高専ロボコン2015「関東甲信越地区大会」 2015.12.16


今回は…
(実況)入った〜!題して…ロボットが投げる輪が空を飛び交います。
同時に複数の輪を発射したり巨大な輪を放り投げたり。
投げ方は百花繚乱です。
しかしこの輪を投げ入れるのは大変。
5メートル以上も離れたポールを狙わないといけません。
更にお互いに投げ合うので妨害もあり一筋縄ではいきません。
輪が空中で撃ち落とされる事も!赤の長野撃ち落としてきた!この難題に果敢に挑戦するのは未来のエンジニア高等専門学校の学生高専生たちです。
投げる事すら難しいぐにゃぐにゃした輪も高専生たちの手にかかればこのとおり。
半年間かけて作ったアイデア満載のロボットによる熱き戦いが始まります!史上まれに見る大激戦には意外な結末が待っています!今年の舞台は…関東各地から多くの人が応援に駆けつけました。
今年の競技課題は「輪花繚乱」。
「輪花」。
(中岡)輪っかですね。
「輪投げ対決」となっています。
さあどんなユニークなロボットが登場するか楽しみですね。
楽しみです!見どころとしてはですね対戦だというところなんですね。
詳しく皆さんにお届けできたらと思います。
(二宮中岡)選手入場!競技に参加するのは関東甲信越地区の9つの高専20チーム。
この中から優勝したチームと審査員が推薦する3チームのあわせて4チームが東京・両国の国技館で開かれる全国大会に出場します。
競技のジャッジを行うのは主審と2人の副審です。
今回の「輪投げ合戦」のルールです。
競技は青・赤2チームに分かれて対戦形式で行います。
各チーム出場できるロボットは1台のみ。
ロボットはまずそれぞれの「スローエリア」から3本ある自分のチーム側のポールに向かって輪を投げます。
この時「ポールエリア」にロボットは入れません。
1個の輪を1本のポールにかけると1点獲得です。
それぞれのチーム側のポール3本に輪をかけたら今度は中央ポールと相手チーム側に向かって輪を投げられます。
相手より先に中央ポールと相手チーム側のポールの全てに輪をかければ…。
「Vゴール」となりその時点で勝利です。
(拍手)更に勝敗を分けるのが中央ポールでの得点獲得のしかた。
1個の輪で2本のポールにまとめてかければ5点を加算。
更に大きな輪を使って3本のポールにまとめてかけると…。
ボーナスポイント10点がもらえるシステムなんです!大きな輪で高得点を狙うのか。
それともVゴール狙いでいくのか。
ロボットによる輪投げ合戦。
各チームの技術と戦略が試されます。
試合は20チームによるトーナメント戦。
1回戦から2回戦までの熱戦の中から名勝負をご覧頂きましょう!赤ゾーン…
(拍手)ワッショイ!
(中岡)対します青ゾーン…
(拍手)
(中岡)スタート5秒前。
(会場)3・2・1スタート!青の長野の「C−RAZair」まず1つ決めてきた。
小さな輪を小器用に決めてきたぞ。
そして赤もおっとこれは一気に決めてきた3つ。
そして赤と青両チーム3対3になってきた。
時間はまだ…おっと3本がけ!長野3本がけ10点!さああとはディフェンスに回るのかどうだ!?相手チームを狙っていく青の「C−RAZair」長野。
おっと真ん中決めてきた。
着実にポイントを決めてきた15点!青の長野は大量得点を狙う作戦。
3本がけを成功させたあとも小刻みに点を重ねていきます。
(カウントダウンのブザー)
(終了ブザー)試合終了3分経過。
17対3長野高専Aチームの勝利!先ほど勝利した長野Aチーム。
その隣にいるのがBチームのメンバーです。
なんとロボコンでは珍しい出場する全員が女子のチームです。
1年生から出場をして今年で5年目。
ロボコンを始めたきっかけは?中学校の時に高専の体験入学に行った時にロボコンがちょうど実演やってたんですよ。
それを見てあかっこいいなと思ってやりたいなってふうに思ったのがきっかけでした。
楽しいですね毎日。
ロボコンがない学生生活もう考えられなかったです。
果たして女子チームの実力はいかに!?赤ゾーン…
(拍手)
(中岡)対します青ゾーン…
(拍手)
(会場)スタート!1回戦屈指の好カード。
赤の長野去年はマシントラブルもあって初戦敗退だった長野。
おっと先に小山が「タートルリンガー」が輪を出してきた。
これは邪魔か?まず1本決めてきた先に赤の長野。
そして2つめうまく決めている。
さあここまで2対1。
まだ時間は20秒ほど。
そして2つめ決めてきた同点。
そして3つめ突き放す長野!3対2かなりハイレベルな争いになりそうだ。
そして長野の「infinity」が今位置を取ったぞ。
女子パワーでこの大きな回転力。
ダイナミックに回してきたぞ〜!さあここをいつ放すかうまく入るか2本がけを狙えるのかどうだ!?決めた!1本は決めた!1点だ!しかし1点だ!2本がけには失敗している。
4対2!違う投石機がいった。
3つめ決まった!ここで4対31点差!さあ投げろ!投げられないか!どうか〜!
