アメリカの格付け会社「ムーディーズ」が、韓国国債の格付けをこれまで最高の「Aa2 (ダブルエーツー)」に格上げしました。
ムーディーズは、19日、韓国の国債を「Aa3(ダブルエースリー)」から「Aa2 (ダブルエーツー)」に格上げし、見通しを「安定的」に据え置きました。
「Aa2 (ダブルエーツー)」は、‘Aaa(トリプルエー)’、‘Aa1( ダブルエーワン)’に次ぐ上から3番目に高い等級で、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、カナダ、オーストラリアと合わせて世界で7カ国がこの等級に属しています。
韓国国債が、世界3大格付け会社から「Aa2」の等級を示されたのは、ムーディーズが初めてです。
ムーディーズは引き上げの理由として、GDPに占める対外負債が30%に過ぎず、短期外債の比重も30%以下に減少するなど負債の管理が改善されたことを挙げています。
残りの格付け会社、スタンダード・アンド・プアーズとフィッチ・レーティングスは、韓国国債の格付けをムーディーズの格付けの「Aa3」にあたる「AA-(ダブルエーマイナス)」を維持しています。