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＜産経新聞前支局長＞ソウル中央地裁が無罪判決 名誉毀損には当たらず [政治／ニュース]
ウェブサイトに掲載したコラムで韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領の名誉を傷つけたとして情報通信網法違反（名誉毀損〈きそん〉）に問われた産経新聞の加藤達也前ソウル支局長（49）の判決公判が17日、ソウル中央地裁であった。
李東根（イ・ドングン）裁判長は「記事には朴氏個人を誹謗する意図はなかった」と認め、無罪（求刑・懲役1年6月）を言い渡した。
コラムは昨年8月、同社の電子版で掲載された。
朴大統領が昨年4月の客船セウォル号沈没事故当日、所在が不明だったと野党側から追及された国会答弁を紹介。
大手紙・朝鮮日報のコラムや証券筋の話を引用しつつ、元側近男性との密会説が流れていると書いた。
保守系市民団体が同8月に告発したのを受け、検察が同10月、「中傷目的で報道した」として情報通信網法違反で在宅起訴。
検察側は、加藤氏は「うわさ」が虚偽だと認識しており、記事の表現などから名誉を傷つける意図は明らかだと主張した。
記事に公益性はなく、取材を十分にしておらず、真実だと信じるに足る相当な理由もないと指摘。
懲役1年6カ月を求刑していた。
日本の外務省が韓国側に「極めて遺憾で事態を深く憂慮している」と伝えるなど日本側で反発が広がり、今年11月の日韓首脳会談でも安倍晋三首相が言及するなど、外交問題に発展していた。
誹謗目的の有無が焦点となる中、米国人記者のドナルド・カーク氏、西日本新聞の植田祐一ソウル支局長、上智大の田島泰彦教授が弁護側証人として出廷し、「刑事訴追されなければならないような記事ではない」などと証言。
加藤前支局長も最終意見陳述で「大惨事当日の朴大統領の動静は関心事で、特派員として伝えるべき事柄であると考えた」などとコラムの公益性を強調していた。
公判で加藤前支局長はコラムには「うわさ」が取りざたされる政治や社会の状況を紹介するのが記事の目的で、公益性があり、取材も十分だったなどと無罪を主張。
一方、裁判長は公判で朴大統領と男性は会っていないとの判断を示し、コラムに公益性があるかどうかが争点となっていた。
■首相「日韓関係に前向きな影響期待」
安倍総理大臣は17日夕方、総理大臣官邸に入る際、「無罪判決がでたことを評価します。日韓関係に前向きな影響が出てくることを期待する」と述べた。
■外相「よい影響もたらすこと期待」
岸田外務大臣は外務省で記者団に対し、「今般、無罪との判決が下されたことを日韓関係の観点から前向きに受け止める。日韓関係を推進していくうえで、よい影響もたらすことを期待したい」と述べた。
また岸田大臣は「慰安婦問題については、協議を加速するように両国首脳から指示が出されている。こうした指示をふまえ引き続き議論していきたい」と述べた。
歴史戦 朝日新聞が世界にまいた「慰安婦」の嘘を討つ (産経セレクト)
- 作者: 産経新聞社
- 出版社/メーカー: 産経新聞出版
- 発売日: 2014/10/17
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＜記事＞
＜産経新聞前支局長＞ソウル中央地裁が無罪判決 韓国
産経前支局長に無罪判決 朴大統領への名誉毀損巡り
産経新聞前ソウル支局長に無罪判決
本紙前ソウル支局長に無罪判決
＜加古川女性遺体事件＞精力的に活動した声優の夢絶たれ 「かわいく演じさせていただきます」 [政治／ニュース]
兵庫県加古川市、加古川の中州で遺体となって発見された大阪府吹田市のアルバイト大山真白さん（20）。
岡山県出身で、今年3月に神戸市中央区の専門学校を卒業した後、大阪市のタレント養成所でアニメ声優への夢を膨らませていた。
何があったのか。
「高校2年のときに（専門学校の）セミナーに参加し、声優さんの仕事の魅力に触れ、今まで揺らいでいた自分の意志を固めることができました」
大山さんは神戸の専門学校に在学中、同校のパンフレットに写真付きでコメントが掲載された。
学園祭で司会進行を務め、同校が制作したアニメの声優にもオーディションで抜てきされたこともあったという。
専門学校で同級だった男性（20）＝兵庫県稲美町＝は「仲間同士で飲みに行った。おとなしかったけど、いつも笑顔で明るい子だった」と振り返る。
同校の先輩で大阪の養成所でもクラスが同じだった女性（21）＝大阪府＝は「きっちりした性格なのに、なぜか今月10日のレッスンは休んで『連絡が付かない』とみんな心配していた」と驚きを隠さない。
「自分の話題には控えめで、人の会話をよく聞いて盛り上げてくれる子。アニメの趣味で気が合った。今度、一緒に食事しようと約束していたのに…。なぜ加古川で」と声を詰まらせた。
専門学校のホームページによると、大山さんは学生時代、授業の一環でアニメの吹き替えに挑戦するなど精力的に活動。
平成25年にオリジナルアニメを制作するプロジェクトのオーディションに合格した際には、「初めてのアフレコ体験で緊張しています。かわいく演じさせていただきます」と意気込みを語っていた。
高校の同級生だった女性（20）は「明るくて、いつもイラストを描いていた。好きな漫画の話をしているのが印象に残っている」と声を詰まらせた。
一方、大山さんと同じアパートの１階に住む男性会社員（29）は「交流はなかったが、本当に驚いた。一刻も早く犯人を捕まえてほしい」と話した。
■屋外で殺害か
司法解剖の結果、大山さんは、頭を鈍器などでおよそ10カ所殴られた外傷性のくも膜下出血で、脳がひどく損傷するほどの陥没骨折があったことがわかり、警察は、殺人・死体遺棄事件と断定し、捜査本部を設置した。
大山さんは、岡山県の出身で、2015年の春に神戸の専門学校を卒業し、大阪の牛丼店でアルバイトをしながら、声優を目指して養成所に通っていた。
同じ専門学校に通っていた女性は「笑顔がすてきで、頑張り屋さんなんですけど、逆に信じられないですね。いろいろな方と、すぐ仲良くなれる方でした」と話した。
その後の警察の捜索で、川の中州から見つかった靴が、大山さんのものであることが判明したことから、大山さんは、室内ではなく、屋外で暴行を受け、川に遺棄された疑いがあることが新たにわかった。
また、大山さんの足取りは、12月6日午前8時にアルバイト先を出て以降、わかっていないという。
さらにその後の調べで、大山さんの体には目立った傷がなく、身を守ろうとした際に腕などにできる傷もなかったことが、警察への取材で分かった。
警察は、遺体の傷に強い殺意がうかがえることから、大山さんの交友関係も含めて捜査している。
■大山さん「まじめで明るい人」
大山さんは、アルバイトをしながら、声優やタレントを目指して、大阪・北区のタレント養成所に通っていた。
このタレント養成所を経営する会社の勝部洵一朗社長は、「まじめで明るく、周りを引っ張っていく人だった。ことし4月から声優を目指してトレーニングを受けていて、私たちも彼女の夢をバックアップしてあげたかったが、このようなことになり、本当に残念です」と話していた。
＜記事＞
絶たれたアニメ声優の夢 加古川・女性遺体
兵庫・20歳女性遺体事件 近くで発見の靴、女性のものと判明
兵庫・加古川 20歳女性殺害 頭を何度も殴られる
今春タレント養成所に入ったばかりの大山さん 「初めてのアフレコで緊張しています」声優の夢、断たれる
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