ひざが痛くて困っている
しつこい便秘に悩んでいる
少し動いただけで息切れがするなど
病院に行ってもなかなか良くならない長引く不調に悩まされているあなた
何とか解決したいと思いませんか?
セカンドオピニオンとは診断や治療について主治医とは異なる別の医師に意見を求めること
主治医からの紹介状が必要で自費診療が原則となりますがその結果思わぬ原因や解決法が判明することも
そう患者自身の意思でより良い医療を選択できる時代になったのです
そこで今回は…
そして眼科から…
日本を代表する4人の名医が集結
腰痛・胸やけ・目のぼやけなどなかなか良くならない症状を一挙に解決します
まず最初のお悩みは…
かんぱ〜い!
今年も残すところあとわずか
年忘れに仲間と交わす一杯は格別の味わいです
でもついやってしまった飲み過ぎ・食べ過ぎで…
胸の奥がムカムカ・ジリジリする何とも言えない不快感
そう胸やけを感じている人も多いのでは?
それもそのはずあるデータによると…
胸やけを訴える患者さんの数は15年間でなんと5倍に急増
およそ1300万人が悩まされていると考えられています
そんな誰でも感じる胸やけの中に危険な病が隠れていると警鐘を鳴らす名医がいます
兵庫医科大学内科学消化管科主任教授の…
そこでそんな先生の外来をちょっとのぞかせて頂くと…
この日訪れてきたのはみぞおちの辺りがシクシク痛む胸やけがあるという患者さん
しかし…
胸に痛みはあるものの何を聞いても痛み以外の胸やけの症状はありません
そこで…
と触診を始めた先生
すると…
先生胸やけを訴えているにもかかわらず足の状態をチェックし始めました
すると患者さんの
なんと患者さんの胸やけの原因が心臓の機能にあるかもしれないというのです
(スタッフ)足を診られたのはなんでですか?やっぱりそういう病気はやっぱり
先生は患者さんが胸やけだと思っている症状が実は心臓の血管の動脈硬化によって起きている場合があるといいます
そこで心臓の異常が症状として現れる足のむくみの状態を確認すると…
と最初に心臓の検査を行う事を指示したのです
そんな消化器内科のスペシャリスト・三輪先生でも苦戦した意外な胸やけの原因がありました
そのセカンドオピニオンの症例をご覧ください
(チャイム)こんにちはさわやか生命保険の岡野ですインターホン「はーい」こんにちはいつもお世話になっておりますあら岡野さん久しぶり上がって上がってはい失礼しま〜す
大手生命保険会社の営業として働く岡野葵さん43歳
親身な接客と明るい笑顔で顧客からの評判も上々
忙しくもやりがいのある日々を過ごしていました
ありがとうございます
そんな彼女に異変が起きたのは暮れも押し迫った12月のある夜のこと
すいません遅くなりました
得意先のお誘いを受け忘年会に飛び入り参加することになった葵さん
誘われると断れないのが営業という仕事の宿命
すでに今週だけで3度目の忘年会でした
(岡野)あぁ〜!岡野さんいい飲みっぷりですね
(岡野)そうですか?お代わり持ってきますすいませんありがとうございます任してください
やがてすっかり酔いも回りトイレに立とうとしたその時でした
突然胸の奥にちりちり焼けるような痛みを感じたのです
どうしたんですか?大丈夫です?大丈夫ですか?よかったらこれ
差し出されたのは市販の胃腸薬でした
早速もらった薬を飲んでみると…
あのちりちりとした痛みはすぐに治まりました
ちょうど暴飲暴食が続く時季なので薬のおかげで助かった
葵さんはこの異変をその程度にしか考えていませんでした
まさかこの時起きた胸やけこそが恐るべき病魔の目覚めを知らせる最初のサインだとも知らずに
慌ただしかった師走をなんとか乗りきりようやく迎えた新年
しかし食べたあとに胸の奥がちりちりと焼けるような胸やけは相変わらず続いていました
服用していた市販の胃腸薬も心なしか効き目が悪い気がします
するとそんな葵さんを心配したご主人は…
うん…ちょっとね一度病院で診てもらったほうがいいんじゃないか?胸やけぐらいで病院ねぇ
胸やけくらいで病院へ行くなんて大袈裟すぎる
そうは思ったものの新年会などまだまだ酒の席にお呼ばれする機会も多いため念には念を入れて近所の消化器内科を受診することにした葵さん
(医師)そうですか…はい
こうして受けた内視鏡検査の結果逆流性食道炎…ですか
逆流性食道炎とは胃と食道をつなぐ噴門と呼ばれる部分の筋肉がゆるみ胃酸が食道内に逆流
炎症を引き起こす病のこと
こちらが葵さんと同様の症状の内視鏡画像
胃と食道を結ぶ噴門と呼ばれるこの部分の粘膜が胃酸によって炎症を起こし白く変色しているのが分かります
葵さんの場合お酒の飲み過ぎによる胃酸の増加がこの炎症を招いた要因だと考えられました
しかしこのあと三輪先生のセカンドオピニオンによって胸やけの陰に潜む本当の病が明らかに
それはなんと身体の自由な動きを奪う恐るべき病だったのです
胃酸を抑える薬を出しておきますのでそれを毎日きちんと飲んであとはお酒の飲みすぎに注意してくださいありがとうございました
早速その日から言われたとおり朝晩2回処方された薬をきちんと服用
すると1週間後には…
つらかった胸やけは徐々に治まりほっと一安心した葵さん
しかしすぐにその考えが甘いことを思い知らされることになるのです
真の病魔は…
彼女の身体の自由を奪いまさにその身を溶かそうとしていたのですから
そんな葵さんに新たな異変が起きるのは…
治療を始めて1ヶ月ほど経ったある日
朝食のサンドイッチを食べていた時でした
ウッウン…
なぜか突然サンドイッチが喉の奥で詰まるような感じがしたのです
たまらずお茶を飲んでみると…
ハァ…
なんとか飲み込むことができました
とこの異変を深く気には留めなかった葵さん
しかし実はこれこそ病魔からの次なるサインにほかならなかったのです
するとのどの詰まりから僅か3日
再び病魔が牙をむいたのは…
眠りに就いてから2時間ほどたった真夜中のこと
と次の瞬間…
まるでドロドロした熱いマグマに胸の中が焼き尽くされるような猛烈な痛みが!
ぐっすり熟睡していたにもかかわらずあまりの痛みで目が覚めてしまったのです
おいだ…大丈夫か?ウゥッ…ほれ水だ飲め
とにかく冷たい水を飲みじっとしているしかありませんでした
大丈夫か?怖〜い
翌日矢も盾もたまらず先日と同じ消化器内科を訪れた葵さん
お薬もちゃんと飲んでますしお酒も1滴も飲んでませんでも胸やけが治らないんですそうですかでは…
(岡野)はいお願いします
こうして胃酸の分泌を抑えるより強い薬と食道の粘膜を保護する薬を処方してもらったのですが…
それも焼け石に水
あのひどい胸やけが食後だけでなく事あるごとに葵さんを襲うように
しかも胸やけが続く時間そのものも徐々に長くなり…
熱く激しい痛みが夜通し波のように襲い続けるようになってきたのです
そしてこのころからさらなる異変が彼女に襲いかかるようになるのです
その異変に気付いたのは葵さん本人ではなくご主人でした
最近ではしょうすいしきった葵さんの顔からトレードマークの笑顔が消えてしまっていたのですが…
それだけでなくまるで感情を失ってしまったように無表情のように感じることが増えていたのです
語りかけてもどこか反応が鈍く取り付く島がありません
さらに…
葵…えっ?
