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エーゲ海で難民乗せた船沈没 18人死亡
12月20日 7時57分

トルコ沖のエーゲ海で18日、中東などからの難民を乗せた船が沈没して子どもを含む18人が死亡し、悪天候が続く本格的な冬となり今後こうした事故がさらに増えることが懸念されています。
トルコ南西部の沖合のエーゲ海で18日、木造の船が沈没しているのを近くを航行していた漁船が見つけました。
船にはシリアやイラクなどからの難民が乗っていて、この事故で子ども10人を含む18人が死亡し、救助された14人の中には低体温症のため重体の人もいるということです。
難民はいずれもトルコを出発し、冬の悪天候のなかヨーロッパを目指してギリシャに向かっていました。
IOM=国際移住機関によりますと、ことし、これまでにヨーロッパに入った難民や移民の数は99万人に達しましたが、今も1日4000人余りがギリシャに入国しているということです。
今後、悪天候が続く本格的な冬となり、難民を乗せた船の事故がさらに増えることが懸念され、EU=ヨーロッパ連合はトルコに対し30億ユーロ(日本円で4000億円)近い資金を提供して、難民たちがトルコ国内にとどまれるよう支援を手厚くするとしています。

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