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指定廃棄物処分場 千葉市が受け入れ拒否12月14日 11時55分
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放射性物質を含む指定廃棄物の処分場の建設を巡り、環境省の井上副大臣が候補地とされている千葉市を訪れ、改めて協力を要請しましたが、千葉市の熊谷市長は「市民の理解は得られない」として受け入れられないという考えを示しました。
原発事故で発生した千葉県内の指定廃棄物を巡っては、環境省が千葉市にある東京電力の火力発電所の敷地を候補地として示していますが、地元の住民からの反発が強く、千葉市も再協議を求めていました。
これについて環境省の井上副大臣が千葉市役所を訪れて熊谷市長と会談し、井上副大臣は「自然災害などのおそれもあり、安全性を高めるため、指定廃棄物を1か所に集約して処理する方針を堅持したい」と述べて、処分場の建設に必要な調査の実施に向け改めて協力を求めました。
これに対して熊谷市長は「当初の案と何ら変わらず、千葉市の申し入れや市民の意見が何ら考慮されていない。千葉市で現在、保管している指定廃棄物の濃度は、8000ベクレル以下になっていると推定されていて、県内すべての指定廃棄物を集約することは市民の理解が得られない」と述べ、調査は受け入れられないという考えを示しました。
会談のあと熊谷市長は「詳しい調査の受け入れはできないというのが私たちの最終回答だ」と述べました。
一方、井上副大臣は「今後も千葉市と対話を続け、問題解決に向けて前向きに取り組んでいきたい」と述べました。
これについて環境省の井上副大臣が千葉市役所を訪れて熊谷市長と会談し、井上副大臣は「自然災害などのおそれもあり、安全性を高めるため、指定廃棄物を1か所に集約して処理する方針を堅持したい」と述べて、処分場の建設に必要な調査の実施に向け改めて協力を求めました。
これに対して熊谷市長は「当初の案と何ら変わらず、千葉市の申し入れや市民の意見が何ら考慮されていない。千葉市で現在、保管している指定廃棄物の濃度は、8000ベクレル以下になっていると推定されていて、県内すべての指定廃棄物を集約することは市民の理解が得られない」と述べ、調査は受け入れられないという考えを示しました。
会談のあと熊谷市長は「詳しい調査の受け入れはできないというのが私たちの最終回答だ」と述べました。
一方、井上副大臣は「今後も千葉市と対話を続け、問題解決に向けて前向きに取り組んでいきたい」と述べました。