「死の天使はドミノを倒す」 太田忠司2015.12.19 *Sat*
死の天使はドミノを倒す 太田忠司 人権派弁護士の弟はなぜ消えたのか?家族を捨てて我が道を行く弟・薫は“死の天使”こと嶌崎律子の弁護を買って出た直後、謎の失踪を遂げる。 全体的に中途半端な感じがしました。 なんっていうか。 雑。 設定やら話やら登場人物やら謎やら何やらかにやら全部よ。全部!! 多分登場人物が多すぎる。 だからいろいろとエピソードをつけたりしてるうちに話があっちにいったりこっちにいったり。 正直、居酒屋の女将の存在が一番わからなかった。 「え?そこでそういう役割になるわけ?」と 別のこの人じゃなくても。 一体なんだったんだ・・・ と、本を閉じて遠い目をしてみた(゚д゚) 謎の失踪を遂げた失踪の原因がそこかとか、薫の人格の謎はそっちかとか。 なーんか落ち着かない本でしたねー。 太田さんの違う本で再挑戦しましょ。
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死の天使はドミノを倒す
「カンニング少女」 黒田研二2015.12.18 *Fri*
カンニング少女 黒田研二 都立K高校3年・天童玲美は、姉の死の真相を探るため、最難関私大・馳田学院入学を決意する。今の学力では合格が覚束ない玲美は、クラスで成績トップの優等生・愛香と陸上インターハイ選手の杜夫、機械オタクの隼人の協力を得て、カンニングによる入試突破を目指す。スリル満点の胸キュン青春コンゲーム小説。 うーーーーーーーーーーーーーーーーーーむ。 青春小説だったかも。 馳田大学へ受験資格を得るためにとりあえずカンニング。 それはまぁいいんだけど、 大学受験もカンニング。 えーーーー??? カンニングもすっかりハイテクの時代です。 何を書いているのか、これは現存するのか(しないよね)わかりませんが(笑) 鈴村女史がものすごくイヤな感じで書かれてますが 私からすると、明らかに学生の方が悪い。 不正したり授業を欠席して単位が取れなくて騒ぐとか意味分からん。 一体、大学生ってどうなってるのやら。 姉の死の真相を知るには大学に行くしかないと決めた 普段は気の小さい女の子。 それを助けようとバックアップするクラスメイト。 カンニングさえなければ面白い話ではありましたが。 まぁラストが前向きなのでそこは救われました。 「鬼談」 京極夏彦2015.12.17 *Thu*
鬼談 京極夏彦 愛、絆、情ーすなわち執着は、人を鬼と成す。人は人を慈しみ、嫉妬し、畏れをいだく。その思いが強ければ強いほどに。“生と死”“人と鬼”の狭間を描く、京極小説の神髄。「」談シリーズ第四弾となる、鬼気迫る短篇集。 【目次】 鬼交/鬼想ー八百人の子供の首を斬り落とさなければならぬ程。/鬼縁/鬼情/鬼慕/鬼景/鬼棲/鬼気/鬼神 ホラー。 面白かったです。 相変わらず京極さんの漢字&ひらがな表記は独特なものがあります。 「能く(よく)」とか・・・あとなんだっけ?(笑) とにかく「京極さんならではだな」と思っていたのですが。 今回初めて京極さんの小説で目にした言葉がありました。 「スマートフォン」 ・・・時代だ・・・( ̄▽ ̄;) ってことで、ちょっと昔&現代のホラーです。 鬼になる人とか、元々鬼だった人とか?? まぁそんな内容です。 個人的に好きなのは「鬼縁」 これは怖いですねー。 怖いけど面白いです。 あとは「鬼気」 現代の介護問題とかそういうのも見えつつ怖い。 こういうのが実は一番怖いのではないかと思う。 そのほかにも面白い話が沢山あり、短編ながら怖がらせるなーと 思った以上に楽しめた1冊となりました。 「ウォーク・イン・クローゼット」 綿矢りさ2015.12.16 *Wed*
ウォーク・イン・クローセット 綿矢りさ 「いなか、の、すとーかー」注目の陶芸家としてすべて順調だったおれなのに、郷里の村の工房に女ストーカーが現れて…。「ウォーク・イン・クローゼット」ガーリーで清楚なモテファッションのOL早希。素敵な服に囲まれて暮らすタレントのだりあ。そんなふたりの友情のゆくえは? 【目次】 いなか、の、すとーかー/ウォーク・イン・クローゼット 久々に綿矢作品。 今回もいい意味でぶっちゃけてラストがめちゃめちゃだった。 なんだろう。壊れている人を描くのがうまいんだよねーーー。 「いなか、の、すとーかー」はイケメン陶芸師がおばちゃんストーカーに悩まされるという 話なんだけど、実は・・・ってことでなんか分かりやすいドタバタが繰り広げてました。 「ウォーク・イン・クローゼット」は趣味が服の手洗いという早希。 好きな男からは振られ、彼氏づくりの為 合コンでいいところまでいくも、がっつく男子にうんざりする日々。 なんだかねーー(笑) 可愛らしいです。 このしょーもない人生の歩み方がなんか好き。 芸能人のだりあとは幼馴染で彼女との友情やら何やら。 いい友情だなーと思います。 振り返ると私は結婚してからあまり友達と付き合わなくなったので こういう友情を羨ましく思う時もあります。 たまにですが(笑) しかし憧れの洋服も自分が来てみると妙に似合わないって あるんだろうなー。ちょっと辛い現実(^^;)