(終了ブザー)3分経過4対3!長野高専Bチーム2回戦進出!こちらは東京高専の体育館。
毎年ロボコンの大会前にロボットお披露目会を開いています。
ロボットの活躍を期待して300人を超える人が見学に来ました。
この日は10年前の大会に出場したロボットの実演も披露されていました。
こちらは10年前の全国大会。
平均台を渡ったりハードルを乗り越えたりしなければなりませんでした。
東京高専のロボットは障害物をものともしないスムーズな動きなどが評価されこの年「ロボコン大賞」を受賞しました。
・おめでとうございます!東京高専の皆さんどうぞ前に!・おめでとうございます!その時の操縦者は佐々木さん。
仲間たちと作り上げたロボットに誇りを抱いていました。
最速でいけましたね。
佐々木さんは今でも学校に顔を出し後輩たちの活動を支えています。
ちょっとだけ自分がやってた時の名残みたいなのがロボットに見えるんでうれしいな10年たっても引き継がれてるものがあるなっていうのはうれしいです。
昔なのは昔なんですけどその中での最先端だからそこからなんか学べないかなって考えてます。
こちらは今年のロボット。
軽快に動かす技術は先輩から後輩へ今も引き継がれています。
ところで今年の目標は?目標はえっともちろんVゴールです。
タイムはできるかぎり速くしていきたいと思います。
「゜ゑ」頑張るぞ!
(一同)オーッ!東京Bチーム目標のVゴール達成できるでしょうか?赤ゾーン…
(拍手)
(中岡)対します青ゾーン…
(拍手)
(会場)スタート!さあ両者出足が早い。
しかし一歩先に行ったのは青の「荒鯊」か産技荒川。
まず自陣は…3つ一気に決めた!そしてVゴールはどうだ!?なんと荒川のロボット。
自陣を3本入れして立て続けに相手側と中央のポールに6本を発射。
Vゴールを達成しました。
そのタイムなんと12秒!全国の地区大会で最速の新記録です!もう決まった!もう決まった!1・2回戦では相手がVゴールを決めても3分間は試合が続きます。
赤の東京は着実にゴールを重ね応援してくれる先輩たちの期待に応えます。
さあ残り10秒Vでいくのか…決まった〜!Vゴール!2分53秒!両チームVゴールという劇的な試合!ゲームセット!しかし勝ったのは先12秒のVゴール産技荒川Aチーム!怪物級の全国最速タイムを出した荒川Aチーム。
優勝候補筆頭に躍り出てきました。
ここで各学校の個性的なロボットたちをまとめてご紹介します。
近距離には高速回転機構のローラーを使って発射。
遠いポールには回転式で投げるロボットでした。
こちらは出場校で唯一全自動で動く荒川B。
ロボットの前方についた2つのセンサーでポールの位置を検出して自動で発射します。
しかし大会では残念ながらうまく動きませんでした。
品川Aは花びらのような装置から3本同時に投げて会場を沸かせました。
茨城Aはロボットの重量制限がある中9つの発射機構を搭載。
フレームを軽量化して制限をクリア。
大会でも見事に輪を放ちました。
群馬Aはベルトコンベアのローラーを高速で回転させ輪を次々に投げ出します。
東京Aはカバの形。
口の中から輪を発射するロボットです。
今年も百花繚乱のロボットたちが会場を盛り上げてくれました。
こちらは去年の優勝チーム小山高専の練習風景です。
ロボットの発射機構は布張り式。
かなり正確に狙えていますね。
実はこれ小山伝統の飛ばし方なんです。
4年前の大会アメフトのボールを飛ばす競技でも布張り式の方法を使って正確に投げていました。
先輩から引き継がれた布張り式。
どうして正確に飛ばせるんでしょうか?ここにプラスチックの…。
(取材者)そんな仕掛けが。
プラスチックの棒が張ってありまして。
ここの左右の2個で輪のこういう…。
正面から見た時にこういう輪のがたつきを矯正してまして。
ここに1本で裏に長いのが2本入ってるんですね。
これでシートに面を作ってあげる事で均等に力を伝えてあげるという役割をしてます。
