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同時テロ事件1か月 イスラム教徒が追悼集会
12月14日 6時09分

同時テロ事件1か月 イスラム教徒が追悼集会
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フランスで起きた同時テロ事件から1か月がたった13日、イスラム教徒たちがパリで130人の犠牲者を追悼する集会を開き、宗教に関係なく、国民全体で連帯することの大切さを訴えました。
追悼集会は、フランスにいるイスラム教の指導者たちが、先月の同時テロ事件から1か月となるのに合わせて13日にパリの広場で開き、イスラム教徒だけでなく、キリスト教徒などおよそ150人が集まりました。はじめに事件で命を奪われた130人の犠牲者に1分間の黙とうをささげました。そして主催したイスラム教の指導者が事件を起こしたテロリストとイスラム教徒は違うと訴え、宗教に関係なく国民全体が連帯するよう呼びかけました。同時テロ事件では、実行犯のメンバーが移民系のイスラム教徒だったことから、フランスをはじめヨーロッパでイスラム教徒への偏見や差別が広がるのではないかと懸念されています。集会に参加したイスラム教徒の男子高校生は、「けさ、事件現場で、『ここに、お前たちの居場所はない』と言われた。イスラム教徒とそれ以外の人たちとの分断は以前より深まっていると感じるが、互いに話し合うことが大事だと思う」と話していました。またイスラム教徒ではない40歳の女性は、「テロリストとイスラム教徒は違うと理解しています。宗教に関係なく団結している姿を見せることが大切だと思います」と話していました。

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