そうは言うものの口をぼそぼそさせ確かに声が異様に小さいのです
胸やけに始まり無表情で声が小さくなるなどこの数週間でまるで別人のように変貌してしまった葵さん
なんとしてもこの異常事態から妻を救い出さねば
ご主人は事の発端である逆流性食道炎について徹底的に調べ始めます
そして日本消化器病学会のホームページでこんな記事に目が留まりました
「胸やけを自分自身で我慢して一時的に症状をごまかしている人が極めて多いのではないかと心配になります」
「我慢したりせず是非とも医療機関を受診して頂きたいものです」
そこにつづられていたのは患者さんを気遣う真摯な文章
この文章を書いていた医師こそ…
葵さんご夫婦は三輪先生のセカンドオピニオンを受ける決意をします
いちるの望みを胸に三輪先生のもとを訪れた葵さんご夫婦
こんにちは三輪です
いよいよ先生による診察が始まります
改めてどんな症状かお聞きしてもよろしいですか?胸やけがひどくて夜寝ようとして横になると焼けるような痛みで目覚めてしまいますそうですかそれは大変でしたねぇ
症状の重さを訴える葵さんの様子にどこか捕らえどころのない違和感を覚えた先生
そして…
とにかくもう一度内視鏡検査を行ってみましょうはい
僅かの見落としもしないよう慎重に内視鏡を操作していくと…
先生が見たものはあまりにも異様な光景でした
そこに広がっていたのは通常の逆流性食道炎では考えられない状態の食道でした
こちらがその時の葵さんと同じ状態の食道内部を捉えた画像です
噴門の上の部分ここの部分がひどくただれて食道自体が狭くなってしまっています
さらに食道の壁には血が滲んでしまっている箇所も確認できました
以前の食道の状態と比べると明らかに重症化している様子が見て取れたのです
一体彼女の食道に何が起きているのか?
他に何か思い出せることありませんか?いいえどんなことでもかまいませんよそういえば喉の奥に詰まってお茶がないと飲み込めない時があります
すると先生は…
岡野さん…はい
そこで行われたのが食道内圧検査と呼ばれる新たな検査
食道内圧検査とは患者さんに水を飲んでもらいその時の食道の動き方を鼻から挿入したセンサーで観察するというもの
そもそも食道は筋肉でできた袋のような臓器です
私たちが物を食べたり飲んだりする時には食道の筋肉がゆるんで縮むゆるんで縮むを繰り返して食べ物を胃に送り込みます
これがぜんどう運動といわれるもの
こちらがぜんどう運動の様子が分かる正常な食道内圧検査の結果です
画面の上が食道の入り口下が胃との境目
赤くなっている部分は筋肉が強く縮んでいることを示しています
そして水を飲んだ時の動きがこの斜めの赤いライン
食道から胃へと向かって筋肉が少しずつ縮むぜんどう運動が行われ水が胃に運ばれたことが分かります
ところが
筋肉が縮んでいる赤い部分はほぼ食道の入り口だけ
先ほどのように赤いラインが胃に向かって下がっていません
そればかりか…
水を飲んでも水は食道を進まず入り口付近を行ったり来たり
葵さんの場合なんとぜんどう運動が起きず食道がほとんど動いていない状態にあることが分かったのです
明らかに異常な所見でした
ではただの逆流性食道炎でないとしたらどんな病なのか?
他に何か思い出せることありませんか?食事が飲み込みづらく感じた後必ず強い胸やけが起きますそうですか
すると問診を進めるうち先生の中に何かもやもやした疑念が湧き起こってきたのです
岡野さん先ほどからお話を伺っていて感じたんですが…えっ?そんなにつらそうにしゃべっていますか?今も胸やけがしますか?いえ今はさほど胸やけは感じていません元々そういう喋り方ですか?いえ以前はとてもハキハキ喋っていましたあまりに胸やけがつらくて元気にしゃべれなくなっているんだと思ってたけど…えっ?でもそう言われれば…≪口が開き辛い?≫
その瞬間先生の脳裏にある病名が閃きました
すると…
先生は
顔の皮膚を触ると…
手も
同様に手を診てみると…
この瞬間先生の疑念は確信に変わりました
そして…
岡野さん今から…あっはい
ここまでに三輪先生が注目したポイントは…
…という3つ
そして…
岡野さんの胸やけの本当の原因が分かりましたはいあなたは…岡野さんの胸やけの本当の原因が分かりましたはいあなたは…えっ!?
病名…
これが三輪先生が導き出したセカンドオピニオンでした
全身性強皮症とはウイルスなどから身体を守ってくれるはずの免疫機能が異常を起こし自らの細胞を攻撃
傷ついた細胞が再生する時に細胞と細胞の間をつなぐコラーゲンと呼ばれる組織が異常に増殖してしまう病
結果増殖したコラーゲンによって全身の皮膚や筋肉を硬くしてしまう自己免疫疾患の一種です
原因は不明ですが国内患者数はおよそ2万人
その9割が女性だと言われています
葵さんも何らかの原因でこの病を発症
最初にコラーゲンが増殖してしまった場所こそ…
そう食道でした
病によって食道周辺の筋肉が硬くなり…
食道自体がぜんどう運動できなくなるだけでなく胃と食道の間を隔てる噴門の働きが著しく低下
胃酸をガードする扉が開けっ放しになってしまったためちょっとした身体の動きで胃酸が逆流
繰り返しひどく焼けるような痛みを伴う胸やけを引き起こしていたのです
その結果…
葵さんの食道は耐えきれずあそこまでただれた状態に陥ってしまいました
先生がそう言われれば…
そう食道だけでなく筋肉の硬直が顔面にまで及んでいたため
そこで…
顔全体の皮膚や手の甲が硬くなっていたことから病を確信
謎の胸やけに隠れた病を炙り出すことが出来たのです
その後適切な治療を受け葵さんの胸やけの症状は緩和
再び晴れやかな笑顔を取り戻すことができたのです
このあとスタジオでは胸やけの裏に潜む知っておくべきもう1つの危険な病を三輪先生が解説します
(たけし)どうですか?胸やけ脂っこいもん食べるとちょっとなんか胸やけするかなぁ脂っこいもん僕はたまねぎだとかにんにくとかバナナとかある時散歩っていうか散歩しながらバナナ…はいえっとまぁ胸やけ代表的なものはやはり逆流性食道炎です食道のほうに酸が上がってきてここがただれるただ最近ですね命に関わる病気これ胸やけの原因になるということ意外な原因になっておりますのでそれを今回ちょっと紹介させて頂きたいと思いますそれでは胸やけを起こす意外な病こちらです
(三輪)狭心症というのは心臓の血管がですね動脈硬化なんかでちょっと狭くなって血流量が低下しましてですから運動した時などに心臓の筋肉が虚血を起こすと酸欠状態になって胸が締めつけられるような状態になるという病気です実はですね食道というのは心臓のすぐ真裏にあるもんですから心臓の痛みと食道の症状非常にまぎらわしい事がありますどうやって先生見分けていったらいいんですか?
(三輪)その1つのポイントはこの症状が起こる胸やけのタイミングですね普通逆流性食道炎というのはほとんどの場合ですね食後1〜2時間で起こってきますこういう安いそばを食ったからって関係ない…?