ぐにゃぐにゃした輪を布張りで正確に投げる秘密はこのプラスチックの骨格にありました。
骨格で布に固い面を作る事で輪と布を密着させ均一な力で飛ばす事ができるのです。
この伝統の布張り式の投げ方本番では果たしてどう動くでしょうか?赤ゾーン…
(拍手)
(中岡)対します青ゾーン…
(拍手)
(会場)スタート!赤・青ほとんど同時に出ましたが出足が早いのは僅かに去年のディフェンディングチャンピオン小山Bの「輪Navi君」か。
1つめまず決めてきた。
日よけではありません。
この布張りからいい調子でいっている。
なかなかの大きさの輪がうまくいった3つ。
そして中央一番大きな3メートルの柱に向けて狙いを定めたようだ…いった〜!着実。
まだ1分たっていない。
そして茨城の「RING。
」も3つめにかかろうというところ。
自陣に着実に決めてきました3点。
6対3。
さあそしてまだいくのか。
同じような所にいった…うまくいった!7対3。
Vゴールまであと2つ。
さあどのように茨城はディフェンスを仕掛けてくるのか。
小山Bうまくいった!8対3。
狙いを定めてほしい。
いった!どうか…。
決まらない〜!Vならず!
(終了ブザー)赤の小山惜しくもVゴールはならず。
しかし8対3でその実力を見せつけました。
赤ゾーン…
(拍手)
(中岡)対します青ゾーン…
(拍手)
(会場)スタート!赤の長岡の出足が早い。
Vゴール最速を狙ってくるのかどうか。
まず位置決めだ。
自陣の3本はどうか?いった〜!まず決めてきた。
2本目はどうだ中央ポール決めてきた!そして最後の奥はどうか?1つめ外した2つめいった!3つめは…入った!4つめがどうだVゴール!長岡の「Fireworks」。
自陣と中央をそれぞれ3本同時にかけ相手陣には素早く1本ずつ発射。
21秒という驚異的なタイムでVゴールを達成しました。
一方のサレジオ。
相手のVゴールに敗れたもののその独自の発射機構が会場を沸かせました。
サレジオ高専Aチーム「SAGITTARIUS」いて座。
さあ真ん中うまく決めてきた!着実に決めていく。
よ〜しいいぞ!勝った長岡の「Fireworks」。
Vゴール21秒というスピードで優勝候補に名乗りを上げました。
赤ゾーン…
(拍手)
(中岡)対します青ゾーン…
(拍手)
(会場)スタート!赤の荒川今回もVゴール最速を狙ってくるのか。
荒川自陣で1本ミス。
輪を再装填するため急いでスタートゾーンに戻ります。
2回戦から登場の群馬B「上州カウボーイ」。
持ち上げて投げた!1点決めた。
なんだこの人間くさい動きは!赤の荒川輪を装填し直して再スタート。
わ〜っとここで決めた!さあ次を投げて…。
3本決めた!ここでVゴール!勝ったのは荒川。
ところで青のカウボーイは?今位置を合わせて…投げて決めた!これもいいぞ。
カウボーイのこの左手が黄金の左手のように見えてきた。
この人型ロボット今大会出場の中では唯一のヒューマノイドと言っていいでしょう。
どうだ決めた!右手に渡したいのか?渡したいのか?渡ったぞ。
どうだこれをどうするんだ?お前はどうする…。
回した回した回した!
(歓声)そしておっと反り返った!反り返ってる!投げた!入った〜!
(歓声と拍手)4点!すばらしい!カウボーイどや顔で2本目も投げるか。
おっと回した回した!回した回した!
(歓声)色とりどりの電飾あっと惜しい!「いや〜やっちまったな…」の顔に見えてくるのはなぜでしょうか。
勝負には敗れましたが記憶に残る戦いをした「上州カウボーイ」。
これもアイデアを競い合うロボコンの魅力の一つです。
1・2回戦が終わりベスト8が出そろいました。
ここからは実力伯仲の戦いです。
準々決勝第1試合です。
赤ゾーン…
(拍手)
(中岡)対します青ゾーン…
(拍手)赤の長野は3本がけで大量得点を狙えるチーム。
青の小山は精度の高い布張り式でVゴールを目指します。
果たしてどんな試合になるのでしょうか?
