登録 : 2015.12.16 23:10
修正 : 2015.12.17 09:10
光明店開店後670万人が来店
ソウル人口の65%が訪れたことに
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16日午前、ソウルのグランソウルで開かれたイケア・コリア1周年記者懇談会で、アンドレ・シュミットガル代表が1年間の成果と今後の計画を発表している =イケア・コリア提供//ハンギョレ新聞社
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「イケア京畿道光明(クァンミョン)店は開店1年で売上3080億ウォン(約320億円)、累積訪問客数670万人を達成しました」
イケア・コリアのアンドレ・シュミットガル代表は16日、記者説明会でこう話した。 イケア・コリアは韓国進出1年の成果と未来の計画を紹介する記者説明会をこの日午前、ソウル鍾路区のグランソウルで開いた。
シュミットガル代表はまた、2017年下半期に京畿道高陽(コヤン)市の2号店をはじめ5店舗を追加で出すと明らかにした。 1号店の光明店は敷地5万9千平方メートルに延面積13万1550平方メートルだったが、再来年に開店する2号店は敷地5万1千平方メートル、延面積は16万4千平方メートルの超大型売場を作ることにした。
イケアは世界中で年間327億ユーロ(約4兆円)の売上を上げるスウェーデンを基盤とするグローバル家具・生活用品企業で、昨年12月18日に光明市に韓国初の店舗を開店した。
年間累積訪問客数670万人は、昨年末基準でソウル市人口1037万人の65%に達する規模で、イケアに集まった国内消費者の関心の高さを示している。 年間3千億ウォンの売上実績も2千億ウォンを上回る水準と予想された韓国家具業界の予想をはるかに上回るものだった。
イケアの韓国市場定着は、京畿道などが出資した京畿研究院の調査でも明らかになっている。 京畿研究院が首都圏の成人男女(20~59歳)900人を対象に10月8~23日に家具消費実態を調査した結果によれば、調査対象の40%がイケアを訪問した経験があると答えた。 訪問者のうち67.5%はイケア製品を購入したと調査された。 1人当り平均訪問回数は2.38回であった。
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グローバル家具企業イケアが、韓国に初めて開店した2014年12月18日、京畿道光明市の売場前に入場を待つ客が長い列を作っている =光明/キム・ミョンジン記者//ハンギョレ新聞社
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調査結果によれば、イケアの韓国進出は消費者の認識変化にも大きな影響を及ぼしたと見られる。 消費者は家具を「永く使う製品」(点数1~5点中の1点に該当)というよりは「流行に応じて交換する製品」(一般人2.83点、イケア訪問客3.88点)と認識していた。 また、家具を「必要な時購入するもの」(1点)ではなく「平常時に関心を持って見て回る製品」(一般人3.44点、訪問客4.21点)とし、「流行に乗らないデザイン」(1点)よりは「流行に敏感な製品」(一般人3.11点、訪問客3.91点)と認識していることが明らかになった。
この日の記者説明会では、イケア光明店の開店で周辺商圏が萎縮するという憂慮と相反する資料も公開された。 イケア・コリアが韓国流通学会に依頼し、昨年12月から今年8月の間にイケア光明店顧客のクレジットカード取引内訳を分析した結果、顧客の75%は10キロメートル以上離れた地域から訪問していたことが分かった。 また、54%はイケアの売場周辺10キロメートル以内の他の商店でもショッピングをしたと集計された。
イケア・コリアは韓国市場に対する投資規模を従来の計画より大幅に増やすことにした。 シュミットガル代表は「2020年までに韓国に1兆2千億ウォンを投資し、ソウル江東(カンドン)、京畿道一山(イルサン)など首都圏3カ所、大田(テジョン)・忠清道に1カ所、釜山(プサン)・慶尚南道1カ所など追加で5店舗を開き、韓国全体で6店舗を運用する」と明らかにした。 また、彼は「6店舗で3500人以上の雇用創出効果があるだろう」と付け加えた。
ユン・ヨンミ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2015-12-16 21:58
http://www.hani.co.kr/arti/economy/consumer/722233.html 訳J.S(1808字)