口永良部島で学校再開の準備 ２５日にも避難指示解除

12月18日 14時37分

ことし５月に爆発的な噴火が起きた鹿児島県の口永良部島では、今月２５日、一部の地域を除いて避難指示が解除される見通しで、学校の教員などが島に渡り、来月からの新学期に向けた準備を進めました。

口永良部島のある屋久島町は、ことし５月の爆発的な噴火のあと、島の全域に出していた避難指示を、一部の地域を除いて今月２５日に解除する方針です。
口永良部島にある金岳小中学校では、ことし夏の大雨で小学校の校舎に土砂が流れ込み、これまで土砂の撤去や壁の補修などが進められてきました。
１８日は、来月８日からの授業再開に向けた準備を進めるため、教員や町の職員２７人が屋久島の宮之浦港からフェリーで口永良部島に向かいました。教員たちは、校舎内の清掃作業のほか、いすや机を教室に並べたり全国から支援物資として寄贈された本やノートなどの筆記用具を運び入れました。
屋久島町教育委員会教育総務課の竹之内大樹課長補佐は、「備品や全国からの支援物資を運び、授業再開に向けて一丸となって取り組んでいきたい」と話していました。