(会場)3・2・1スタート!大量点か確実性か。
青の小山伝統の布張り式で確実にゴールを重ねます。
一方赤の長野も自陣を確実に決め中央の3本がけを狙いにいきます。
3本がけも決めた!ここはうまくいった13対4。
3本がけで大量得点をした赤の長野。
Vゴールを防ぐディフェンスに出ました。
相手のあのディフェンスをくぐっていく事ができるか。
さあ高く伸びて…あ〜っとディフェンスに阻まれた!青の小山が投げてきた輪をロボットに取り付けた防御機構によって防ぎました。
更に…。
おっと左側を守りにきたぞ。
ディフェンス守りにきた。
さあどうだこれで狙いをつける事ができるか。
あっと絡まった〜!赤の長野撃ち落としてきた!なんと青の小山が投げてきた輪を空中で撃ち落としたのです!赤の長野鉄壁の守備です。
(カウントダウンのブザー)意地の1発…。
(終了ブザー)決められない14対7!ここで長野高専ベスト4!去年優勝の小山。
長野の守備を崩せずベスト8で散る事になりました。
この「輪Navi君」はほんとはノーミスでVゴールできる力を持ってたのでテストランではできてたんですけどそれが本番で皆さんに見せられなかった事が一番悔しいです。
伝統の布張り式でVゴールを決められなかった事に高専生たちは悔しさをこらえきれませんでした。
長野Bの女子チーム。
実はこの大会にある思いを抱えて出場していました。
去年の結果があんまり良くなくて…。
そうですねでこのままじゃ終われないっていう気持ちと。
去年の競技はそばのせいろを運ぶ障害物レース。
(会場)出発!しかし長野のチームは足回りにトラブルが起きてせいろをうまく運べず1回戦で敗れてしまいました。
今までみんなが作り上げてくれたロボットをちゃんとゴールまで運べなくてほんとに申し訳ないです…。
これまで常に優勝争いに絡んできた長野のチーム。
1回戦負けは受け入れる事ができない結果でした。
高専生は就職や進学もありロボコンを4年生で引退する事がほとんど。
しかし傷つけられた誇りを取り戻すために山口さんは5年生という最終学年での出場を決意したのです。
歴代の先輩方を…私が1年の時に全国のベスト4という結果を残しているのでできれば5年生でそれを超えたいなって思いがすごく強くて5年間5年生としても今頑張ってます。
2本がけするぞ!
(一同)オーッ!赤ゾーン…
(拍手)
(中岡)対します青ゾーン…
(拍手)
(会場)スタート!まず自陣の3つは安定感があるこの両チーム。
奥からいったのが鳥だ。
赤の鳥がおっと1つめを失敗しているぞ。
おっと引っかかっている。
赤の鳥が引っかかっている。
青は順調に2ポイントを追加している。
この辺りセッティングがどうだったか赤の鳥。
さあ3点のリード。
さあそして長野高専「infinity」。
ここでグルグルグルグルダイナミックな…。
きたきたきたきた回してきた!さあ2本がけうまくいくかどうか位置を調整している。
(声援)飛んだ!2本がけ成功!5点!長野のAチーム今年の目標にしていた2本がけを成功させました。
残り時間がない残り時間がないぞ。
青もピットから出てこないという状況になってきた。
残り3秒だ。
ここで大量がけを狙うが…1本だけだ9対4!2年ぶりのベスト4長野高専Bチーム!去年の悔しさを晴らすベスト4進出。
チームの意気も上がります。
赤ゾーン…
(中岡)青ゾーン…
(会場)スタート!さあ先に出足よく出たのがタマネギの青木更津。
2本目もうまく位置を合わせて…あっと引っかかったが入った。
さあ産技品川の「一点突輪゜」はなかなか位置決めがうまくいっていないところ。
さあここはうまくいかしたいところだ。
この下手投げの妙技。
右手でつかんでそっちを見ずに投げているようにも見えるがタマネギ。
ああっと引っかかりますがうまくいかない。
「一点突輪゜」20本もの大量の輪を積んでそれを一つ一つローラーの回転数で投げていく。
さあ入った。
2点3対2。
1点差になってきた。
産技品川の「一点突輪゜」着実にここは決めていきたいところ。
決めた!3対3同点!下手投げから狙いを定めて…いったか?入った〜!4対3!リード再び1点。
ローラーの…。
おっと入った!4対4同点!さあ接戦になってきました。
次に1点を取ったら…逆転!5対4逆転!赤ゾーン逆転です!産技品川B「一点突輪゜」準決勝進出!準々決勝最後の戦いはスピード対決!荒川Aチームは全国最速の12秒でVゴールを決めたチームです。
対する長岡Bチーム。
こちらも21秒でVゴールとスピード王を狙います。
操縦にミスが出た方が負ける緊迫感あふれる戦いになります。
