北京で再び「赤色警報」 大気汚染で
- 2015年12月18日
北京市は18日、深刻な大気汚染が19日から予想されるとして、最も厳しい「赤色警報」を発令した。今月8~10日に続き2度目となる。
北京の気象当局によると、19日から22日にかけて北京は濃いスモッグに覆われる見通し。微小粒子状物質PM2.5の濃度は1立方メートル当たり500マイクログラムに達する予測で、最高で300マイクログラム弱だった前回の「赤色警報」期間中よりも深刻な状態が懸念されている。世界保健機関(WHO)が推奨する上限は、同25マイクログラム。
被害は北京市や近郊の石家荘市など12の主要都市を含む、中央部・西安から北東部・ハルビンに至る約2000キロの広い地域に及ぶと予想されている。