(ガダルカナル・タカ)安いかどうか分かんないでしょむしろそばよりも脂っこい物ですとかあるいは食べ過ぎですね狭心症の場合は坂を上がるとかですね階段を上がるとかちょっとした運動した後にこの前胸部に痛みが来るあるいは症状が出るとあと数分で治まってしまうというのも狭心症の特徴だと思いますそば食ってさらにこうやったら「イィ〜」って「俺はどっちなんだろう?」すぐ終わったらこっちの狭心症のほうかなと思えばいいんですかね?あとね年齢も結構大事なんですねあんまり若い人は狭心症少ないと思いますけどもある程度お年を召してくるとやはり必ずやっぱり狭心症のことは頭に入れておくべきだというふうに思います
こちらのグラフをご覧ください
これは厚生労働省の調査による腰痛を訴える人の数を年代別に表したもの
なんと早くも20代から増え続けています
さらにこれを
腰痛を訴える人の多くは女性なのです
そして最大の問題は腰痛の大部分が原因不明ということ
このため満足な治療もできず長い間苦しみ続けている人も少なくありません
しかしそんな原因不明の腰痛の正体を解き明かす名医がいます
整形外科教授…
先生の診察風景をちょっとのぞかせて頂くと…
こうして歩けんかったのに
患者さんが思わず笑顔を浮かべてしまうなんとも温かい雰囲気
そう先生のモットーは患者さんにいつも通りの気持ちで診察を受けてもらうということ
どんな時も明るくフランクに接し決して患者さんが緊張しないよう配慮しているのです
そのうえで…
大谷先生の診察の決め手となる最大の武器が…
触診です
患者さんが本人が「腰が痛い」と訴えたとしても実際は腰ではなく別の場所に痛みがある場合もよくあるのだとか
そこで先生は…
腕を引っ張ったりひざを触ったりなど腰以外の場所も含め全身くまなく丹念に触診
腰痛の裏に潜む本当の原因を探り出すのです
まさに大谷先生は身体を触って腰痛を解決する名医
そんな先生の触診によって謎の腰痛から救われた1人の男性がいました
震災以降復興のための作業が日夜進められています
こちらでは津波の被害があった場所に公園を建設中
この工事現場に先生に救われた男性の姿がありました
建設会社に勤める
震災以降復興現場で指揮をとり続けているベテランの現場監督です
そう横浜さんはつい1年ほど前まで原因不明のひどい腰痛に襲われていたのです
実はそんな横浜さんの腰痛の背後にはなんと2つもの重大な病が隠れていました
しかも1つは命に関わる恐ろしい病だったのです
果たして病の正体とは?
皆さんおはようございます・おはようございます・納期も迫ってるが今日も安全にケガなく仕事をしてくださいそれでは今日もよろしくお願いします
(一同)よろしくお願いします
多くの若い作業員を束ねる監督役を任されていた横浜さん
あぁダメだダメだそんなへっぴり腰じゃ・すいません俺に貸してみろ
事故を起こさぬようみずから率先して厳しく指導
とはいえ厳しいだけではありません
いや〜おやっさんたまには娘さんの手料理食べたいんじゃないですか?さみしそうな顔してコラ!俺をおちょくってんじゃねぇ!・ハハハ…・ハハハ…
共に暮らす会社の寮ではみずからムードメーカーに
部下と力を合わせ1日も早い震災復興を目指していました
そんな横浜さんに最初の異変が現れたのは一昨年の8月
一日の作業を終えショベルカーを動かそうとアクセルレバーを倒した時でした
突然腰に重く鈍い痛みが走ったのです
以前からちょっと無理をすると腰の痛みを感じることがあった横浜さん
この時もまたいつもの腰痛だと思い…
≪まぁ…≫
その夜は早めに休むことに
しかし今回に限っては翌朝になっても…
おやっさんたじまさんからお電話ですあぁ今行く
なぜか痛みが治まってくれません
仕事に差し支える前になんとかしないと
そう考えた横浜さんは…
失礼します
寮の近所の整形外科を受診することに
こんにちは今日はどうされました?なんだか腰が痛くて
するとその結果は…
長時間いすに座り続けたり腰に負担のかかる姿勢をとり続けていると徐々に筋肉が疲労
硬くこわばることで血流が低下します
すると腰の筋肉に疲労物質の乳酸がたまり痛みを感じることに
これが筋肉疲労による腰痛です
横浜さんの場合も骨に異常がなかったため筋肉を酷使する仕事柄このタイプの腰痛と診断されたのです
こうして炎症を抑える湿布薬を処方された横浜さん
しかし…
このあと腰痛のスペシャリスト・大谷先生によって痛みの本当の原因が明らかに!
なんと横浜さんの腰痛の背後には2つの病が隠れていたのです
しかも1つは生死にも関わる恐ろしい病
果たして名医のセカンドオピニオンとは?
よしこれでよしと…さすがにおやっさんも年は隠せませんねフン…また生言ってあぁ…イタタタ…ほら言わんこっちゃない無理は禁物ですよおやっさん分かった分かった
きっとこれでよくなってくれるはずだ
ところが翌日になっても…
重く鈍い痛みがずっと続いているのです
それどころか数日後には…
おい!それはそっちに置いといてくれよ・はい!
運んだセメント袋を下ろそうとしたその時
≪えっ!?≫
これまで体験したことのない痛みが腰だけではなくなぜか背中のほうにまで広がってきたのです
それはまるで…
背中に大きな岩が載っているような異様な重い痛さでした
しかも
腰と背中に載る岩の数はどんどん増加
全身が押しつぶされるような重だるさへとエスカレートしていったのです
いまだかつて経験したことのない重い痛みに言い知れぬ不安を覚えた横浜さん
再び同じ病院を訪ねることに…
すると医師は…
これがその時に撮影された横浜さんの実際のMRI画像
これを見た医師は…
そうですか…
そこで…
失礼します
医師はこれである程度痛みが治まるはずですあとは安静にしてもうしばらく様子を見てみましょう…はい
医師の言葉どおり注射の直後は痛みが引きましたが一夜明けると…
よいしょ…アイタ…
またもや腰痛地獄に逆戻りそこで…
病院に行ってもダメなら手当たり次第試してみるしかないと市販のコルセットを腰に巻いたり腰痛に効くという様々な薬を買い求めたり自己流で頑張ってみることに
こうして
福島の現場に雪がちらつき始める頃には…
あぁ…
腰と背中の重い痛みはますます悪化
グァ〜…あっ…
痛みのあまり目が覚めてしまう夜が繰り返されるようになっていたのです
そして数日後とうとう決定的な事態が…
その朝も痛みに耐えながら工事現場に出勤
ショベルカーに乗り込もうとしたその時
ウッ!?
