めざせ!2020年のオリンピアン▽ガチンコ対決!卓球天才少年vs.世界王者 2015.12.15


日本の天才少年が衝撃の世界デビュー!大人を相手に快進撃が止まらない!日本卓球界の超新星はまだ小学生。
この番組2回目の登場。
張本智和がとんでもない事に!この秋最強の敵とガチンコ対決!中国の馬龍。
その王者をラリーで翻弄!前代未聞の一戦にスタジオも…。
(杉山)事件です。
天才少年大躍進の裏に一人のオリンピアンがいた。
日本最強のエース…張本の才能にほれ込んだ。
これまで2回にわたり本気指導。
世界トップレベルの技に懸命に食らいつく。
(北川)お〜!え〜!早いですね。
どんどんつかんでいきますね。
成長し続ける12歳。
世界王者に挑戦するまでの道のりを追った!張本を初めて取材したのは去年6月。
まだまだ幼さが残る小学5年生。
算数のプリントをどちらが早く終わらせられるか友達と競争していた。
何やっても負けず嫌いっていうね。
そうなんですね。
初めてラケットを握ったのは1歳の頃。
1歳から!?うわっすごい!選手だった両親の手ほどきで2歳でラリーができるまでに上達。
上手〜!2歳でラリー?いや〜うまい!うわっすごいな。
(2人)かわいい!張本を強くしたのは持ち前の負けん気。
試合を重ねる度に強くなった。
そして男子で初めて小学生の全国大会で5連覇を達成!これまで自分の課題など考えてもみなかった。
そんな張本に転機をもたらしたのがオリンピアン水谷との出会い。
水谷は去年張本の練習場をサプライズ訪問。
周りの子どもたちが騒ぎ始める中張本は…。
すごい集中力。
出ました。
マイペース。
二度見。
典型的な二度見でしたね今。
驚くのも無理はない。
水谷は世界ランキング5位まで上り詰めた日本の現役最強スター。
武器は…そして切れ味鋭いドライブ。
(実況)見事です。
フォアハンド。
日本卓球界をけん引してきた男が自ら本気指導の相手を選んだのだ。
水谷が伝授したのはサーブの極意。
張本が持っていなかった逆回転サーブ。
更に…。
相手にサーブを読まれにくくする工夫。
その教えの全てが強烈な刺激となった。
半年後水谷から教わった武器をひっ提げ高校2年生以下の全国大会に挑戦。
サーブで崩し主導権を握る。
(雄たけび)そして勝負どころであの逆回転サーブ!
(雄たけび)すごい!卓球界の記録を次々と塗り替える天才少年に…。
ものすごい楽しみですね。
短時間でこれだけ吸収できるんだっていうふうに驚かされましたよね。
ちょっと年表がこちらにあるので。
ジャン。
この1年間張本くんはかなり濃い時間を過ごしてきたようです。
9歳から12歳までがゴールデンエイジっていわれててもう本当に吸収する大切な時ですからここをどう過ごすかによって将来が変わってきます。
しまった〜。
実に無駄に過ごした〜ゴールデンエイジ。
私バリッバリやってました。
7歳からテニス一本に絞ったのでそこからほぼ毎日プロをめざすっていうところから。
5〜6年の時期はやっぱり成長しました?たくさん。
う〜ん力がついたと思いますね。
その時期大きかったなというふうに今振り返っても思います。
そうなんですね。
そんなガッカリしないで下さい。
いや〜もう…。
おっ何か来ましたね。
はい。
何でしょう?分かってるよ!あえて言わなくても分かってるよ!え?すごい!え?偉い!勝ちたい強くなりたいっていう気持ちの表れですよね。
という訳で6年生になった張本くんを再び取材しました。
サ〜!この秋張本はまた一つ大きなステップアップを遂げていた。
なんとオリンピック経験者も数多く集まる…18歳以上のメンバーの中にただ一人の小学生。
慣れないトレーニングに見よう見まねでついていく。
この中で最強の選手といえばもちろん…。
水谷隼。
リオの代表に内定し一人独特の緊迫感を漂わせる。
張本は近づく事すらできない。
