体の中で重要な働きをしている「酸素添加酵素」の発見などで世界的に知られる京都大名誉教授の早石修(はやいし・おさむ)さんが18日までに死去したことがわかった。95歳だった。 1920年、米カリフォルニア州生まれ。42年に大阪大医学部を卒業後、米ウィスコンシン大など米国で研究生活を送った。呼吸で取り込んだ酸素が体内のアミノ酸などと反応する時に働く酵素、酸素添加酵素を発見。この業績が世界的に高く評価されノーベル賞の有力候補といわれた。

 その後、京大医学部教授や大阪医科大学長を経て、87年から大阪バイオサイエンス研究所の初代所長に就任した。

 90年から脳死と臓器移植を審議した「臨時脳死及び臓器移植調査会」(脳死臨調)の委員も務めた。

 国内では朝日賞、日本学士院賞、文化勲章、海外ではウルフ賞(イスラエル)、ニューヨーク科学アカデミー生化学賞など著名な賞を多数受けた。