なぜか左足が上がらないのです
腕の力を借りてなんとか身体を引き上げどうにか運転席には収まったものの…
不安のあまり動けなくなってしまいました
…とその時です
(ノック)おやっさん腰痛いんすか?いや大丈夫だ何強がってんすか!病院行ってくださいよ俺運転代わりますからすまないな…頼むわ
部下の優しさをかみしめながらすぐさま病院へ向かうことに
先生腰の痛みが治まらないんですここのところ背中全体が痛くて…
腰から背中にかけて悪化の一途をたどる症状について訴えました
はぁ…そうですか
すると先生はあることを思いついたのです
何を隠そうその専門医こそ…
実は先生県内の整形外科医からも厚い信頼を寄せられているのです
こうしていよいよ
まずは問診から
腰の具合がよくないとのことですがどんな痛みですか?そうですかそういえば…
腰の痛みについてひととおり問診した中で
実はこの時大谷先生の頭の中には腰の痛み別チャート表が浮かび上がっていました
そもそも腰痛には身体を動かした時にだけ痛みを感じる運動時痛と安静にしている時にも痛みを感じる安静時痛の2つがあります
運動時痛はヘルニアや脊柱管狭窄症など主に骨や骨の周りの神経が圧迫されることで生じる痛み
一方安静時痛は椎間板などに細菌が感染したり腫瘍ができることで起きる痛みに代表されます
そこで大谷先生は…
(横浜)はい…
いよいよ伝家の宝刀触診にとりかかることに
まずは第1段階筋肉の状態をチェックする触診
(大谷)上までめくりますよ
いきなり大きく服をめくり上げる先生
そう腰から背中にかけてのこの広い範囲を手を大きく広げ手の平全体を使って押すのです
こうして横浜さんが痛みを訴える場所と実際に痛んでいる場所にズレはないか確認していきます
続いて触診の第2段階へチェックするのは骨
触診を行うのは背骨の胸椎から腰椎にかけて17個ある骨
これを1つ1つ丁寧に叩いていきます
この触診で腰痛の原因となる異常が骨にあるかどうか探り出していくのです
ポイントはこの棘突起と呼ばれる骨が上に飛び出した部分
ここをたたくだけで骨の状態が効率よくチェックできるのだそうです
早速先生は拳を軽く握り1つ目の胸椎をたたきました
17個ある骨のうち15個をたたき終わっても痛みを感じる場所が出てきません
残る骨はあと2つ
…とその時
ウワッ!?あぁ…痛い…あぁ…
突然横浜さんが悲鳴を上げ猛烈な痛みにもだえ始めたのです
すると先生から意外なひと言が…
はい…
半年前には何も異変が見つからなかったレントゲン検査をもう一度試してみるというのです
そして上がってきた画像を見た次の瞬間
この時の実際の画像がこちら
横浜さんが痛みを訴えた腰椎をよく見ると…
なんと上の正常な腰椎と比べ大きく溶けてえぐれていたのです
そうこれこそが腰痛の原因
ところが…
大谷先生は全く納得していませんでした
≪この腰椎の溶け方が激しすぎる!≫
まさか患部はこれ以外にも!?
最悪の可能性に思い当たった大谷先生はこう切り出したのです
3度目の触診は腰ではなくなんとお腹でした
今度は軽く指でおなかを押しながら下腹部から上のほうを探っていきます
そして先生の指が横浜さんのへその少し下に達したその時…
指の下で何かがビクビクとうごめいているような感覚がかすかに伝わってきたのです
すると先生は…
えっ…今から?はいもしかすると…ええっ!?
すぐさま腹部のCT検査が行われました
その結果横浜さんのお腹の中には思いもよらない恐るべきものが発見されたのです
こちらがその時撮られたCT画像
おなかの中心にある赤い巨大なこぶは…
今にもはち切れんばかりの状態です
正常な状態の大動脈がこちら
両者を比べてみると違いは一目瞭然
そうこれこそ横浜さんの腰痛の陰に潜んでいたもう1つの病だったのです
まず腰痛の原因となったのが化膿性脊椎炎という病
化膿性脊椎炎とは何らかのきっかけで生じた免疫力の低下によって体内に侵入した細菌が脊椎の中で増殖
徐々に化膿し骨を溶かすことで激しい痛みを引き起こす病です
横浜さんを襲った腰痛が腰から背中へと広がっていったのはまさにこの脊椎の炎症が時間とともに激しくなったため
半年前の時点ではまだ病巣が小さかったのでレントゲンにも映らなかったのです
そしてもう1つの病が腹部大動脈瘤
腹部大動脈瘤とは腹部の大動脈が高血圧などによってこぶのようにふくれあがってしまう病
やっかいなのは
実に9割という高い確率で命を失う危険性があるということ
でも大谷先生はなぜこの恐ろしい病まで見つけ出すことができたのでしょうか?
それこそ…
そう化膿性脊椎炎による腰椎の溶け方があまりにも激しかったということ
腰椎の異常な溶け方から細菌の大増殖を疑った先生はその増殖した細菌が腰椎の外へ広がり…
やがて腹部の大動脈の壁に付着
再び増殖した結果こぶを作っていると推測
そこで腹部を触診したところビクビクとしたかすかなうごめきをキャッチ
見事潜んでいたもう1つの病を発見したのです
この時見つかった横浜さんの大動脈瘤はいつ破裂しても不思議ではないほど膨れ上がっていたといいます
こうして大谷先生の見事な触診によって腰痛の原因だけでなく生死にも関わる重大な病まで探り出すことができた横浜さん
すぐさま
そして半年後の今横浜さんはすっかり腰痛から解放され再び全力で福島の復興に取り組んでいます
さまざまな要因によって起きる腰の痛み
レントゲンやMRIを撮っても何も映らない原因不明の腰痛は実に全体の85%近く
そのためなかなか腰痛が治らず長引いてしまっている人も多いのでは?
でも
近年そんな
しかもこれからお見せする1枚の写真を見るだけでなぜあなたの腰痛が長引いているのかその原因がわかるかもしれません
このあとその簡単検査を実施!
さらに長引く腰痛がたちどころに治る劇的改善法も名医がお伝えします
このあと
総合診療科の名医がセカンドオピニオンで解き明かします
果たして!?
今からあなたの腰痛がなぜ長引くのかその原因がわかる検査を行います
腰をかがめて荷物を持つ男性の写真です
この写真を見て皆さんはどう感じますか?
実はその感じ方が腰痛を長引かせる原因と大きく関係しているのです
スタジオのお2人はこう感じていました
僕はやっぱりひざ使ってないからこれやばいなと思う私もひざが伸びてるのが絶対腰に負担かかって痛いだろうなと思いますじゃこれ見てこんなの持てるわけねぇだろうがよっていうもっとこうだろうっていう
写真を見て「危なそうだな」などの不安感を感じた前田さんと熊谷さんは実は腰痛の持ち主でした
しかし腰痛がない人がこの写真を見ても全く何も感じないと言います
そうこの感じ方の差こそが腰痛を長引かせる原因と大きく関係しているのです
あの…実はですねこれはあの…不安感あるいは腰痛に対する恐怖感と実際の腰痛の関係がどういうふうになってるかという実験で使われた時の画像でありますへぇ〜!