やっぱりそうなんだ。
へえ〜。
一方の水谷は…。
あれ以来…ここでしっかりこう…この1年張本の成長を見守ってきた水谷。
2回目の本気指導を引き受けてくれた。
はい。
何を教えてほしいか選んでもらって。
今回は張本に指導内容を選ばせる。
張本の意識はどこにあるのか。
水谷は事前に予想していた。
(水谷)ちなみに多分彼が選ぶのはこれかこれだと思うんですよ。
子どもっぽいからこれ選びそうですね。
大人っぽかったらこっち選びます。
考えが。
何を選ぶかで張本の成長ぶりがはかれる。
あ〜やっぱり。
当たった。
(2人)おっ!お〜!お〜!え〜!今選ぶっていうのは何か…2人の思いが一致したサーブレシーブから。
まずは張本の苦手なレシーブを見極める。
レシーブ側がサーブの種類に応じて打ち方を変えなければならないのだが…。
「下回転をストップ」とはバウンドしてから伸びないサーブに対し威力を殺して短く返す事。
ストップレシーブは相手の攻撃を弱める事ができる。
レシーブが短いと相手はボールを引き付けて強打できない。
その結果レシーブ側にチャンスが生まれる。
とはいえ世界トップレベルのサーブは回転がすさまじい。
これまでの感覚では思うように返せない。
もうこんな感じでも返せないんだ。
うん。
全然違うんですね。
ねえ。
指摘したのはボールを捉えるタイミング。
回転が強いほどバウンドしてからの変化が大きい。
それに対応するためなるべくバウンドした直後を捉えるよう意識する。
ストップではラケットの出し方も重要だ。
張本は押すようにストップしていたため肘が伸びきっている。
これではボールの勢いを弱められない。
大事なのはラケットを引く意識。
肘が曲がる事で回転を吸収しやすくなる。
この2つを意識してやってみる。
相手側でツーバウンドさせられれば十分に威力を殺せている証拠。
(2人)お〜。
指導開始から10分足らず。
早くもコツをつかんできたようだ。
続いてはドライブ。
強力な回転をかける攻撃的なショットだ。
相手のドライブに対してドライブで打ち返す技術を教える。
しかしうまく捉えられない。
あ〜これテニスと一緒だ。
相手の力を利用するような…。
とはいえ常に優しく打てばいいとは限らない。
もっと強く…。
世界に行けば相手のドライブはより多彩になる。
いかに臨機応変に打ち返せるか…。
ドライブの種類に合わせて徐々に打ち分けられるようになってきた。
飲み込み早いな〜。
どんどんつかんでいきますね。
世界トップレベルを見据えた2回目の本気指導。
最後に伝えておきたい事があった。
手にしたのはあの選択肢カード。
(水谷)やっぱりこれですね。
「心構え」。
(水谷)ありがとうございました。
うわ〜飲み込みがめちゃくちゃ早いですね。
年齢じゃないですね。
もうアスリートっていうのはいくつでもアスリートなんですね。
うん。
まあ小学生なら普通攻撃一辺倒っていうかやりたくなるんじゃないかなと思ったんですけどレシーブ選んでましたよね。
もうそこがね成長ですよね。
自分のめざす卓球なりテニスなりってなると相手次第というよりは自分のやりたい事というとこに目がいっちゃうと思うんですけど経験を積んできて自分の苦手なものが分かってこれからの可能性っていうものが無限大な気がしますし。
本気指導から1か月。
卓球の世界大会がポーランドで開かれた。
ここでの成績が世界ランキングを大きく左右する。
参加選手384人の中で張本はただ一人の小学生。
異例の抜てきだ。
一人年の離れた張本は先輩たちにとって放っておけない存在。
してねえ。
(笑い声)先輩たちにいじられながらひたすらスパゲッティ。
いよいよ初めての世界大会。
12歳はいきなり世界を驚かせた。
お〜。
すごいすごい。
初戦はチェコの18歳に圧勝。
次の相手は北京オリンピックで5位に入賞したベテラン。
