映像配信サービス「Netflix」で配信中の、まきが燃え続けるだけの番組「暖炉」(関連記事)。シュールなのに妙に癒されると不思議な人気を獲得しているこの番組の「メイキング映像」が公開されました。
ただまきを燃やすだけなのにわざわざメイキング映像にすることなんてあるのか……と思いきや、「暖炉」の撮影者たちは恐ろしく真剣。特にエグゼクティブ・プロデューサーはまき選びに対して「パチパチいうだけじゃなくてときどきシューっと音がするのがいいんだ」と独自のまき理論を語り、「これでいいんじゃないすか」などと適当な態度を取ったスタッフに対して「最初に火をつける木は出会うまで探し続けなきゃダメだ!」とまきをブン投げながら力強くダメ出しを行っています。なんだこの世界観は……。
さらにまきの並べ方にも異様なこだわりを発揮し、「その木をそこに置くのは我々の意図と違う」などと頭を抱えるシーンも。「燃える過程で木は自らを犠牲にして変化する」などと、暖炉を無駄にかっこよく表現したりしています。なんかすごい職人っぽい! まき燃やすだけなのに!
ぼんやりと火を眺めるだけの素朴さが人気の番組ですが、制作者側はまきだけではなく情熱も燃やして撮影していたようです。
(たろちん)
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