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ウォーク・イン・クローゼット
「スキップ」 北村薫2015.12.14 *Mon*
スキップ 北村薫 昭和40年代の初め。わたし一ノ瀬真理子は17歳、千葉の海近くの女子高二年。それは九月、大雨で運動会の後半が中止になった夕方、わたしは家の八畳間で一人、レコードをかけ目を閉じた。目覚めたのは桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校の国語教師。わたしは一体どうなってしまったのか。独りぼっちだーでも、わたしは進む。心が体を歩ませる。顔をあげ、『わたし』を生きていく。 なんというか。 最後まで読んでみて自分の思っていたストーリーと違って衝撃ではありました。 たまにこういう本があるんだよねー。 自分の中で「きっとこうなるに違いない」と思っていたらそうならない本(笑) 結局はそういう事だったのか。 池ちゃんの言う通りだったのか。 読み終わってみて思う所はありますが。 でも、17歳でいきなり25年後に飛ばされて(?) しっかりと元の桜木真理子のように国語の先生が出来るってどういうこと!? かなり驚きました(笑) 適応力ありすぎww 娘の美也子も夫の桜木さんもすごくいい人で 温かく見守っている目線がありがたいなと思います。 「アノニマス・コール」 薬丸岳2015.12.11 *Fri*
アノニマス・コール 薬丸岳 3年前のある事件が原因で警察を辞めた真志は、妻の奈緒美と離婚、娘の梓と別居し、自暴自棄な生活を送っていた。ある日、真志の携帯に無言電話がかかってくる。胸騒ぎがして真志が奈緒美に連絡すると、梓は行方不明になっていた。やがて、娘の誘拐を告げる匿名電話があり、誘拐事件は真志がすべてを失った過去の事件へつながっていく。一方、真志を信じられない奈緒美は、娘を救うため独自に真相を探り始めー。予想を裏切る展開の連続と、胸を熱くする感涙の結末。社会派ミステリの旗手による超弩級エンタテインメント!!作家生活10周年記念作品。 面白かったです。 薬丸さんの話は大体少年犯罪をベースにした話が多いんだけど それ系は確かに面白いんだけど読んだ後の心身的負担が結構多く(笑) 続けては読みたくない作家さんではありました。 でも、こちらはそんなことはなく。 そういう意味もあり読みやすかったです。 なんで3年後の今?? という気持ちがないワケではなかったし、 ケータイってそんなに電池持つ?というご都合主義なところも ありましたが全体的にあまり気にならなかった。 ラストはやっぱりそこにそうくるのかと思いましたねー。 しかし作家生活10周年かー。 10年しか作家さんやってないのね。 で、結構出版されてますね。 楽しめました。 でもまた今度違う本を読んだら重~~~い内容なんだろうなと思ってます(^^;) 「生還者」 下村敦史2015.12.10 *Thu*
生還者 下村敦史 ヒマラヤ山脈東部のカンチェンジュンガで大規模な雪崩が発生、4年前に登山をやめたはずの兄が34歳の若さで命を落とした。同じ山岳部出身の増田直志は、兄の遺品のザイルが何者かによって切断されていたことに気付く。兄は事故死ではなく何者かによって殺されたのかー?相次いで二人の男が奇跡の生還を果たすが、全く逆の証言をする。どちらの生還者が真実を語っているのか?兄の死の真相を突き止めるため、増田は高峰に隠された謎に挑む!新乱歩賞作家、3作目の山岳ミステリー! これは面白かったなー。 ミステリーでもあるし、冬山って密室みたいなものじゃない!? その中今回思ったのは画像とか見た目だけでは真実にはたどり着かないんだなーと。 見た人の思い込みとか先入観。 今回の話はそれがことごとく覆されてしまうんだけど。 それにしても美月の死の真相があれだったとしたら気の毒で仕方ない。 冬山の話というと真保作品でよく読んでましたが 久々に読むとやっぱり面白いなぁと思います。 私自身は冬山にまったくロマンを求めないのですが 山のルールとか、遭難している人がいたら助けるのは当たり前とか そういうのは読んでて気持ちのいいものでした。 人間いつでもそうありたい。 でもってやたらと心移りする増田がちょっとうざかった(^^;) 「なんなのこいつ」と思いながら読んでました。 「キャリア警部・道定聡の苦悩」 五十嵐貴久2015.12.09 *Wed*