お互いの意地と意地がぶつかるスピード対決始まります!赤ゾーン…
(拍手)
(中岡)青ゾーン…
(拍手)
(会場)3・2・1スタート!さあ何秒で終わるのか!ミスをした方が負けになる。
赤か青か。
長岡か荒川か。
さあ先に決めたのは…。
青の長岡ここで痛恨のミス!手前の輪を外しました。
おっとミスをしたのは長岡だ〜!そして赤は…決めた〜!Vゴール!「荒鯊」勝利!2年ぶりのベスト4!赤の荒川ミスなく9本を決め19秒のVゴールです。
(中岡)お疲れさまでした。
あっという間の19秒で勝負が決まってしまいましたが…。
ほんとに悔しいです。
あの…今までずっと俺たちを育ててくれた先輩とかあと先生方とか本当にお世話になったんですけどこのまま全国に連れてってあげられなくてほんとに悔しいです。
今はただ本当にこのチームでもう少しロボコンがしたかったです!荒川勝因はミスがないように確認を重ねた事だといいます。
ついに準決勝。
大量得点の長野対勝負強い品川の対決です。
(会場)3・2・1スタート!戦略で勝ち上がってきた赤の長野。
まずは自陣に確実に入れたいところ。
そして品川はやや遅いながらも確実にここまで徐々に点数を上げてきている。
さあ赤の長野がもう2本目に移っているというところ。
小さな輪を小器用に入れていく。
さあそして3本がけ一気にいくかどうか。
3対0リードをしている。
ここで一気に決めれば決勝進出が見えてくる。
赤の長野大きな輪を今…放っていった。
いや2本だ2本だ3本がけではない。
8対0大量にリードをしている。
そして品川はまだローラーがうまくかんでいないように見えるが自陣1つめのポールに向けて…あぁっとうまくいかない。
青の品川実はこの時動力となる圧縮空気の機構が壊れ輪を発射できなくなっていたのです。
そしてもう一度いこうというのか。
さあポジションについた…いった〜!3本がけ大量得点18!おっと1点追加。
重ねていきたいところ。
真ん中にも決めた!この右左両方のアームをそれぞれ別の操縦者が操縦できるというのも強みになっています。
さあ決めてきた21点!青の「一点突輪゜」はまだ無得点。
決めた〜22点!どこまで伸ばすんだ?決まらない…3分経過。
22対0!4年ぶりの決勝進出を決めたのは長野高専Aチーム!これまで全国の地区予選の最高得点は19点。
青の長野それを3点超える新記録を出しました。
次の試合に出る同じ学校の女子チームのメンバーを応援します。
豪快な投げ方をする女子チームの長野と12秒で最速Vゴール荒川の対決です。
(中岡)スタート5秒前。
(会場)3・2・1スタート!さあ決勝進出へ向けてどちらがどういう作戦でくるのか。
「荒鯊」は青の荒川はやはり最速を狙っていくのか?さあ…あぁっと1つ外した!ミスが出たここでミスが出た!さあ2本目はゆっくりと装着してここは確実。
そして3つめ今この1つを決められないと荒川にとってはかなり厳しい事になる。
ここでミスが出たさあ3対2逆転をしました。
ここで青の荒川が復帰。
Vゴールを再び狙います。
荒川は…3つ決めた〜!さあどうか…向こう側決まった決まったVゴール!決勝進出は産技荒川Aチーム「荒鯊」!この時Vゴールを狙ってくる青の荒川に対し赤の長野は巨大リングを回し飛んでくる輪をはたき落とそうとしましたが間に合いませんでした。
決勝行きたかったね!Aチームと試合したかったですね!ねえ〜!まあでもどうでした?この試合。
えっとこの試合は相手が速いという事でいろいろ対策考えたんですけどちょっと生かせなくて残念でした。
試合を終えた山口さんたちに5年間の思いを伺いました。
いよいよ決勝戦です。
その準備が進められる長野のバックヤードで最速Vゴールを決めてくる荒川への対策を聞きました。
相手の荒川が搭載している輪は9本。
外してしまうと再び輪を装填するためスタート地点に戻らなければなりません。
長野の作戦は防御機構で荒川のVゴールを防ぎ荒川が装填に戻っている間に大量点を決めて勝つというものです。
一方荒川のバックヤード。
長野の守備に対抗するためその上をいく作戦を考えていました。
荒川はまず長野が防御するポール以外を決めます。
長野は守備で妨害を続けますが大量点を取らなければ負けるのでいずれは中央付近に移動するはずです。
その隙に荒川はVゴールを決めようというねらいです。
「高専ロボコン2015」関東甲信越地区大会決勝戦!決勝の舞台に勝ち進んだ両チームの入場です。
まずは赤ゾーン…
(拍手)
(中岡)対します青ゾーン…
(拍手)いよいよ決勝戦です。
今の気持ちは?もう感無量ですね。
感無量…まだ早いんじゃないですか?