(大谷)で実際この画像を腰痛がない人と腰痛がある人に見てもらったんですねそれで脳が実際にどういうふうに反応したかということを調べてみましたまずは腰痛がない健康な人の結果がこちらです
(大谷)これはあの…脳の断面図なんですが若干光ってる所がありますよねこれは脳が先ほどの画像を見て反応したんですけどもこの反応は通常の反応であります
(斎藤)これに対して腰痛がある人の結果がこちらです
(熊谷)あら!めっちゃ反応してる
(大谷)ということで明らかに色んな所が反応しておりましてね特にこういう部分が痛みの感じ方に関係してる所というふうにいわれています実際にはですねこの腰痛がある11人のうち7人の方がこの画像を見ただけでやはり何らかの腰痛を感じたと言いますえぇー!腰の痛みを訴えるんだ脳ってすごいですねあぁありますねありますね何かあるんですね頭が…そうですねはい実際はですね腰痛がある人っていうのはですね腰痛の…かつて痛かった記憶が頭に残っていて実際腰痛起きたらどうなっちゃうんだろうというようなことが記憶にあってそれで痛みに対しての感じ方が非常に鋭くなっていてで少しの痛みあるいは今後痛みが起きるかもしれないというようなことに対して脳が過剰に反応して頭で痛みを感じているということであります
写真を見ただけで
あなたは
では
その方法がこちら
これはですね私の患者さんで実際に長い間腰痛に苦しんでいた人が劇的に治ったという実際の例です
(斎藤)はいということでその方法がこちらです
(斎藤)その方法がこちらです「犬を飼う」
(斎藤)はい「犬を飼う」意味が分かんないんですけどいや犬と一緒に四つんばいで歩くんじゃ…
(陣内)違うでしょ腰の負担が…犬の腰痛って聞いたことないから
(大谷)というわけではなくてこれはですね私の患者さんで10年以上痛みにずっと苦しんでいてですね寝たきりになった方がいたんですけれども旦那さんがですねまぁよかれと思って気晴らしになればということで犬をかってきたんですねそうするとですね痛くて痛くて動かなかった人が無理やりにでも動く様になりましたよねそういうようなことの繰り返しでだんだんだんだん動けるようになってきてそれとともに腰痛が軽くなって今の時点では腰痛がないという…「犬を飼う」って答えがなぁ?
(陣内)まさかの答えですわでもそうか脳がですね非常に過敏な状態からですね趣味とかですね気晴らしを行うことで少〜しずつ少〜しずつ落ち着いてくるようになってくるといい方向に向いてくるということであります
(陣内)そんなこと全く考えなかったですねやはりですねそういうことと同じように恋をするとかねそういうようなことでもよくなる人がいます腰痛の改善法で「恋をする」?それをお医者さんに勧められるわけですか?ほんとですか?まぁ実際わたくしの患者さんで寝たきり状態で運ばれた方がたまたま入院先である方と親しくなってそれで恋が成就して結婚するという過程で腰痛がなくなった人もいますえぇ〜!?
ここからは新しいタイプの診療科を2つご紹介します
それは…
イッタイ…
常に身体の節々が痛むあなた
目のぼやけが治らないあなた
咳で眠れない…など
是非今知っておいて頂きたい診療科なのです
それこそが…
これらの診療科では…
既存の診療とは異なる様々なアプローチ方法で不調の原因究明が行われ身体の奥に隠れている本当の病の正体をあぶり出す作業が日夜行われているのです
そんな新しいタイプの診療科の中からまずお伝えするのは…
総合診療科の
総合診療科とは個別の痛みや症状にとらわれず全ての専門分野にわたる幅広い知識を武器にあらゆる病の可能性を探る診療科のこと
大阪府高槻市にある大阪医科大学附属病院
ここに日本の総合診療の礎を築き上げてきた名医がいます
日本に総合診療という考え方が確立されていなかった20年以上前この分野に医療の未来を確信した鈴木先生
以来総合診療医として原因不明といわれてきた患者さんを次々に救い出してきました
そんな先生のモットーは…
常に
そのためこんにちは
この日も原因不明の発熱で入院した患者さんの経過を自らの目で確かめます
本当の病の原因を探り当てるためには患者さんとの信頼関係を築き上げていくことこそが医師にとって何よりも大切なことだと先生は言います
はい吸って…
そんな鈴木先生が今回は番組に寄せられたお悩みに答えてくださいます
どこの病院でも分からなかったという病の本当の原因は突き止められるのでしょうか?
相談者は愛知県にお住まいの60代の女性
原因が全く分からない謎のむくみとは一体どのようなものなのか?
(スタッフ)こんにちは
お悩みを寄せてくださった川端扶美子さんです
迎えてくれた扶美子さんの手に握られていたのは…1本の杖
聞けば今ではむくんだ足が痛み杖に頼らなければ満足に歩くこともできなくなってしまったといいます
早速一番むくみがひどいという足の状態を見せて頂くと…
ただこうやるとへこんではおりますので
そう扶美子さんの足のむくみは両足とも表面が硬くパンパンに張ってしまうタイプ
さらに…
特に痛みが出るのはこうした階段などを上り下りする時
ふくらはぎから足の裏にかけてピリピリとした痛みが走るのだそうです
長年扶美子さんを苦しめ続ける原因不明のむくみ
一体彼女の身体に何が起きたのでしょうか?
このあと総合診療科の名医鈴木先生が扶美子さんを苦しめるむくみの本当の原因に迫ります!
すべての始まりは今から4年前のことでした
持病により早期退社を余儀なくされてしまったご主人に代わり一家の大黒柱としてバリバリ働いていた扶美子さん
そんな彼女に病が忍び寄るのは
遅くまで仕事をこなし帰宅した時でした
ただいま〜あぁ〜疲れたおかえり
すると…
あら…
そう娘に指摘され鏡を見てみると…
なぜかまぶたやほおなど顔全体が腫れぼったくなっていたのです
さらに…
見てみると…
両足のひざから下がひどくむくんでいたのです
ふだんならくびれている足首がふくらはぎからかかとまでほとんど一直線になっていました
しかしこの時扶美子さんはよく寝て休めばむくみなんて治るもの
そう軽く考えこの異変を放っておくことにしたのです
すると
思ったとおり足のむくみは消え元どおりすっきり
そして…顔のむくみもなくなっていたのです
しかし扶美子さんは気付いていませんでした
このむくみこそこれから4年にも渡って闘い続けることになる病の最初の異変であったことを
異変が再び扶美子さんを襲うのは早くも
ふと足に違和感を覚えズボンをたくし上げてみると…
やはり両足のひざから下全体がパンパンに膨らんでいたのです
靴下を脱ぐと…ゴムの跡がくっきりと帯状に広がっていました
とはいえ痛みがあるわけでもないので…
この時もそう軽く考え受け流してしまった扶美子さん
しかし…
その後水分を控えてもむくみは消えないどころか日に日に悪くなるばかり
最初のうちは午後にならないとむくまなかった足が…
徐々に1日中むくむようになってしまったのです
さらに…
むくみがひどくなるにつれて身体全体が重くだるく感じられるように
ようやく事の重大さを感じ始めた扶美子さんは恐る恐る体重計に乗ってみることに
すると…
42kgだった体重が47kgに
わずか2週間で5kgも増えてしまったのです
矢も盾もたまらず扶美子さんはすぐに
むくみの原因と考えられる心臓・腎臓・肝臓などの異常を調べるため血液検査やCT検査を受けました
しかし…
うーん…
扶美子さんへの
むくみは何らかの原因によって細胞内にある水分が血液に回収されず残ってしまい身体が膨張したような状態になってしまうこと
原因はさまざまですが扶美子さんの場合臓器などに異常が認められなかったため彼女自身の体質によるむくみだと診断されたのです
しかし今回はその本当の原因に総合診療科の鈴木先生が挑みます
果たして名医のセカンドオピニオンとは?