キャリア警部・道定聡の苦悩 五十嵐貴久 東大卒で警察庁に採用されたエリート中のエリート、道定聡、25歳。将来を約束されたキャリア組として群馬県警に配属され総務課長を務めていたが、ある日、部下の不祥事により責任を負わされることになる。異動先は、まさかの警視庁捜査一課強行犯三係だった。道定は新米刑事として、スタイル抜群の美人だがまったくやる気のない山口ヒカルとコンビを組まされることに。何も分からないまま、新宿で起きた高層マンションOL飛び降り事件の現場に向かうが…。(第一話「Gの密室」)ミチサダ&ヒカルの“迷”コンビが、完全犯罪と思われた5つの難事件に挑む! 【目次】 Gの密室/アリアドネの罠/元気すぎる死体/ダブル・フェイス/落人の首 五十嵐さんにしては珍しく推理物。 この山口ヒカルという刑事が「ドS刑事」のマヤとかぶるなぁ。 推理そのものは面白かったのですが (ただ、「Gの密室」は題名から大体予想はついた) 設定にだんだん飽きがきてしまって(^^;) 途中からだらけてしまいました。 でも、「元気すぎる死体」と「ダブル・フェイス」は好きかも。 まぁ「ダブル・フェイス」はそんなヤツいるのかとちょっと人格を疑ってしまいますが。 面白かったです。 ラストが少し読むのに疲れました。 割と手広いジャンルで書かれている作家さんですがやっぱりハードなのが好きかなー。 と改めて思った(。・ω・。)
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五十嵐貴久
「奇縁七景」 乾ルカ2015.12.08 *Tue*
奇想七景 乾ルカ 奇想爆発!七つの“ことば”から生まれた、まったく読み味の違う七つの奇妙な物語。著者ならではの怪作集。 【目次】 虫が好かない/目に入れても/報いの一矢/夜の鶴/只よりも高いもの/黒い瞳の内/岡目八目 大好きだっ!!! この乾さんの書く物語。 本当に「ざまーみろ」という展開になっているので救われます(笑) ラストは少し上手くまとめすぎたのではないかなと思うのですけれど。 最初の2話が本当にイヤな人がいてそこでまたラストがねぇ。 好みです(〃ω〃) このイヤな感じが(笑) 後半の話になっていくと、少し心温まる物語になってしまってねぇ。 救いのない話のほうが好きという心がねじ曲がっている私なので。 最初の2話が酷かったので(←ほめ言葉) でも、久々に乾作品を読んだのでスッキリしました。 また何か違う本を読もう。 いつもそう思わせる作家さんです。 「EPITAPH東京」 恩田陸2015.12.07 *Mon*
EPITAPH東京 恩田陸 東日本大震災を経て、東京五輪へ。少しずつ変貌していく「東京」-。その東京を舞台にした戯曲「エピタフ東京」を書きあぐねている“筆者”は、ある日、自らを吸血鬼だと名乗る謎の人物・吉屋と出会う。吉屋は、筆者に「東京の秘密を探るためのポイントは、死者です」と囁きかけるのだが…。将門の首塚、天皇陵…東京の死者の痕跡をたどる筆者の日常が描かれる「piece」。徐々に完成に向かう戯曲の内容が明かされる作中作「エピタフ東京」。吉屋の視点から語られる「drawing」。三つの物語がたどり着く、その先にあるものとはー。これは、ファンタジーか?ドキュメンタリーか?「過去」「現在」「未来」…一体、いつの物語なのか。ジャンルを越境していく、恩田ワールドの真骨頂!! 安定の恩田陸( ̄▽ ̄;) パズルみたいな本です。 パーツパーツが入り乱れてイラストもあったり、作中作?というのもあり、 そしてまた話が戻る。 作中作としてそれこそ「エピタフ東京」という話が盛り込まれ、 これがものすごく面白い。 あっという間に引き込まれ、毎回のことですが 「ここで終わるのか!」 と。 ものすごーーーーーーーーーく面白かったので あとないのか?(笑) どうしてこんなところで終えて街を大手を振って歩けるのか? そう作者に問いたい。 そんな本でした。 とにかく「東京」でしたねー。 しかし、パズルの断片っぽかったのであまり記憶には残らず。 ただただ「エピタフ東京が面白かった」というだけ。 プロフィール
Author:igaiga
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