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奈良・生駒の給食異物混入 調理員を逮捕
12月18日 23時01分

奈良・生駒の給食異物混入 調理員を逮捕
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今月14日、奈良県生駒市の学校給食センターで、調理中の給食に異物が混入しているのが見つかり、警察は18日夜、調理員の男を偽計業務妨害の疑いで逮捕しました。警察によりますと「給食をいったん中断し、作業工程を見直してほしかった」と供述しているということです。
逮捕されたのは、奈良県生駒市の学校給食センターの調理員、中尾成男容疑者(46)です。
警察によりますと、中尾容疑者は今月14日、給食センターで、調理中のチンゲンサイにポリエチレン製のあめの包み紙14枚を混入させた、偽計業務妨害の疑いが持たれています。
警察は、包み紙が従業員の休憩室にあったあめと同じ商品のものだったことなどから、内部の関係者が意図的に混ぜた疑いがあるとみて捜査していました。
中尾容疑者は18日朝、遅れて出勤し、「体調が悪いため、きょうから休みたい」と申し出たということで、警察が事情を聴いたところ、包み紙を混入させたことを認めたということです。
警察によりますと、調べに対し、「給食をいったん中断し、作業工程を一から見直してほしかった」と、職場環境に不満があったことをうかがわせる供述をしているということです。
警察が事件のいきさつなどを調べています。
生駒市によりますと、中尾容疑者は平成2年に採用されて以降、給食センターに勤務していて、これまでに勤務態度に問題があったという報告はないということです。
事件を受けて生駒市は、2学期が終わるまで、市内に20あるすべての小中学校で給食を中止することを決めていました。
生駒市の小紫雅史市長は「安心安全な給食を提供すべき職員が逮捕されたことは、誠に遺憾であり、深くおわび申し上げます。再発防止と早期の給食再開に向けて万全を期します」としています。

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