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橋下大阪市長 笑顔で退任「これ以上やれと言われても無理」

橋下氏が政界引退
笑顔で手を振り、大阪市役所を後にする橋下市長
Photo By 共同 

 橋下徹大阪市長(46)が18日、任期満了を迎え、「これ以上やれと言われても無理。持てる力は全部出し切った」と晴れやかな笑顔で語った。同市役所での退任会見では冒頭からメディアやコメンテーターの批判を展開。最後まで放言で“らしさ”を貫いた。また橋下氏を見送ろうと、市役所の玄関には市民や職員約800人が集まった。

 会見で開口一番、「文句を2、3言う」と切り出し、8年の橋下政治の検証記事などに物申した橋下氏。これまでも繰り広げてきたおなじみの光景だ。涙はなく、「文句ばっかり言って終わっていく方がいいでしょ」とニヤリ。約1時間40分のマシンガントークに「まだエネルギーが残っている」と報道陣に言われると、「無理してやってるです。しんどい。しばらくは弁護士で」と笑った。

 大阪府知事・市長を務めた8年の政治家人生を「物事を実行するしんどさは想像を絶し、家族も犠牲にしっぱなし。でも一番エネルギーのある38〜46歳に全力を投球するだけの価値ある仕事だった」と総括した。

 私人に戻る19日午前0時には「まず1人でコンビニに行くのが目標。公園も回りたい」と笑顔。単独で出歩くなど、安全上できなかった自由な生活に思いをはせた。政界進出を後押しした恩人・島田紳助さんにも「きちんと連絡し、これまでの振り返りもさせてもらいたい」と語った。

 政界引退後に就任する「おおさか維新の会」の法律顧問の契約内容などは「守秘義務の範囲」と多くを語らず。タレント活動は「(オファーが)来ません」と意外な告白。ただ、読売系バラエティー番組「行列の出来る法律相談所」(日曜後9・00)など政界進出前に出演した番組については「先方の意向は知らないが、調整してとは言ってる」とした。

 政界で経験した“危険な罠(わな)”の有無を聞かれると、「そういう話は山ほどある。これが政治の世界だと知ってもらいたいので、墓場まで持っていかない」と言いつつ、「価値ある話なのでここではしゃべらない。有料メルマガに登録して」と“商売人”ぶりを発揮。「“橋下政治塾”みたいな形で、週1か月1でツイッターで直接討論できるようなこともやろうかと思ってる」と構想を明かし、「8年間の経験を生かしたい」と政治家として得たたものをフル活用する意欲もみせていた。

[ 2015年12月18日 20:34 ]

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