ピカソ、天才の秘密
2016年1月3日〜3月21日
愛知県美術館
一面名古屋駅“迷駅”を脱却 乗り換え楽々、案内空間を整備へ二〇二七年のリニア中央新幹線開業に向けた名古屋駅の再開発で、名古屋市は、鉄道各線の乗降客が円滑に乗り換えできる駅構内の案内空間「ターミナルスクエア」を、駅の東西計五カ所に設けるなどの整備方針を固めた。鉄道各社との調整を本格化させ、リニア開業を機に、旅行客らに「迷駅」とやゆされる複雑な乗り換えルートの解消を目指す。リニアは着工から十七日で一年を迎える。 これまで駅の東西に整備する方針は示されていたが、具体的な場所が明らかになるのは初めて。整備方針では、駅の東西の桜通口と太閤通口にシンボルとなる広場を設けることも計画。タクシー乗り場や一般車の駐車場は別の場所に移す。 関係者によると、ターミナルスクエアを設置するのは、鉄道各線やバス降車場からの乗り換えルートの結節点に当たる五カ所。駅構内の人の流れを調査した結果、特に利用者が集中する所に絞った。 市は乗り換えルートをできるだけ直線化し、地下駐車場や地下街にも円滑に移動できる動線の確保を模索。リニアや地下鉄、バスで名駅に訪れた場合、いずれかのターミナルスクエアに直結し、各交通機関へスムーズに乗り換えできるようにする。併せて分かりやすい乗り換え案内サインも充実させる。 現在は各改札口が離れている上、地上階と地下階に分かれていることなどから、上下移動に必要なエスカレーターやエレベーターの設置などは今後、鉄道各社と具体的な協議に入る。 名古屋駅はJRの東海道新幹線と在来線、名鉄、近鉄、地下鉄、あおなみ線が乗り入れている。リニアの開業で駅北側に新駅ができることで、駅構内の乗り換えルートがさらに複雑化する恐れがあった。 名古屋市は「複数の交通機関の乗り換え動線や、駅とまちをつなぐ動線が交差する場所に、乗り換え先がひと目で見渡せ、上下移動も円滑にでき、案内機能も備えた広場空間」が必須として、ターミナルスクエアを構想した。特に鉄道駅を含む再開発ビルを計画する名鉄を含む複数の鉄道会社の利害調整が必要なため、市の整備方針が待たれていた。 PR情報
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