【image via Sean MacEntee】
昨年4月にGoogleはHTTPSサイトを検索順位で優遇することを発表した。
その当時は一旦様子見で良かったが、本日、少し動きがあったようだ。Google ウェブマスター向け公式ブログによると、GoogleはHTTPSページを優先的にインデックスすることを正式に発表した!
ユーザーのセキュリティ、ウェブの安全性を高める
Googleは常にユーザーのセキュリティを最優先に考え、ウェブの安全性の向上に取り組んできている。その一環として、HTTPページに対応するHTTPSページのクロールを開始することを発表。これは、HTTPSに対応していないと検索上位にランクインすることができないということではない。クローラーがページにアクセスした際にHTTPだけではなくHTTPSでも接続できた場合、HTTPSのURLをインデックスし検索結果に反映されるということだ。
ではどのような条件でHTTPSページがインデックスされるのか。その条件をGoogleが公開していたので引用しておく。
・セキュアでない依存関係が含まれていない。
・robots.txt によってクロールがブロックされていない。
・セキュアでない HTTP ページに(または HTTP ページを経由して)ユーザーをリダイレクトしていない。
・HTTP ページへの rel=”canonical” リンクが含まれていない。
・noindex robots メタタグが含まれていない。
・同一ホスト上の HTTP ページヘのリンクが含まれていない。
・サイトマップに HTTPS URL が掲載されている(または URL の HTTP バージョンが掲載されていない)。
・サーバーに有効な TLS 証明書がある。
via Google ウェブマスター向け公式ブログ: HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります
今回の発表で何よりも気になるのは検索順位にどの程度の影響を及ぼすのか。海外SEO情報ブログの鈴木謙一さんは以下のようにまとめている。
今回のインデックス仕様の変更によって検索結果に表示されるHTTPSページが増えてくるはずなので、ひょっとしたら変化があるかもしれません。
とはいえ、HTTPSアルゴリズム自体の影響力が微小なので変化があったとしても一般ユーザーが気付くほどではないでしょう。
via HTTPSページを優先的に検索結果に表示するようにGoogleがインデックスシステムを調整 | 海外SEO情報ブログ
とは言え、冒頭でも紹介した通り、GoogleはHTTPSサイトを検索順位で優遇することを発表している。遅かれ早かれHTTPS化対応をする必要はありそうだ。
ところでHTTPS対応はどうするのか。gori.meも見ての通り未対応ではあるが、既に対応を完了し、そのやり方を解説しているページがあったので参考としてどうぞ!
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