相手の強力サーブにストップレシーブ。
これはまだ通用しなかったもののもう一つ水谷から教わったあの技は…?お〜すごい。
速い!強烈なドライブ。
(雄たけび)相手のボールに合わせて強弱を打ち分ける。
お〜お〜お〜。
うわ〜すごい!
(雄たけび)フルゲームの激闘を制し…決勝トーナメントまだあるんだからな。
期待以上の結果で応え早速先輩たちに報告。
勝ったの?勝ったの?え?まじで?みんなにびっくりされてる。
そして更なる驚きが!ここです。
決勝トーナメントの組み合わせ初戦でぶつかる事になったのはとんでもない相手!中国の馬龍!オリンピックで金メダルに輝いた卓球王国のスーパースター。
現在世界ランキング1位の絶対王者だ。
(取材者)目標は?そして迎えた決勝トーナメント。
張本の試合は世界の注目を集めた。
前代未聞の一戦が始まる。
(拍手)いや〜これはすごい。
まずは張本のサーブ。
いきなり厳しいレシーブ。
少しでも甘く返すと…。
容赦なく打ち込まれる世界一のショット。
(北川杉山)うわ〜。
ラケットに当てる事さえできない。
それでも一矢報いる場面も。
おっ!
(拍手)ただあの雄たけびは聞こえない。
うわ〜。
結局目標の1ゲームは奪えなかった。
僅か18分で世界チャンピオンに完敗。
う〜ん。
いや〜。
すごいですね張本くん。
いい経験しましたね。
「こういう所なんだ世界一っていうのは」っていうのを知る事ができたっていうのは本当に大きいですよね。
肌で感じた訳ですもんね。
うん。
杉山さんは世界トップレベルを体感したのっていつですか?私は高校1年生の時に世界元女王のナブラチロワ。
高1で。
「ハイ。
アイムマルチナ」とか言ってこう挨拶してくれるんですよ。
それでもうびびってしまって。
もうその挨拶でのみ込まれた?はい。
いや〜もうやっぱり練習とかで積み重ねていくものとは違って「こんなに大きなものをもらえるってないな」って思うぐらい本当いい薬でした。
ん?何でしょうか?うん。
なる。
何でしょう?何だ?うれしい。
お勉強してます。
うれしい。
たまった宿題。
分かってるよ!分かってる張本くん。
偉いね。
これ楽しみですね。
うん。
伸び代は無限大。
今年鮮烈な世界デビューを果たした少年はまだ12歳。
2015/12/15(火) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
めざせ!2020年のオリンピアン▽ガチンコ対決!卓球天才少年vs.世界王者[解][字]

小学6年が世界大会でロンドン五輪王者と真剣勝負!世界のメディアが注目した少年の大躍進を支えたのが日本最強選手・水谷隼。2回に渡り世界の技を伝えた本気指導に密着!

詳細情報
番組内容
去年の番組で日本最強選手の水谷隼から本気指導を受けた張本智和。小学6年になった今秋、日本代表合宿に抜てきされ水谷と再会。サーブレシーブやドライブのカウンターなど、世界のワザを伝授された。1か月後、張本はポーランドで行なわれた世界大会に最年少出場。北京五輪5位の選手らを次々と破り、世界ランク1位のロンドン五輪金メダリストと対戦することに!水谷との特訓で会得したワザで、世界王者相手に奇跡を起こせるか?
出演者
【司会】北川悠仁,【ゲスト】杉山愛,【出演】元五輪代表選手…水谷隼,卓球選手…張本智和,【語り】山上智

ジャンル :
スポーツ – オリンピック・国際大会
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
バラエティ – トークバラエティ

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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