南西諸島にヘリ部隊検討=尖閣にらみ石垣か宮古に—防衛省
防衛省が南西諸島の防衛体制を強化するため、陸上自衛隊のヘリコプター部隊配備を検討していることが19日、分かった。配備先は沖縄県・尖閣諸島にも近い同県の石垣島(石垣市)か宮古島(宮古島市)のいずれかとする方向だ。政府関係者が明らかにした。
政府は2014〜18年度の中期防衛力整備計画(中期防)に基づき、石垣、宮古両島に、離島侵攻への初動対応に当たる警備部隊などを配置する方針を既に決め、地元自治体に受け入れを要請している。新たに検討しているヘリ部隊は、離島防衛作戦に使用することを想定している。平時には、隊員・物資の輸送のほか、民間人の救急搬送にも活用したい考えだ。
[時事通信社]