったという肯定的な見方を伝えています。
一方、日本政府内からは、判決は日本側の意向に沿ったもので評価できるとして、今後の日韓関係の進展に期待する声が出ています。
ただ、今回の判決がいわゆる従軍慰安婦の問題を巡る協議に与える影響については、外務省幹部は、無罪判決は当然であり、慰安婦問題で日本側がこれまでの主張を変えることはないと述べるなど、政府は日本側の姿勢に変化はないとしています。
その上で政府は、今回の判決を受けて、慰安婦問題を巡る韓国側の主張に変化があるか見極めたいとしており、妥結に向けた両政府の歩み寄りにつながるか、注目されます。
超高層ビルなどを大きくゆっくりと揺らす、周期の長い揺れが特徴の長周期地震動。
国の検討会は、南海トラフで想定される、巨大地震での長周期地震動について、東京、大阪、名古屋周辺の三大都市圏の超高層ビルなどでは、東日本大震災を上回る揺れが予想されるとする、初めての想定をきのう、公表しました。
超高層の建物は、全国でおよそ2500棟に上り、今後、どのように対策を進めていくかが課題となります。
きのう公表された想定で、影響が最も大きいマグニチュード9クラスの地震では、大坂・住之江区の埋め立て地で、高さ200メートルから300メートルの建物の最上階の揺れ幅が、最大およそ6メートルに達し、三大都市圏の沿岸部を中心に、最大およそ2メートルから3メートルに達するという結果となりました。
いずれも東日本大震災での揺れを大きく上回り、建物の倒壊には至らないものの、部屋の中では転倒した家具などが転がって、大きな被害が出るおそれがあります。
今回の想定を受けて、国は超高層ビルの建築を認めるかどうか判断する際の基準を見直すことにしています。
ただ、高さ60メートル以上の超高層ビルは、全国の都市部を中心におよそ2500棟ありますが、長周期地震動の影響を考慮するようになったのは3年前からで、対策が取られているものは一部にとどまっています。
長周期の揺れの影響は、建物の場所や高さによって異なるため、今後は今回の想定によるそれぞれの建物への影響を、どのように把握し、具体的な対策を進めていくかが課題となります。
一方、今回の検討会では、相模トラフでのマグニチュード8クラスの地震についても、長周期地震動の想定の公表が予定されていました。
相模トラフは、関東南岸の相模湾から房総半島沿岸にかけて、プレートが沈み込んでいる場所です。
90年余り前には関東大震災を引き起こすなど、首都圏に大きな被害を及ぼすマグニチュード8クラスの地震が繰り返し起きてきたと考えられています。
しかし、揺れそのものが巨大なうえ、震源が都市の直下の場合に揺れがどう増幅するか、科学的な知見も乏しく、今回、想定の公表が見送られました。
冬型の気圧配置と上空の寒気の影響で、けさは広い範囲で気温が下がり、西日本を中心に、この冬一番の冷え込みになりました。
あさって日曜日にかけては、北日本や東日本を中心に冷え込みが強まる見込みです。
気象庁によりますと、日本付近は冬型の気圧配置が強まり、上空に強い寒気が入り込んでいる影響で、けさは広い範囲で冷え込みました。
午前6時までの最低気温は、熊本市で氷点下1度8分、宮崎市で氷点下0度4分、岡山市で0度ちょうど、大阪市で5度ちょうどなどと、西日本を中心にこの冬一番の冷え込みになっています。
また仙台市で1度2分、名古屋市で2度9分、東京都心では3度6分などとなりました。
気象庁によりますと、日中も気温はあまり上がらず、最高気温は東京の都心で12度、大阪市や広島市、それに福岡市で10度などと、東日本や西日本では、平年並みか平年より2度前後低くなる所が多くなると予想されています。
きょうは太平洋側を中心に晴れますが、北日本や北陸などで雪が降り、札幌市では午前6時の積雪が32センチと、この24時間で30センチ余り雪が積もりました。
このあと、冬型の気圧配置は西日本から次第に緩む見込みですが、あさって日曜日にかけては、東日本や北日本を中心に、さらに冷え込みが強まると予想されています。