(田中)そうですね。
まあでもここまで来れたのは僕はすごいうれしいです。
今全国で一番点を取っているのはどこですか?僕たちです。
優勝して国技館へ行きましょう!行っけ〜行け行け行け行け長野!行っけ〜行け行け行け行け長野!
(中岡)いよいよ決勝です。
チームの目標は全国制覇ですのでそのためにもここで頑張って優勝したいと思います。
全国で今一番速いVゴールができるチームはどこでしょう?
(一同)荒川〜!優勝して下さい!頑張って全国行きましょう!関東甲信越地区大会から全国に行けるのは優勝チームと審査員が推薦する3チーム。
勝ってそのチケットを手に入れるのはどちらでしょうか?得点力と戦術の長野かウルトラスピードの荒川か?優勝という名の大輪の花を咲かせる時高専ロボコンの聖地国技館への扉が開く!若きエンジニアたちの情熱の火花がはじけ飛ぶ!いざ決勝戦!
(拍手)さあそれでは準備が整いました!決勝戦!
(中岡)スタート5秒前。
(会場)3・2・1スタート!最強の盾と最強の矛が今この地で相まみえる!さあどうだ?どこからいくのか?まず守りに入ったのは長野高専だ!さあ3本決めてきた。
先に得点を決めたのは「荒鯊」。
産技荒川どうか?まずはここは中央ポールを狙ってくるかどうか?まだ時間は20秒だ。
じっくりとしたじっくりとしたにらみ合いだ。
Vゴールなのか大量得点なのかさあ奥に行った!引っかかった!ここは8点だ8点。
青が8点。
さあこの期間でさあどう出る?大量得点を許す事になるのか?ならないのか?さあ8対2。
さあどうだ?大量得点を入れるかこの隙…隙をどう突くのか?戦術戦略の面になってきた。
さあディフェンスにいくのか?ディフェンスにいくのか?いやいやいやここは慌ててはいけない。
長野高専もうディフェンスにいっている。
しかしこのままではこのままでは得点差で青の勝利という事になる。
青の勝利になるのかどうかさあ今いった!Vゴールはどうだ?いかないいかないいかない!ここはディフェンス力!8対26点差をどう縮めていくのか?さあどう縮めていくのか?さあ3つめを決めた8対3。
ここで大量得点にいく事ができる。
ディフェンスに隙ができたディフェンスに隙ができたぞ!ここで大量点にいくのかどうか。
さあもう右だけでいい右だけでいい。
そんな…おっとそういう技があるのかどうか?実はこの時赤の長野にトラブルが起きていました。
青の荒川が再装填する隙に大量得点を狙っていましたが左前方のモーターが壊れ大量得点を決められるポジションに移動できなかったのです。
この間に青の荒川が再装填を終えたため急いで赤の長野は守備に戻ります。
さあディフェンスにきた。
どう隙をつくるのか?うまくいくか?さあ残り時間は1分と10秒になってきた。
さあうまくいくかどうか…ディフェンス対オフェンス。
おおっとこれは乱してきたか?乱してきたかどうだ?赤の長野青の荒川のロボットに輪を飛ばして発射されるのを防ぎました。
こんな作戦もあったのか長野!国技館に向けて意地と意地のぶつかり合いになってきた!時間は1分を切ってきた。
さあこの隙だこの隙だこの隙だいけるかどうか?ディフェンスに回る。
5点差あるぞ。
点を取らなければ長野は負けるがしかしそれでもディフェンスにいくのか?残り時間は40秒だ。
どうだ?オフェンス力の「荒鯊」投げるか?いやまだ投げない。
もうここは我慢比べになってきた。
さあ大量…長野高専がいくかどうか。
最後の一発勝負になるのか?最後の一発勝負長野高専はどこでどこでどこで動くんだ!?Vゴールは実現するのか?ミスが出れば負けになる。
このままいけばあと残り15秒。
にらみ合いになってきた。
