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【プロ野球】

嶋、40代まで現役宣言 谷繁を手本に再び自分を追い込む

2015年12月20日 紙面から

契約更改後、会見した嶋=仙台市内の球団事務所で(小林孝一郎撮影)

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 楽天の嶋基宏捕手(31)が19日、仙台市内の球団事務所で契約更改に臨み、1000万円減の年俸1億1000万円でサインした。今季限りで引退した中日の谷繁監督と同じく40代でもプレーするべく、オフは「トレーニングから見直してやっていきたい」と一から体を鍛え直す。

 嶋の頭には『師匠』の言葉があった。「30代でもう一回、体を追い込めば40代までやれる」。谷繁監督が嶋の母校・国学院大で自主トレをしてきた縁で、プロ入り後は顔を合わせるたびにかわいがってもらい、一緒に自主トレもした。45歳目前に引退したレジェンドを手本に「30代前半を大事にしたい」と話す。

 背景には危機感がある。年俸変動制の4年契約で2年目の今季、新人年を除けば最低の打率2割1分9厘に終わった。チームも2年連続のリーグ最下位。「今までと同じことをやっていては同じ結果しか出ない。何か違うことをしないと」

 珍しく数字目標も立てた。「チーム防御率3点台前半、打率3割、得点圏打率3割5分。僕が捕手として数字を残せばチームが上にいける」。2013年に味わった日本一の歓喜を再び東北へ。フリーエージェント(FA)権を行使せず残留したのも、そのためだ。

 来季はプロ10年目の節目を迎える。8日に第2子となる次男も誕生し「一年一年が勝負。ダメならクビが切られる世界だけど、できれば一年でも長くやりたい。家族のため、ファンのため、チームのために」。下地をしっかり作って、師匠のような息の長い選手を目指す。 (小林孝一郎)

※金額は推定

 

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