アメリカ在住の友人とお昼ごはんを一緒に食べました。
年に2~3度は帰国しますので、その都度、会っていろいろな話をする間柄です。
ちょっと、ふんぱつして、こちらから予約。
掲載されているお店は、元は少々お高いのですが、良いお店が割り引き価格で利用でき、また、探せば「30%オフ」などのキャンペーンもありますので、とても重宝しているのです。
(会員になれば、ポイントも貰えますし・・・笑)
とてもおいしい料理をいただき、少々、お酒も飲んで大満足。
食後、天気も良かったので、都庁の展望台へ向かいました。
少し霞んでいますが、富士山も見えました。
帰宅後、ポケットに入れていたレストランのレシートを捨てる際、明細を改めると、予約注文し実際にサーブされたのとは異なる料理が記載されています。
当然ながら、単価も違います。
さらに、予約時に使用したはずのポイント分が値引きされていません・・・。
会員サイトを見たら、そこではしっかりと使用したことになっています。
明らかに、会計ミスが起きていたのです。
今日、友人との話題のひとつは、いみじくも「日本の飲食店のサービスは低下しているのではないか?」ということ。
アメリカのサービスの質は悪いというイメージがありますが、飲食店はそのようなことはない、と。
チップがあって、従業員の重要な収入となっているからですが、それでも以前に比べて、格段によくなっているとのこと。
皆、抜群の笑顔で、しつこいくらい「気をつかってくれる」そうです。
それに比べて日本は・・・。
もちろん、全ての店が、従業員が、というつもりはありません。
普通の店は普通の対応をしてくれますし、もともと無愛想な店や、給仕が乱暴な店など、いくらでもありますからね。
「そういう店は、そういうもの」と納得の上ですから、特段、腹が立つこともないのです。
ただ、体感として、同じ店でも、以前に比べて、対応のよろしくない従業員、もっと言えば「気遣いができない人」が増えているのではないか、と。
これが事実であるならば、理由は、いくつか考えられます。
先日「和解」があった某居酒屋チェーンのように、”従業員が過酷な労働を強いられている”などは、その最たるものでしょう。
一方、「客」側にも、支払うお金以上のものを期待し過ぎるという問題があるのかもしれません。
さらに、「客」「従業員」双方に、異文化を背負った人が多くなった影響もあるのでしょう。
昨今の労働環境の変化が、サービスの低下に繋がっている、と言えるのではないかと思っています。
だからと言って、チップ制となるのは、私は大反対です。
「おもてなし」という日本の麗しき文化を毀損しかねず、結果、本当に気遣いのできない人をさらに増やしかねないですから。
もっとも、ホテルをはじめとする一方的な「サービス料」や、クソくだらん「お通し」の強要などは、本当にやめて欲しいのですが・・・。
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このあと友人から連絡がありました。
夕食を食べるため、とある店に予約電話をいれたら、「予約席は満席なのでウォークインでお願いします」と言われ、待つのを覚悟で店に行ったら「ウォークインの席も予約で満席です」と断られたとのこと。
「それだったら、電話したときに言うべきでしょ」と文句を言ったら、一言「申し訳ありません」。
全く心がこもっておらず、本当にイヤになったとか・・・。
一方、私はランチのお店に、確認の電話を入れました。
即座に状況把握してくれて、心からの謝罪を受けました。
あわせて「差額を銀行振り込みで返金する」という常識的で納得のいく提案も。
トラブルがあっても、このように真摯な対応を取ってくれれば、気分は良くなるものです。「また、この店に行こう」という気にもなりますね。
さて、この両者の違い、一体、何なんでしょうか・・・?