HUAWEI Mate Sの実力は?!

華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)から12月4日に発売されたSIMフリーのフラグシップスマートフォン「HUAWEI Mate S」(以下、Mate S)。

今年9月に発表されたHuawei Technologies(以下、ファーウェイ)のフラッグシップモデルで、特徴的な機能としてこれまでにない革新的なタッチ機能やタッチパッド操作を可能とする指紋センサーを搭載している。

また、ディスプレイは約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)AMOLED(有機ELディスプレイ)、CPUにはオクタコア(A53X 2.2GHz + A53 1.5GHz)のHisilicon製「Kirin 935」を搭載する。

そこで、今回はオクタコアCPUの実力を知るべく「AnTuTu Benchmark V5.7.1」や「3DMark Ice Strom Unlimited」、「Geekbench 3」といったベンチマークアプリを用いてその性能を数値で見てみたいと思う。

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まずはCPU ZでCPUおよび各センサー類をチェックしてみた。Kirin 935は2.21GHz×4(クアッドコア)+1.52GHz×4(クアッドコア)のbig.LITTLE構成のオクタコアCPUと表示されている。

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続いて、AnTuTu Benchmarkでは44956のスコアとなった。同じCPUを搭載する同社の「HUAWEI P8max」(以下、P8max)が47000〜50000程度だったので若干だが下回っていた。

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続いて、3DMarkは11305で、これもP8maxを下回った。

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さらにGeekbench 3ではシングルコア872、マルチコア3636となった。マルチコアのスコアはGoogleブランドの「Nexus 5X」に匹敵するスコアだ。

今回、Mate Sの結果がP8maxより低いことから、端末の設定を見直してみた。そこで、「省電力」の設定を「パフォーマンスモード」に切り替えたところ、ベンチマークのスコアが上がることがわかった。

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パフォーマンスモードで再計測したところ、AnTuTu Benchmarkは51661とスコアが大幅アップした。

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3DMarkも同じく13654に向上した。

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ちなみにAnTuTu Benchmark V6.0のスコアは55780となった。Mate Sのベンチマーク結果はミドルハイに相応しい結果だ。実際に使っていて処理が重くて止まることやWebブラウザーでのゲームの反応が悪いなどといった普段使いでストレスに感じることはない。

SIMフリースマホとして質感だけではなく性能も丁度良い。デザインや持ちやすさで選んで損はない良くできたスマホだと感じた。

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記事執筆:mi2_303


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