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ロシア軍 エーゲ海でトルコ漁船に警告射撃
12月13日 23時55分

ロシア軍は、エーゲ海を航行するトルコの漁船に対し、衝突を避けるためだとして警告射撃を行ったことを明らかにし、ロシア軍の爆撃機の撃墜を巡って対立が深まる両国間の新たな火種になるのではないかとの懸念も出ています。
ロシア国防省によりますと、13日、ロシア軍の警備艦がギリシャのレムノス島の沖合22キロのエーゲ海に停泊していたところ、トルコの漁船が接近してきました。
ロシア軍の警備艦は、衝突を避けるため、無線で呼びかけたり、信号弾を打ち上げたりして警告しましたが、漁船側から応答が無かったため、およそ600メートルまで距離が縮まったところで、漁船の前方の海面に向けて警告射撃を行ったということです。
これに対し、漁船は針路を変更し、警備艦の近くを通りすぎたということで、これまでのところ、けが人などの情報は入っていません。
ロシア国防省は、アントノフ次官が、モスクワにあるトルコ大使館の駐在武官を呼び出したことを明らかにしましたが、トルコ側からは今のところ反応は出ていません。
ロシアとトルコは、シリアとトルコの国境付近でロシア軍の爆撃機がトルコ軍に撃墜されたことを巡って対立が深まっていて、今回の警告射撃にトルコ側が反発する可能性もあり、両国間の新たな火種になるのではないかとの懸念も出ています。

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