来年度・平成28年度の予算案は、過去最大だった今年度の当初予算を上回る見通しです。
政府は、医療や介護などに充てる社会保障費が増えることなどから、一般会計の総額を96兆円台とする方向で、詰めの調整に入りました。
歳出のうち社会保障費は、高齢化による伸びを今年度の当初予算に比べ、5000億円程度に抑えるものの、32兆円程度まで膨らむ見通しです。
また防衛費は、新型輸送機オスプレイや機動戦闘車を導入する費用などを計上することで、初めて5兆円を超え、公共事業費は、今年度並みの5兆9000億円余りとなる見通しです。
こうしたことから政府は、来年度予算案を過去最大となった今年度を上回る96兆円台とする方向で、詰めの調整に入りました。
一方歳入では、税収は好調な企業業績や賃上げなどを背景に法人税や所得税が伸び、57兆円を上回る見込みで、借金に当たる国債の新規発行額は今年度から減らして、35兆円を下回る規模に抑える方向です。
政府は今後、診療報酬の改定や地方交付税などについてさらに調整したうえで来年度予算案を固め、今月24日に決定することにしています。
一方、一億総活躍社会の実現に向けた対策として、所得の低い高齢者などに1人3万円を支給する臨時給付金などを盛り込んだ、一般会計の総額でおよそ3兆3000億円となる今年度・平成27年度の補正予算案をきょう決定します。
次は12年後に東京・名古屋間の開業を目指す、リニア中央新幹線です。
JR東海は、きょう、初めての本格的な工事となる、南アルプスを貫くトンネル工事に着手します。
リニア中央新幹線は、2027年の開業を目指していて、東京・名古屋間を直通で40分で結びます。
JR東海は去年12月に工事を始め、ターミナル駅となる東京の品川駅と名古屋駅で、それぞれ資材置き場の設置などを進めています。
東京・名古屋間のおよそ286キロのうち、中間駅は神奈川県相模原市、甲府市、長野県飯田市、岐阜県中津川市に設置される計画です。
ルートの中で大きな難所とされるのが、山梨県と静岡県、長野県にまたがる南アルプスを貫く、全長25キロのトンネル工事です。
トンネルは一番深い所で、地上から深さ1400メートルに達し、周辺の地層が複雑に入り組み、地下水脈の場所もはっきり分からないためです。
今回、工事が始まるのは、このトンネルのうち、山梨県から静岡県にかけての7.7キロの区間で、リニア中央新幹線のルートの中で本格的な工事の着手は今回が初めてです。
工事はまず、非常口の掘削から行われ、来年秋ごろから、トンネル本体の工事が始まるということです。
山梨県では、リニア中央新幹線が開業されれば、企業の進出などによっておよそ1万5000人が転入すると予測し、経済効果を期待しています。
一方で、トンネルの掘削にともなって出る大量の土砂の処理方法のほか、貴重な動植物や地下水への影響を懸念する声も出ています。
JR東海は、環境の保全や安全な工事に努め、住民に丁寧に説明していきたいとしています。
先月、ロシア軍の爆撃機がトルコ軍に撃墜されたことを受けて、両国の対立が深刻化しています。
17日、ロシアのプーチン大統領は、年に一度の大規模な会見を開き、トルコに対する厳しい姿勢を改めて示しました。
およそ1000人の記者を前に行われた記者会見。
プーチン大統領は、トルコによる撃墜を厳しく非難しました。
撃墜への謝罪を拒否するエルドアン政権との対話は行わないと強調し、トルコに対する経済制裁を拡大する可能性も示唆しました。
対立が続くロシアとトルコですが、20年余り前のソビエト崩壊後は経済協力が進み、緊密な関係を築いていました。
今回の撃墜を受けて、ロシアはトルコに経済制裁を科しましたが、相互依存が進んでいただけに、制裁の痛みは、ロシア国内にも広がり始めています。
モスクワを拠点に、年間10万トンの野菜や果物を取り扱う青果業者です。
仕入れの半分は、品質のよいトルコからでした。
しかし、今回の経済制裁で、トルコから農産物の輸入ができなくなってしまいました。
