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 洗濯用洗剤が進化しています。単身や共働きの世帯は数日分をまとめ洗いし、マンション住まいの人は部屋干しに。こうした洗濯の仕方の変化に応じ、メーカーが改良を加えています。

 2回のすすぎを1回に、短時間でも強い洗浄力を。共働きが増えた影響などで、短時間で洗える商品を望む声が高まっている。洗濯時間の短い「スピードコース」設定でもきれいに洗え、節水や節電にもなる。

 洗剤の主な成分の界面活性剤は、洗浄力が強いと水に溶けにくく、衣類に残りやすい傾向があった。横浜国立大学の大矢勝教授は「水に溶けやすく、洗浄力も強い成分の開発が進んだ成果だ」と解説する。