長野が今動いた!今動いた!もうかけなければ時間がない!かけなければ時間がない!さあ残り5秒だ…今いった!Vゴール外した!どうだあと3秒3秒!投げろ!投げて…かかった!5点!同点!決勝同点!決勝同点!どうなるんだこれは!?まず落ち着きましょう!落ち着きましょう。
落ち着きましょう。
最後に追いついた8対8の同点まず審査員の方にお話伺いたいと思います。
尾崎教授。
多分これで○×っていうのは多分見てる人もつまらないと思いますし…。
(拍手と歓声)やってる方も面白くないと思いますし是非再試合という事で。
Vゴールをことごとく守備された荒川。
焦っていました。
クソッ入らねえ!中央速え撃つの!対する長野。
故障した足回りのモーターの修理にかかっていました。
モーターが壊れていたため3本がけのポジションにうまく移動できず2本がけとなって勝ちを逃した先ほどの試合。
足回りの修理が終わらないと次の再試合では荒川の速攻Vゴールを防ぐ事ができません。
再試合までの時間は15分。
修理を担当するピットメンバーの丸山さんは焦っていました。
自分が限られた時間で修理できなければ負けてしまう。
そのプレッシャーに襲われていたのです。
迫り来るタイムリミット。
出場メンバーも固唾をのんで見守ります。
制限時間の30秒前ギリギリで修理を終えました。
30秒後移動しま〜す!30秒後に移動しま〜す。
「高専ロボコン2015」関東甲信越地区大会。
決勝戦再試合!誰もが予想しなかった激闘の向こう側に果たしてどんな感動が待ち構えているのか?力を振り絞れ!限界を超えてみせてくれ!決勝再試合待ったなしの3分間です!
(中岡)スタート5秒前。
(会場)3・2・1スタート!さあこの再試合どういう戦略でくるのか?赤の長野足回りの動きは見事に修理されていました。
さあ3ついった…いった先にいっぺんに決めてきた自陣。
そして向こうから来た!入らないさあ1本だけ残った!中央だけが残った。
さっきは向かって右側が残っていたが…。
ディフェンスに回ってきたさあ3つ決めた。
さあそして長野が今この隙にこの隙に大量点を狙ってくるか?大量点を狙ってくるかどうだ?今大量点を狙うために…放つか?いくか?いった…かけた!10点!13対8これでもうVゴールしかなくなった!守ればいい長野は守ればいい。
さあ最速の「荒鯊」がややここは急ぎすぎたのか?賭けに出たその1本を阻まれた。
あとはもう長野は自陣守って投げていくだけだ。
うまくここはかいくぐる事ができるかどうか。
さあ少し角度を変えたぞ。
角度を変えてきた。
さあうまくいくかどうか。
さあ真ん中決めてきた。
さあ1個いった!引っかかっている!惜しい!これをこの輪をどうくぐり抜けるのか?産技荒川残り時間はあと1分半時間はまだある。
Vゴールを長野が狙うのはどうか。
さあしかし着々と点を重ねていく。
さあ決めていった16点!ここでも最多得点を目指すのか?しかし横から狙うというのはもう危険だ。
相手ゾーン青側の所に飛ばしてくるか…いや〜これも引っかかった!ディフェンス力の勝利になるのか?残り時間は1分少々となってきた。
さあ奥も決めてきたぞ!さあVゴールになるか。
ゆっくりでいい長野はゆっくりでいい。
「荒鯊」は…「荒鯊」はどうだ?さあこのディフェンス力が今一歩リードをしている。
さあ劇的な逆転Vゴールはあるかどうか?さあ今最後の調整に向けてもう守らない。
荒川はもう守らない。
どうラスト1本を取るかどうかだけだ。
さあ大きな輪をかけてきた。
これで輪は1つ発射できなくなっている。
さあこれを上をどうかいくぐるのか?奇跡は起きるのか?残り30秒を切ってきた!もうワンチャンスだ。
もうワンチャンスしかない。
この上をどうかいくぐるのか?今「荒鯊」が最後ラストチャンスを放つ事ができるか?かいくぐれば勝利となるが残り10秒!撃った!入らな〜い!時間がなくなる〜!