早速医師に勧められたとおり尿が出やすくなる利尿剤を飲み始めた扶美子さん
すると確かにいつもよりトイレに行く回数が増えました
その期待どおりこの日は夕方になっても…
尿として水分が排出されたおかげか足はすっきりとした状態を保っていました
しかし…
この安心が長く続くことはありませんでした
薬を飲み始めて2週間ほどたった頃のこと
ただいま…
扶美子さんに悪夢がよみがえります
ふと足に前にも感じたことがある嫌な違和感を覚え…
恐る恐る足元をのぞいてみると…
なんと足が大きく腫れあがっているではありませんか
あのむくみが再び彼女を襲ったのです
それだけではありません
鏡で顔を見てみると…
映っていたのはこれまでにないくらいパンパンに膨れ上がった自分の顔でした
さらに…
突然頭痛まで襲ってきたのです
それは後頭部をギュッと締めつけられるような激しい痛みでした
あぁ…ちょっと今日は早く休んだら?
立て続けに襲いかかる異変にとまどうばかりの扶美子さん
医師に言われたとおりしっかり薬を飲んでいるのに一体なぜ?
そしてそれ以降むくみが出るたび利尿剤を飲んで尿を出しむくみを消す
症状がぶり返すと再び薬を飲むといういたちごっこを1日に何回も繰り返すようになったのです
多い時で20分に1回はトイレで排尿をしてむくみを減らす対処を行うようになった扶美子さん
しかしそんな彼女をあざ笑うように病はその身体にむくみを増殖させていきます
ここに1枚の写真があります
これは病を発症する前の扶美子さんの写真です
これとむくみにより最大に太ってしまった頃と比較すると…
ご覧くださいまるで別人
その差はなんと…
むくみにより扶美子さんの体重は60kgの大台に乗ってしまったのです
本当にこのむくみは体質によるものなのか?
以前から芽生えていた疑念が大きく頭をもたげ始め…
彼女はもう一度整形外科・腎臓内科・内分泌内科など考えられるあらゆる診療科で徹底的に調べてもらう事にしたのです
しかし…
そうですか…
同じ言葉しか聞けませんでした
まさに八方塞がり
出口の見えない迷路をさまよい続ける日々
今ではむくみによる痛みがつらく杖がないと普通の生活すらままならなくなってしまった扶美子さん
一縷の望みをかけ番組にその悩みを寄せてくれたのです
果たして原因不明のむくみの正体を鈴木先生は突き止められるのでしょうか?
いよいよセカンドオピニオンが始まります
娘さんに付き添われ愛知県の自宅を出た扶美子さん
大阪医科大学附属病院を目指します
むくみが出始めて以来こんな遠出は久しぶりです
案の定ちょっとした段差でもむくんだ足に激痛が走ります
それでも1歩1歩前へ
彼女を突き動かしているのは今日こそこの辛いむくみの本当の原因を知りたいというせつなる願い
ようやく大阪医科大学附属病院に到着したのは家を出てから2時間半後
川端扶美子さまお待ちくださいませ
総合診療科の受け付けを済ませその時を待ちます
扶美子さん緊張の面持ち
すると…
お願いします
なんと
待ちに待った瞬間期待が高まります
わたくし今日担当の鈴木と申しますどうぞよろしくお願い致します
いよいよ総合診療科の名医・鈴木先生の診察
まずは問診です
さてさて…今日はどういったことであれですかね?3〜4年前からむくみがひどくなりまして…でそれで半年ぐらいたってからかな何かこうどんどん肥え出して体重が増えてきてその時には最初42kgだった体重が何kgぐらい?10…10…10kg…10kgぐらいですかそれは何年ぐらい前のお話ですか?それがちょうど3年半〜4年ぐらい前
扶美子さんのむくみは体重増加をもたらすタイプのむくみであること
むくみ始めたのは4年くらい前であることを確認した先生
さらにむくみの特徴を追究します
その時にね体重が増えるというお話ありましたが具体的にいうとどういう感じですか?1日の体重差がそのころは3kgぐらい変動があったんですね朝は普通にもう普通の…普通の体重って…普通の感じ夕方ぐらいになると3kgぐらい肥えて…なるほどなるほど
扶美子さんのむくみのさらなる特徴は朝の体重は普通なのに対し夕方になると3kgも増えてしまうというもの
むくみによって1日の内に大きな体重変動があるという情報を聞き出した先生
すると…
飲まれてるお薬は今あれですかね利尿剤ですね利尿剤です利尿剤はいつから飲んでおられますか?2〜3年前だったと思うんですけどなるほど
そう次に先生が注目したのは尿を出すために彼女が飲んでいた利尿剤
その使用頻度を確認します
もう飲まないでいた時期もありますか?最初はむくむと飲んでたんですね体重を測ったら結構毎日飲まないといられないなっていう感じがして先生にそれを伝えて一応毎日1錠っていうことで最初は飲んで…毎日?毎日朝飲みます飲んでますね
彼女のむくみと薬の関係で注目したこと
それは毎日利尿剤を飲んでいるにもかかわらず効果があまり得られていないということでした
すると先生はやおら話題を転換
前やられてたお仕事というのはどんな関係の…差し障りなければちょっと教えてほしいんです会社を経営して…
(鈴木)そうなんですね
…と一見会社ご経営っていうことであれば当然ね色んなことがあると思いますんでねこの症状が出てきた時もそのストレスはある程度ずっと続いてはおられました?そうですね仕事してる時はやっぱりストレスでちょっとノイローゼみたいになったこともありました自分の中で夜寝られないっていうのがずっとあったんですねはぁ〜なるほど夜眠れない
(扶美子)今も…12時頃に寝ると2時頃に目が覚めてそのまま寝られないという時もありますそうなんですか
そうこの質問こそが
患者さんの立場から病を考えるそうすることで病の違った一面が見えてくると先生は言います
こうしてひとしきり問診を終えた先生は…
さぁどんな感じかな?よいしょっと…失礼しますねさてじゃあちょっと拝見しますねあっなるほど
そう言うと扶美子さんの足のむくみの状態を実際に指で触って診察していきます
(鈴木)押さえさせて頂いても…痛かったらおっしゃってください
むくんでいる場所をやや強めに指で押していく先生
そして…
サッと指を外すとその跡を見つめます
食い入るように何かを確認しているようです
慎重にもう一度
触診によって分かった扶美子さんのむくみの特徴
それは指で強く押してもあまりへこまないほど硬いむくみだということ
果たしてこの特徴は何を意味しているのか?
ここまでの診察で得られた情報は次の4点
扶美子さんのむくみは押してもあまりへこまない硬いタイプであること
体重が1日の中で3kgも変動があること
精神的なストレスがむくみの前後にあったこと
そして以前の検査結果から臓器に異常はないこと
果たして鈴木先生はこれらの情報からどんな診断を導き出すのでしょうか?
このあといよいよ総合診療医鈴木先生の診断が下されます
ちょっとお話ねまとめさせて頂きますと川端さんご自身はいわゆる浮腫なんですけどいわゆる局所性の部分的な浮腫と全身性の浮腫とあるんですけども左右対称にきてますし全体的に体重がこう増えてくるのでいわゆる全身性の浮腫でいいんですね
扶美子さんのむくみは身体全体がむくむ全身性浮腫と呼ばれるタイプ
その中でも…
たぶんこれいろいろもう調べられてるあとで…聞いたことあまりないですか?ないですたぶんですねお話伺うと
鈴木先生によるセカンドオピニオン
病名・特発性浮腫
特発性浮腫とは血管と細胞を隔てる網目が何らかの原因で拡大してしまう病
すると血管から細胞により多くの水分などがもれ出してしまうため慢性的なむくみが発生してしまうのです
特発性浮腫の大きな特徴の1つが強く押してもあまりへこまない硬いタイプのむくみであること
一般的なむくみの場合血管と細胞を隔てる網目が小さいため細胞へしみ出してくるのは水分のみ
そのためむくみを押すと軟らかくへこんだままになるのですが…
特発性浮腫の場合網目が大きく広がってしまうことで水分以外にタンパク質などほかの成分が細胞にしみ出してしまいます
するとむくみを押しても水分以外の成分が詰まっているため硬くあまりへこまなくなるのです
これこそが…
そこで先生は…
彼女のむくみを何度も押してその硬さやへこみ具合を確認していたのです
さらに名医が着目した視点は…
その時にね体重が増えるというお話ありましたが具体的にいうとどういう感じですか?1日の体重差がそのころは3kgぐらい変動があったんですね3kg?