制裁は観光業にも大きな影響を与えています。
今月1日から、ロシアとトルコを結ぶチャーター便の運航がすべて禁止に。
この旅行会社では、売り上げの60%以上を占めてきたトルコ行きのツアーを、販売できない事態に陥っています。
それでも、信頼関係を築いてきたトルコに裏切られたという思いから、経済制裁はやむをえないと考えています。
ロシア国内で強まるトルコへの反発。
世論調査でも、ロシア人の73%が、トルコに対する感情が悪化したと答えています。
一方、両国の関係悪化が、家族にも影響しかねないと懸念している人もいます。
モスクワの郊外に暮らす、アンゲリーナ・スボロワさんです。
夫のマフムドさんは建設会社で働くトルコ人です。
人の行き来が盛んだったロシアとトルコ。
モスクワで、国際結婚の相手で最も多いのは、旧ソビエト諸国を除けばトルコ人です。
ことし新たに息子が生まれ、4人家族となった一家。
トルコに暮らす夫の両親に、孫の顔を見せたいと考えていますが、両国の鋭い対立が、それをためらわせています。
対立が収まる兆しが見えないロシアとトルコ。
その影響はロシア社会にも広がり始めています。
さて、今回も社会現象となるのでしょうか。
ハリウッドを代表するSF映画、スター・ウォーズシリーズ。
1977年のシリーズ第1作公開以来、世界中で多くの人たちを魅了してきました。
その10年ぶりとなる最新作が、いよいよきょう、公開されます。
多くの方が待ちに待った日がきましたね。
そうですね。
日本より一足早く公開されるアメリカと、きょう夕方公開される日本。
双方での盛り上がりを取材しました。
スター・ウォーズ最新作の公開が目前に迫った、ロサンゼルス・ハリウッドの映画館。
公開を待ちきれない大勢の人たちが集まっていました。
中には10日以上並んだ人も。
至る所で高まるスター・ウォーズ熱。
先週末、ロサンゼルスでは、ファンによるイベントが開かれました。
こちらは映画の中で主人公たちが身につける、フォースと呼ばれる不思議な力を体験できるコーナー。
頭で念じることで、置かれたボールを手を触れずに動かすことができます。
等身大のキャラクターの模型や、たくさんの貴重なフィギュアなどが展示され、訪れた人たちが目を輝かせていました。
会場に展示されているスター・ウォーズグッズを所有している、スティーブ・サンスウィートさんです。
サンフランシスコの自宅に、ミュージアムまで作ってしまうほどです。
これまでに集めたスター・ウォーズグッズは、およそ9万点。
ギネス世界記録にも認定されています。
こちらのダース・ベイダーのコスチュームの一部は、実際に映画の撮影に使われたものです。
さらにファンの熱気はこんな所にも。
登場人物たちが使用する、ライトセーバーの振り付け教室です。
登場人物のコスチュームを身につけ、ライトセーバーを自在に操れるとあって、受講者は2倍に増えました。
一方こちらは、東京・新宿区の高田馬場です。
この街が、ある意外な理由で、注目を集めています。
先週、最新作を監督した、J・J・エイブラムスさんが来日。
作品の内容について、意外な事実を明らかにしました。
こちらの映画館では、スター・ウォーズの最新作の公開により、体感型の上映システムで多くの集客を見込んでいます。
映画館に導入されているのは、4Dと呼ばれるシステム。
前後左右に宇宙船のシーンで揺れました。
爆発したシーンで、煙も今、上がりました。
この大手シネコンでは、公開に合わせて対応する映画館をおよそ3倍に増やしましたが、こちらでは初日から3日分のチケットが1時間で売り切れたということです。
高田馬場の地元の方は、本当?ってびっくりされてましたね。
びっくりされていましたね。
スター・ウォーズ最新作、日本ではきょう午後6時半から一斉に公開されます。
次です。
あの人形劇が、新たな形で生まれ変わりました。
今から50年前に放送された人形劇、ひょっこりひょうたん島。
奇想天外な冒険物語が人気を集め、視聴率は40%を超えました。
大変だ、大変だ!海賊が来るぞ!