(終了ブザー)4年ぶり長野高専優勝!
(拍手と歓声)優勝したのは長野高専Aチームの「C−RAZair」!さあでは優勝した長野高専Aチームの皆さんに声を聞いていきましょう。
優勝です!はい本当にすごいうれしいです。
応援ありがとうございます!
(拍手)この競技はVほんとに大事だと思うんですけどV以外にも防御とかそういう事が大事だっていう事もこれで証明できたと僕は満足しています。
このロボットのいいとこが全て出た試合だったと思うんでうれしいです!
(拍手)長野高専Aチームの皆さんおめでとうございます!
(中岡)ちょっと試合が終わって放心状態?負けちゃったんですけどだけどロボットとしてはほんとにかなり実力があると僕は思っていてここまで相手をかなり確率で狙えるというのは相当な技術力だと思っていて。
学校の方々後援会の方に本当に助けてもらってそれで…本当に今日は悔しいです。
今地区じゃV妨害で決められなくて勝てなかったんですけどもしも全国に行ける機会が推薦枠で与えてくれたら全国こそ…Vゴール決めて勝ちたいと思います!
(拍手と歓声)
(中岡)ありがとうございます。
激闘の幕は今下ろされました。
いよいよ全国大会に出場するチームの発表です。
まずは優勝した…いくか…いった!かけた10点〜!絡まった〜!赤の長野撃ち落としてきた!最多得点と鉄壁の守備。
全国でも頂上を目指せる実力です。
続いて審査員が推薦する3チームの発表です。
(審査員)2チーム目は都立産業技術高専荒川キャンパスAチームです。
(歓声)まず自陣は…3つ一気に決めた!全国最速12秒のVゴール。
その圧倒的な攻撃力と準優勝が評価されました。
(審査員)続きまして全国大会出場チーム3チーム目は小山高専Bチームです。
(拍手と歓声)日よけではありません。
この布張りから…。
布張り式の正確な発射機構がアイデア賞を受賞。
全国大会に推薦されました。
(審査員)4チーム目は群馬高専Bチームです。
(歓声)お前はどうする…回した回した回した!そして…おっと反り返った!反り返ってる!投げた…入った〜!人型のカウボーイ姿はデザイン賞を受賞。
投げ縄のように放った輪はポールだけでなく審査員の心もからめ捕りました。
全国大会は11月22日。
戦いの舞台は国技館です。
今年の高専ロボコンはぐにゃぐにゃとした輪を遠くのポールに投げる難しい課題でした。
勝ち抜く戦術はさまざま。
Vゴールを最速で狙ったり防御を固めて大量得点を目指したり。
奥深い知恵のぶつかり合いでした。
この名勝負の数々を生んだのはロボット作りに青春を懸ける高専生たちの豊かな発想と情熱です。
全国大会に進むのは実力十分の4チーム。
国技館でも最高のパフォーマンスを見せて下さい!全国で最多得点プラスVゴールで優勝頑張るぞ〜!2015/12/16(水) 02:40〜03:35
NHK総合1・神戸
高専ロボコン2015「関東甲信越地区大会」[字]

今年はロボットによる「輪投げ合戦」。太さや高さの異なるさまざまなポールに輪を投げ合う。どうすれば正確に投げられるのか。高専生の驚くべき独創的なアイデアが続々登場

詳細情報
番組内容
今年はロボットによる「輪投げ合戦」。競技は、赤・青2チームに分かれて対戦形式で行う。ロボットは太さや高さの異なるさまざまなポールに輪を投げる。相手より先に、9本全てのポールに輪を投げ入れたチーム、もしくは競技時間3分終了後、ポールに輪を投げて得た得点の多いチームが勝利となる。どうすれば正確にポールへ投げられるのか。高専生たちの驚くような独創的なアイデアが続々と登場する。
出演者
【司会】二宮直輝,中岡由佳,【実況】長野亮

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
趣味/教育 – その他
趣味/教育 – コンピュータ・TVゲーム

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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