(扶美子)はい
扶美子さんが利尿剤を飲んでいるのにもかかわらず1日で3kgも体重が増加していたこと
特発性浮腫を発症すると広がった網目から水分が漏れ出している血管内は水分不足の状態に
一時的には尿の量が増えますがそれによって血管内はさらに水分不足の状態になりそれを補うために今度は逆に尿の量を減らして体内に水を引き込もうとします
その結果さらにむくみがひどくなり体重増につながると考えられているのです
そしてもう1つ名医の視点は一体なぜ彼女が特発性浮腫になってしまったのか?
特発性浮腫に大きく関係するといわれているのがストレス
様々な心理的なストレスによって脳の下垂体が刺激されるとそこから特殊なホルモンが分泌されます
するとそのホルモンの影響で血管と細胞の間の網目が広がってしまうと一説では考えられています
そこで先生は…
色んなストレスが多かったりとかっていうのはいかがです?仕事してる時はやっぱり…
一見関係ないような話から扶美子さんが発症当時大きなストレスを抱えていた事を聞き出しました
これも名医ならではの視点
特発性浮腫に特効薬はないため先生は…
そしてストレスのかからない生活を心がけるようにとアドバイス
さらに血管から様々な成分が漏れにくくする専用のストッキングを履くことなど扶美子さんに具体的な指導を行いました
よろしいですかねじゃそういうことで
こうして鈴木先生の1時間に及ぶ
(鈴木)お大事にありがとうございました
扶美子さん診察室を出たとたん涙があふれ出しました
なんかすごくこう…
扶美子さん
続いては…
目のぼやけの真相を探る新たなタイプの診療科です
冬場に多くなるドライアイをはじめとして近視・老眼などひと口に目のぼやけといってもその原因は千差万別
しかし目のぼやけの中には視力が完全に失われてしまう病や命に関わるような重大な病が隠れている場合も少なくありません
そんな目のぼやけの原因をあらゆる角度から探り出す名医がいます
その名医がいるのは
明治14年に設立
あの夏目漱石などの著名人も通った歴史ある目の総合病院です
100年以上の歴史を誇るこの井上眼科に画期的な治療法を取り入れた名医がいます
現在の名誉院長・眼科治療の革命児
先生が
それこそが神経眼科そして心療眼科と呼ばれるもの
通常眼科で診るのは網膜や水晶体など目そのものの機能ですが先生の治療法では脳から目へつながるさまざまな神経の異常や…
ストレスをはじめとする精神的な問題までを網羅
さまざまな角度からあるいはそのさらに裏には
そして…
心の問題から目の病を探る心療眼科
2つの専門外来で眼科の新機軸を築き始めた若倉先生
そんな先生のセカンドオピニオンによって謎の目のぼやけから解放された患者さんがいらっしゃいます
(スタッフ)こんばんはどうも
東京近郊にお住まいの
今では目に異常はなく普通に生活を送れていますが以前は謎の目のぼやけに悩まされ生活が一変してしまったといいます
その陰には思いも寄らない意外な病が隠れていたのです
すべての始まりは今から5年前
当時宅配会社でドライバーリーダーを務めていた菅原さん
いつもご苦労さまですありがとうございました
配送業務一筋40年
若手からもテキパキと仕事をこなす頼れる上司と尊敬されていました
そんな菅原さんを
…とその時でした
なぜか急に目の前の視界がぼやけてしまい見えづらいのです
道路がみんな
運転中だというのに標識や信号が近くまで行かないとぼやけてよく読めません
そこで菅原さんは…
そう思いその日のうちに眼鏡店へ
一度見てもらえないかと思って
そこで改めてレンズを再調整してもらったところ…
・失礼しました・
こうして眼鏡を新調
すると…
あぁ見やすくなりました
先ほどまでのぼやけはウソのように無くなっていました
…と菅原さんはほっと胸をなで下ろしたのです
しかし本当の問題は眼鏡などではありませんでした
その陰である病が着実にその身体をむしばみ始めていたのです
直したばかりの眼鏡を掛けてみると…
昨日同様すっきりした視界が
よ〜し今日も1日頑張るぞ
早めに眼鏡を直してよかった
そう思ったのもつかの間その日の午後再び異変が…
朝は調子よく見えていたのに時間がたつにつれ再び目の前がぼやけて見えにくくなってしまったのです
ドライバーという職業柄何かあってからでは遅いと菅原さんは取るものもとりあえずそのまま動かないでください
さまざまな問診に加え視力や視野検査を受けたのですが…
視力や視野に異常がないこと夕方にかけて目がぼやける症状から医師が判断したのは…
いわゆる疲れ目でした
菅原さんの症状は目の使いすぎによって焦点を調節する筋肉が一時的に緊張し目のぼやけを起こす一般的な眼精疲労と考えられたのです
しかしこのあと若倉先生によって目のぼやけの
なんとある大切な物質が体内から漏れだしていたことが原因でした
果たして名医のセカンドオピニオンとは?
診察後眼精疲労に効く目薬を処方された菅原さん
しかし
目のぼやけにはほとんど効果がありません
そこで菅原さんは…
そう軽く考え放っておいてしまったのです
この目のぼやけが彼の体内から大切なものが漏れ出しているサインだとも気付かないまま
目のぼやけをだましだまし仕事を続けて1ヶ月
菅原さんに新たな異変が起こり始めます
それは…
首から肩にかけて重だるい痛みが出始めたのです
それまでは一切肩こりなど感じたことが無かったのにここ数週間ずっと痛みが続いていました
異変はそれだけではありません
仕事中運転をしていても妙にだるく疲れやすいのです
そこでシートをリクライニングさせ身体を休めてみると…
不思議にだるさや肩のこりが少し楽になる気がしました
俺も
菅原さんはこの異変も年のせいにして受け流してしまいました
病魔が少しずつ大切なものを抜き取っているというのに…
そんなある日奇妙な事が菅原さんの身に降りかかります
それは仕事が終わり家でくつろいでいた時のことでした
あっ!
一人息子のしょういちさんに家のハンコがどこにあるか尋ねられたのですが…
自分ではいつもの玄関の棚に入れた記憶があるのですが…
息子はないと言い張るのです
確かに玄関に置いたはずしかし…
あっ!
ハンコがあったのは玄関ではなく
この時は単なる勘違いそう思っていたのですが…
それ以降失礼しまーすお疲れさまです菅原さん菅原さんはい
荷物を置く場所を間違えることもしばしば…
そのたび年下の上司からもガミガミ怒られることが増えていったのです
目のぼやけに加え肩や首のこりそして記憶があいまいになるなどさまざまな症状に襲われ始めた菅原さん
誰にも分かってもらえないつらさは増すばかり
次第に
そしてそんな彼をさらなる異変が次々と襲うようになります
・もしもしえぇっ!?
