「汗は他人にかかせ、手柄は自分で取る」 権力感情に酔いしれる菅直人に学ぶ 「首相としてやってはいけないこと」マックス・ヴェーバーも呆れるしかない

2011年07月18日(月) 田崎 史郎
upperline

「責任感」においては無きに等しい。たとえば、中部電力に浜岡原発運転中止要請をした際、菅は経済産業相・海江田万里が行うつもりだった記者会見を横取りした上に、他の原発を動かす仕事を海江田任せにした。海江田がそれを進めると、今度はいきなりストレステストの実施を求め、邪魔した。

 「汗は自分でかきましょう、手柄は人にあげましょう」というのが元首相・竹下登の教えだが、菅は「汗は他人にかかせましょう、手柄は自分が取りましょう」というスタイルだ。責任を他の人たちになすりつけていたのでは、組織は動かない。

 今後、首相になる政治家にはぜひとも菅を反面教師として、政権運営に当たってほしい
。(敬称略)
 

前へ 1 2 3

このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
関連記事


underline
アクセスランキング
1時間
24時間
トレンドウォッチ
編集部お薦め記事