チョコレートがやめられない。
前から好きだったが、買ってしまうと必ず全部食べてしまうので、自主的に制限していた。しかし、最近寒さが厳しくなってきたからか、まったく歯止めが利かなくなっている。なぜか寒いとチョコが恋しくなる。
まず朝ごはんを食べたら、食後のデザートにコンビニに寄ってチョコを買う。お一人様用に小さなパッケージで売られているやつだ。ロッテのアーモンドチョコやマカデミアナッツチョコは108円で買えるので、はじめはそれを買っていたが、最近は森永のガルボを買っている。ガルボは味がチョコ、ビター、キャラメル、抹茶、イチゴ、と5種類もあって飽きない。イチゴはめったに買わない。相当気分の良い日じゃないと買う気がしない。気分が良いと、しょうがないな、寂しそうな顔をしてるから、たまにはイチゴでも食べてやるか、と慈悲のこころが生まれるのだ。基本的にイチゴ味のチョコが好きじゃない。酸味のある香りとチョコが合わない気がする。だからあの誰もが知ってるロングセラー、アポロも好きではない。
ガルボに話を戻すが、ガルボといえば、なんといってもあの食感がたまらない。カリッ、でもないし、サクッ、でもないし、ヌナ、ッでもない。なんといか、スサッ、て感じの食感だ。あれをスサッ、スサッ、とやっていると嫌なことなんて忘れてしまう。得も言われぬ幸福感に浸れる。危ないクスリみたいだ。数えたことはないが、おそらく一袋7~8個くらい入っているようだ。それでも満足感が半端ない。あの歯触りの食感のおかげだと思う。この食感はエアインチョコで一世風靡したぬ~ぼ~以来の衝撃だ。あれも確か森永だった気がする。恐るべし森永。食感の森永。
しかし、お一人様用といったって侮ってはいけない。300カロリー近くあるのだ。大盛ごはんくらいのカロリーだ。毎回毎回、間食に大盛ごはんを食べていたら、ブクブク、ブクブク際限なく太ってしまう。チョコレートの食べ過ぎで太ってしまうやつなんて、テニスの元女王マルチナヒンギス以来じゃないだろうか。それでもやめられないのだ。ガルボが。
仕方なくでっかいニキビが顔にできたらやめようと心に誓った。それができるまでは好きなだけ食べようと。そして今日の朝、鏡を見たらついにでっかいニキビがフェイスラインに出現していた。万事休す、これまでだ。
しかし、みなさんお察しの通り、僕は今日も食べた。ガルボを。スサッ、スサッ、スサッ、スサッ、スサッ、スサッ、と。
私は今日も幸せである。