この人形劇が今月、演劇に生まれ変わりました。
海賊、トラヒゲを演じるのは小松政夫さん。
大統領、ドン・ガバチョは白石加代子さんが演じます。
さまざまな場所へと漂流しながら、仲間と共に、大切なものを探していく物語です。
懐かしい人形劇、ひょっこりひょうたん島。
脚本を書いた一人が、作家の井上ひさしさんです。
5年前に亡くなるまで、数多くの舞台作品を残しました。
そして今回の演劇。
企画したのは、ひさしさんが立ち上げた劇団を引き継いだ、娘の麻矢さんです。
50年の時を経て生まれ変わった、ひょっこりひょうたん島。
そこには、知られざる父と娘の物語がありました。
元海賊のトラヒゲさん。
トラヒゲさーん!
初日を1週間後に控えた今月上旬。
初めて行われた通し稽古に熱いまなざしを注ぐ、プロデューサーの井上麻矢さんです。
父親のひさしさんが亡くなる1年前から、この企画を温めていました。
昭和42年、井上家の三女として生まれた麻矢さん。
18歳のとき、両親が離婚。
以来、麻矢さんは、父親のひさしさんを遠ざけてきました。
2人の関係に大きな変化が生まれたのは7年前。
ひさしさんたっての願いで、麻矢さんが劇団の運営に関わるようになったのがきっかけでした。
ひさしさんに肺がんが見つかったのは、そのよくとし。
麻矢さんは、そのころの父からの留守番電話のメッセージを、今も消せずにいます。
毎晩のようにかかってくるようになった電話。
ひさしさんのたわいのない会話は、次第に脚本や演劇論に変わり、通話は10時間を超えることもありました。
父親から娘へと託されるメッセージ。
麻矢さんは、ひと言も漏らすまいと、必死にメモを取り続けました。
麻矢さんが書いた本には、大切に書き留めた父親のことばがつづられています。
あらゆることが便利になっていくが、人間関係を便利にする方法はない。
考え方や立場の違う人々が共に生きていく姿を、ユーモアを交えて描き続けた父親。
えー、おせんにキャラメル、あんぱんにミカン。
麻矢さんは、その原点がひょっこりひょうたん島にあったことに気が付きました。
全部でこれだけ?
例えばこのシーン。
火山の噴火でひょうたん島に取り残された子どもたち。
食糧が底をつきかけます。
私はいいから、皆さん、おあがりなさい。
そんな、いけないわ。
先生、この島では、先生も僕らと同じ立場だよ。
先生だからって、そんな心配しなくてもいいんです。
なー、みんな。
そうよ、そうよ。
病と闘う父親と対話を重ねる中、麻矢さんはひょうたん島に込められたメッセージを改めて伝えたいと考えるようになりました。
ひさしさんが亡くなって5年。
麻矢さんは、父親の脚本を読み込みながら、脚本家や演出家を探し、役者のキャスティングにも取り組んできました。
演出を依頼された串田和美さんです。
ひょっこりひょうたん島を舞台にしたいという申し出に、たじろいだといいます。
ベテランの演出家さえ難しいという舞台。
麻矢さんたちはそれぞれの立場を超えて意見をぶつけ合いながら、稽古を重ねました。
迎えた初日。
テレビの人形劇から、役者が演じる舞台へと、作品は大きく変わりました。
それでも、父親のひさしさんが大切にしてきたテーマは、娘の舞台に受け継がれていました。
じゃあ、海賊が来たらどうするの?
