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ベトナムへの日本産リンゴ輸出 4年ぶり解禁で式典12月19日 18時40分
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ベトナムの首都ハノイで、日本産リンゴの輸出が4年ぶりに解禁されたことを祝う式典が開かれました。
日本からベトナムへのリンゴの輸出はベトナム政府が2011年に制定した植物検疫法によって一時中断していましたが、両国政府の協議の結果、ことし9月、4年ぶりに解禁されました。
19日は首都ハノイのショッピングモールで販売再開を祝う式典が開かれ、日本大使館の永井克郎公使が「日本の農産物は海外でも好評で、ベトナムの皆さんにも日本のリンゴを楽しんでほしい」と述べ、日本産リンゴをPRしました。
このあと、モール内のスーパーマーケットでは「ふじ」や「陸奥」など青森県産のリンゴ5品種が販売され、買い物客が次々に購入していました。また、地元バイヤーを対象に、日本産リンゴの魅力を紹介するセミナーも開かれ、参加者からは栽培方法や品種などについて質問が相次ぎ、関心の高さがうかがえました。
今回ベトナム向けに輸出されるリンゴは合わせて25トンで、国内のスーパーなど75店舗で販売される予定です。店頭価格はアメリカ産や中国産の2倍から3倍ほどですが、JA全農あおもりなどによりますと、現地では食の安全への関心も高まっているうえ、旧正月にかけて贈答品としての需要も見込めるということで、将来的に台湾や香港に次ぐ輸出先として期待できるとしています。
19日は首都ハノイのショッピングモールで販売再開を祝う式典が開かれ、日本大使館の永井克郎公使が「日本の農産物は海外でも好評で、ベトナムの皆さんにも日本のリンゴを楽しんでほしい」と述べ、日本産リンゴをPRしました。
このあと、モール内のスーパーマーケットでは「ふじ」や「陸奥」など青森県産のリンゴ5品種が販売され、買い物客が次々に購入していました。また、地元バイヤーを対象に、日本産リンゴの魅力を紹介するセミナーも開かれ、参加者からは栽培方法や品種などについて質問が相次ぎ、関心の高さがうかがえました。
今回ベトナム向けに輸出されるリンゴは合わせて25トンで、国内のスーパーなど75店舗で販売される予定です。店頭価格はアメリカ産や中国産の2倍から3倍ほどですが、JA全農あおもりなどによりますと、現地では食の安全への関心も高まっているうえ、旧正月にかけて贈答品としての需要も見込めるということで、将来的に台湾や香港に次ぐ輸出先として期待できるとしています。
「青森のりんご 楽しんで」
青森県から式典に参加した、JAつがる弘前の天内正博常務は、「安心・安全で味も形もよい青森のリンゴを評価してもらい、ぜひ、ベトナムの人たちに楽しんでもらいたいです。今回のベトナムへの輸出解禁をきっかけにして、今後、東南アジアでの販路を拡大させていきたいです」と話していました。
「日本産は安心」
日本産のリンゴについて、30代の女性は「アメリカ産のリンゴと比べて味が濃くて、香りもいいです」と話していました。また、60代の女性は「日本のリンゴは値段は高いですが、おいしいです。日本のものは品質がよいと信じられるので安心です」と話していました。