なんと目が覚めたらお昼の12時過ぎ
まるで気を失ったように寝込み時間どおりに起きられなくなってしまうことが増えさらには…
目の前がゆらゆらと揺れる激しいめまいにたびたび襲われることも
さすがにこれはおかしい
もしかしたら何か脳に問題があるのでは?
そう不安に思った菅原さんは取るものもとりあえず
MRI検査で脳を詳しく調べてもらったのですが…
それでも諦めがつかない菅原さんは耳鼻咽喉科・整形外科・心療内科など思いつく限りの診療科を受診しますがどこに行っても原因は分からずじまい
その時点ですでに
そしてあまりの症状のひどさに仕事も一時休職せざるを得ない状況にまで追い詰められたのです
そんな菅原さんに一筋の光が差し込むのは去年の8月
もう一度目の症状を診てもらおうと訪れた眼科でのことでした
それに…
すると医師は…
菅原さん…はいお願いします
こうして医師の紹介で菅原さんがやって来た病院こそそう眼科治療の革命児・若倉先生がいる井上眼科病院でした
果たして若倉先生によるセカンドオピニオンとは?
早速先生は詳しい問診を始め…
基本的な
さらに…
脳のMRI画像をチェックした結果…
するとここからが
2つのアプローチ方法で目の異常の原因を探るのです
まず1つ目は…
では菅原さん
…とやおら先生は1本の赤鉛筆を取り出しました
これから行う検査で簡単に神経の異常がわかるといいます果たして…
やおら先生は1本の赤鉛筆を取り出しました
すると赤鉛筆を左右上下に動かしながら目の動きを確認し始めたのです
実はこれ目が赤鉛筆を追う動きを診ることで脳からつながる神経に障害があるかどうか分かる検査
動きをスムーズに追えれば問題なし
しかし動きについていけないなどスムーズさに欠ければ神経に異常ありということになるのです
神経には特に問題なしという結果に…
続いて先生が行ったのは…
ストレスなどの精神的な問題から目の病にアプローチする心療眼科
では菅原さん最近気分が晴れなくて落ち込むというようなことありませんか?
すると…
そうですね目のぼやけのせいか気が滅入ってるというか正直ボーッとしてしまって仕事しないといけないとは思ってるんですがやる気が出なくて…
かなりの確度で精神的な状態が目の症状に影響を与えている確率を示していました
しかし続いての質問で状況はがらりと一変します
菅原さん昨日あった出来事教えてもらえますか?昨日の?ええ
菅原さんの話し方に精神的な問題だけではないことを感じ取った若倉先生
するとこう続けたのです
菅原さんその息子さんにだらしなくなったと言われた時の話をもう少し詳しく聞かせてもらえませんか?それはどんな時でした?
(菅原)あれは印鑑なんですがいつもは玄関の棚の中に置いておくんですがなぜか別の引き出しの中に戻したんですよつまり…
そう菅原さんがハンコを置いたつもりになっていたのは玄関にある棚
しかし実際に置いていたのはその隣
先生の脳裏に浮かび上がったある病の可能性
すると先生は…
目が見えにくくなる前に事故でケガをしたような事は?事故…いや事故はありませんあっ…いやそういえば…つまずいて転んじゃった事がありましたはい
若倉先生の推理は確信へと変わりました
ここまでで若倉先生が注目したポイントは…
…という2つ
そして先生はこんな意外なことを切り出したのです
なんと目のぼやけの原因が目そのものではなく腰にあるかもしれないというのです
果たして
脳脊髄液減少症とは脳や脊髄の周りを満たしている髄液が何らかの原因で腰等から漏れ出し減少
その結果脳が下がることで神経などが引っ張られ肩や首の痛み・頭痛そして目のぼやけなど様々な症状を引き起こしてしまう病
現在確認されている患者数は年間およそ5000人
しかし実際には10万人もの潜在患者がいるともいわれています
その主な原因は…
交通事故や転んで尻もちをつくなどの外的要因
すると腰周辺にある脊髄を保護する硬膜に穴が開いてしまいそこから髄液が漏れていくことで発症してしまうのです
菅原さんの場合も仕事中の転倒が原因で腰の硬膜に穴が開き髄液が漏れ出したと考えられます
この病が厄介なのは髄液の量を脳のMRIなどでは計測できないこと
そのため症状からこの病を疑い腰の検査をしなければ原因は特定できないのです
若倉先生がこの病に気が付けたのは…
先生の新機軸・心療眼科のストレス状態を検査するメンタル問診によるものでした
通常のうつ状態の方も意欲の低下から片付けられない物がどこにあるか分からなくなることはあるのですが…
菅原さんの場合は特徴的な症状がありました
それこそが…
つまり…
(菅原)ええ
そう自分ではいつもの場所に物を置いたつもりが…全く別の場所に置いてしまうという症状
これは脳の物を区別する能力が低下した結果
いつもハンコを入れている玄関の棚とダイニングの棚
これを区別することができなくなってしまったため起きたのです
そこで先生はこのような症状が特徴の1つである脳脊髄液減少症の可能性を疑い…
腰の検査による脳脊髄液減少症チェックを指示したのです
その後菅原さんは髄液の漏れを塞ぐ治療を行い今では…
脳脊髄液減少症だけでなく眼球以外が原因で目のぼやけが起きる要注意の病はまだまだあります
実はそうした眼球以外に原因がある場合ある特徴的なぼやけ方をよくすると若倉先生は言います
ではその注意すべきぼやけ方とはどんなものなのか?こちらです
そして2重に見えるぼやけとはこんな見え方のことをいいます
(原)でもこういうことあるよねたまにあるんですけどね
(若倉)これさっき出てきたVTRですけど横ずれですね主に字も横にずれ…場合によったら画面自体も2つ見えたりすることもあるんですけどこれが縦だったり斜めだったりそういう場合もありますこっちはですねわれわれ普通にぼやけるといってるこれは近視だとか乱視・老眼とかねあるいは疲れ目でも起きますし白内障とか色んな病気でもこういうぼやけはくるんですただこれとこれの大事な違いは2重にぼやけてるこっちはですね片目で見るとちゃんと見えるわけです
(原)そういうことですか
(若倉)両目で見た時だけ2重に見えるっていうのが2重のぼやけということになります
このように両目で見た時に2重に見えるぼやけが度々起きる場合まぶたがけいれんする眼瞼けいれんという病や甲状腺の病目の周りの筋力が低下する病などの可能性があります
早めに神経眼科などで詳しく調べてもらうことをオススメします
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2015/12/15(火) 19:00〜21:48
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ドライアイ、近視、老眼など“目のぼやけ”と言ってもその原因は千差万別。しかしその“ぼやけ”が、視力を完全に失ってしまう病の兆候であることも少なくない。特に気をつけたい要注意の“ぼやけ”とは?名医が徹底解説!
◇出演者
【司 会】ビートたけし
【アシスタント】斎藤真美(ABCアナウンサー)
【ゲスト】前田吟、榊原郁恵、熊谷真実、陣内智則、ガダルカナル・タカ
◇おしらせ
家庭で簡単にできる楽しい健康法を伝授!
さぁ、みんなで楽しく健康になりましょう!!
☆番組HP
http://asahi.co.jp/hospital/
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情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
福祉 – 文字(字幕)
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