ピンチを前に、意見を出し合ったり。
スタート!
一つのいすを巡って対立しても。
ここ、座れるよ。
みんなで協力して解決していきます。
うわーお!いす取りゲームって、楽しいねー!
父親、ひさしさんから託されたメッセージ。
娘の麻矢さんは大切に受け継いだ作品に込められた思いは、時代が変わっても生き続けると実感していました。
闘病中のひさしさん、そして娘さん、その2人の濃密なやり取りがあって、生まれた舞台だったんですね。
そうですね。
漂流劇ひょっこりひょうたん島は、東京や大坂、福岡などで、2月まで上演されます。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
まずは今シーズンかぎりで現役を引退する、澤穂希選手です。
本当に引退は惜しまれますよね。
そうですよね。
きのうの記者会見で、引退を決めた理由を語りました。
澤選手の引退に、共に戦った仲間たちは。
そして、澤選手は改めてサッカーへの思いを語りました。
澤選手、本当にお疲れさまでした。
続いてはプロ野球・広島の黒田博樹投手です。
ことしは大リーグから復帰して、プロ野球を盛り上げましたね。
そうですね。
来シーズンも広島でプレーする黒田投手。
現役選手の最高年俸で契約を更改しました。
広島の黒田博樹投手が、現時点の現役最高年俸、2億円アップの推定6億円プラス出来高払いで契約を更改しました。
今シーズンは、大リーグから通じて、6年連続2桁勝利となる11勝を挙げた黒田投手。
来シーズンは41歳。
日米通算200勝の記録に、あと7勝です。
スポーツでした。
次は、気になる@ライブ、時代の流行とネットのトレンドに迫ります。
きょうは赤松アナウンサーです。
赤松さん。
おはようございます。
インターネットで話題になったキーワード、このように、いろいろありますが、今回注目したのがこちら。
意識高い系ほにゃらら、ということで、意識高いのが何か?こちらの施設です。
中に入りますと和久田さん、カフェのようなすてきな空間ですよね。
インテリア、ファッション業界など、トップクリエーターが集まって、ことし作られました。
例えばこの内装や、机やいすなどは、空間プロデューサーが手がけました。
そしていい香りがします。
こちらのパン。
1つ100円から200円ほど、安めです。
このパンは、人気のベーカリーショップのオーナーがプロデュースしました。
さらに、あっ、すみません、よろしくお願いします。
店員さんが着ているユニホームは、ファッションデザイナーがデザインしたものなんです。
ありがとうございました。
すてきですよね、意識高いですよね。
カフェのように見えるんですが、実はここ、大学の学食なんです。
けさは千葉県の千葉商科大学に来ています。
学食といいますと、生協ですとか、ほかには食堂業界が担うことが多いんですが、こちらでは建物の設計からメニューまで、こうしたクリエーターの皆さんが主体となって作り上げてきたんです。
この空間、学生の皆さんの意見を取り入れて作った結果、とても居心地のいい場所になりまして、このように、学食でゼミが行われることもあるそうです。
教室でやるよりも、意見が出やすいという声もありました。
このように、大学とこれまで、異業種との参入なんですが、ほかにもあります。
こちら、大正大学では、これ、学食です。
フレンチが楽しめるんですが、運営しているのは、大手ホテルチェーンです。
大学としては、近隣住民の集客効果を見込めますので、大学のイメージアップにつなげたい。
ホテル側としては、大学生ってなかなかホテルで食事をしないんですが、ホテルのファンを増やして、ブランド力アップにつなげていきたいということなんですね。
さらに、武蔵野大学では、参入してコラボレーションしたのが、この雑誌、出版社です。
環境学の授業の中から学食のコンセプトが生まれました。
ロハスと書いてますけど、自然に優しくて、ゆったりとした空間でくつろげる学食として人気です。
大学としては、問い合わせが増えるなど、認知度が上がったそうです。
