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【ソウルから 倭人の眼】
「このままではまずい」とようやく気づいた?横浜・韓国総領事館の汚物報復で韓国各紙が日韓関係憂うコラム…
投げ込まれたものが爆発物のような危険物ではなく、人的な被害はなかった。しかし、よくない事件であることは間違いない。似たようなことをソウルでされかけたことが体験上あるため、一層そう思う。やられた方としては、気分のいいはずがない。
1年前のある出来事
こうした嫌がらせ、特に日本に対する嫌がらせは事実、韓国では珍しくない。1年あまり前のことだ。産経新聞を批判する複数の市民団体が、本紙ソウル支局のある建物の前に集まり、抗議デモを行った。
事前に当局へ「記者会見」(当地では記者会見の場が頻繁にデモ現場に変わる)として申請されていたもので、事情が分かっていたため、筆者は遠巻きにデモの様子を取材していた。あまりきれいな話ではないのだが、実際に起きたことを振り返ってみる。
産経新聞を非難し、罵倒する大声が響き渡るなか、取材に来ていた某日本メディアのソウル特派員が周囲を気にしながら近づいてきた。そして、こっそり教えてくれた。「彼らは汚物を持ってきている。気を付けた方がいいぞ」とのこと。
「勘弁してくれよ」と思いつつ、わざわざ知らせてくれた友人の忠告に従い、現場からさらに離れて様子をうかがっていたところ、デモ隊の中から、奇声が起きた。デモの参加者が容器に入った汚物を、現場でまき散らしたのだ。あたりは蜂の巣を突いたように騒然としていた。
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