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学童保育に入れない「待機児童」過去最多12月19日 4時33分
親が仕事などから帰宅するまでの間、放課後の児童を預かる「学童保育」で、定員がいっぱいで利用できない「待機児童」はおよそ1万7000人と、これまでで最も多くなりました。
厚生労働省によりますと、ことしの5月1日の時点で、学童保育を利用している児童は102万4635人で、去年の同じ時期より8万8000人余り増え、これまでで最も多くなりました。
利用者が大幅に増えた背景には、今年度からスタートした子ども・子育て支援新制度で、学童保育の対象をこれまでのおおむね10歳未満から小学生全体に広げたことなどがあるとみられます。
学童保育を行う施設も2万2600か所余りと、前の年より500か所以上増えましたが、共働き家庭の増加などで、利用を希望しても定員がいっぱいで入れない待機児童は1万6941人と、去年より7000人近く増え、これまでで最も多くなりました。
待機児童が最も多かったのは東京都の3140人で、次いで埼玉県が1827人、千葉県が1302人、静岡県が972人、兵庫県が805人などと、主に都市部で多くなっています。
厚生労働省は、「児童を預かる時間も年々延びており、景気の回復で残業する保護者が増えているのではないか。施設の整備を進め、待機児童の解消を図っていきたい」と話しています。
利用者が大幅に増えた背景には、今年度からスタートした子ども・子育て支援新制度で、学童保育の対象をこれまでのおおむね10歳未満から小学生全体に広げたことなどがあるとみられます。
学童保育を行う施設も2万2600か所余りと、前の年より500か所以上増えましたが、共働き家庭の増加などで、利用を希望しても定員がいっぱいで入れない待機児童は1万6941人と、去年より7000人近く増え、これまでで最も多くなりました。
待機児童が最も多かったのは東京都の3140人で、次いで埼玉県が1827人、千葉県が1302人、静岡県が972人、兵庫県が805人などと、主に都市部で多くなっています。
厚生労働省は、「児童を預かる時間も年々延びており、景気の回復で残業する保護者が増えているのではないか。施設の整備を進め、待機児童の解消を図っていきたい」と話しています。