さらに出版社としては雑誌を置きますので、新たな読者を獲得できるということなんですね。
このように各地で学食がリニューアルして、新しい場所が生まれているんですが、こうした空間が、新たな役割を担っている所もあります。
これがその、神田外語大学です。
これ、アジアンテーストな屋台に、韓国やベトナム、インドネシアなどの料理、さらにこれ、イスラム教徒の皆さんに配慮して、豚肉やアルコールを使っていない料理もあります。
さらにこれ、分かりますか?礼拝をするためのスペースです。
専用の祈とう室が学食に配備されているんです。
これ、インバウンド、外国人観光客を見据えたものなんですね。
実際、近所の人や観光客がもうすでに訪れているそうです。
そしてここ、千葉商科大学では、近所の主婦の皆さんが、ここでママ友とママ会を開くこともあるそうです。
海外からご近所まで、人をつなぐ新たな空間になっていきそうです。
いろんな思惑が交錯する場所に、学食ってなってるんですね、今ね。
そうですね。
長居してしまいそうですね。
そうですね、行ってみたい。
続いて気象情報です。
けさは一段と冷え込んでいますね、渡辺さん。
そうなんです。
東日本、西日本では今シーズン一番の冷え込みになった所が多くなりました。
東京・渋谷も息をしますと、鼻がちょっとつーんとするぐらい、空気がとってもとっても冷たいです。
この冷え込みで初氷が各地、観測されました。
静岡や宮崎、鹿児島、福岡、そしてここには書けませんでしたが、名古屋でも氷が張るほどの冷え込みとなったんです。
このあと、日中もこの時期らしい冬の寒さ、続きます。
予想最高気温です。
九州から関東は10度から12度くらい。
山陰と北陸、東北南部は8度前後でしょう。
東北北部と北海道は5度以下の見込みです。
さあ、寒さをもたらす寒気の予想を見ますと、西日本では寒気が次第に抜けていきそうです。
土曜日は東日本、北日本にまだ居座るこの寒気ですが、動かしますと、日曜日には次第に北上して、これも弱まっていきそうです。
そして今週末以降、この先1か月の気温は全国的に平年よりも高い予想なんです。
特に関東から沖縄にかけては、その確率がかなり高くなっています。
今回のように、一時的に寒気の流れ込むことはあっても、この先も暖冬傾向が続く見通しです。
では、きょうの天気を見ていきましょう。
けさお伝えしているニュースです。
超高層の建物の対策が課題となります。
南海トラフで想定される巨大地震での長周期地震動。
国の検討会はきのう、三大都市圏の超高層ビルなどでは、東日本大震災を上回る揺れが予想されるとする初めての想定を公表しました。
超高層の建物は、全国でおよそ2500棟に上り、今後の対策が課題となります。
一方、今回は、首都圏への影響が最も大きいと見られる、相模トラフの地震についての想定は公表が見送られました。
内閣府は、来年2月までに新たな検討会を設けるとしています。
2015/12/18(金) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼「スター・ウォーズ」きょう公開▼リニア中央新幹線・南アルプス区間きょう着工▼トルコへの経済制裁で打撃受けるロシア市民▼劇作家井上ひさしさん・受け継ぐ娘の思いは
詳細情報
番組内容
▼トルコ軍によるロシア軍機の撃墜を受け、対立が深刻化する両国。もともと緊密な経済関係にあっただけに、トルコへの経済制裁がロシア市民に大きな影響を及ぼしています。▼「父の思いを継いで新しい舞台を」作家・井上ひさしさんが亡くなって5年、劇団を引き継いだ娘の麻矢さんに託された思いとは?父が脚本を書いた人形劇「ひょっこりひょうたん島」を、全く新しい舞台作品として作り上げようという麻矢さんに密着しました。
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
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