韓国のパク・クネ大統領に対する名誉毀損の罪に問われた産経新聞の前ソウル支局長の裁判で韓国の裁判所は無罪を言い渡した。
産経新聞の加藤達也前支局長はパク大統領が「セウォル」号沈没事故の当日に元側近の男性と密会していたなどの噂を報じ、名誉毀損の罪に問われていた。
今日の判決でソウル中央地方裁判所は加藤被告は、噂の内容が真実でないことを認識していた、韓国内での波及力を予想して注意すべきだったと非難。
その一方で、記事を作成した動機は政治や社会的な関心を日本人に伝えるためだったとして最大の争点となっていた大統領を誹謗する目的はなかったと結論づけた。
その上で公職者に対する批判は幅広く認めなければならず、言論の自由を重視せざるを得ないとして無罪を言い渡した。
無罪判決を受け、加藤前ソウル支局長はソウル市内で会見を行い当然の判決だと述べた。
さらに、起訴されたことに対して公人中の公人の大統領に関する記事が気に入らないとして起訴する構図は近代的な民主主義国家の姿としてどうなのか2015/12/17(木) 21:54〜22:00
ＭＢＳ毎日放送
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