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シリア 停戦合意の都市で爆発 多数の死傷者
12月13日 6時32分

シリア 停戦合意の都市で爆発 多数の死傷者
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シリアでは内戦が続くなか、政府軍と反政府勢力が一部の地域で戦闘を停止することで合意したばかりの中部ホムスで爆発が起き、16人が死亡し、合意が守られるか懸念されています。
シリア中部ホムスの中心部で12日、自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し、国営通信が地元知事の話として伝えたところによりますと、市民16人が死亡、54人がけがをしました。
この爆発の直後、近くの店の中でも別の爆発が起き、最初の爆発現場に駆けつけようとしていた治安部隊の兵士、数人がけがをしたということです。
ホムスは、アサド政権の打倒を目指す反政府勢力が拠点としてきた都市ですが、ロシア軍の支援を受けたアサド政権の軍が攻勢を強めたことから、今月初め、政府軍と反政府勢力が一部地域で戦闘を停止することで合意しました。
今回、爆発があった現場はアサド政権を支持する人たちが多く暮らす地域だったことから、アサド政権側は戦闘停止の合意に反発した何者かの犯行とみており、合意が守られるか懸念されています。
政府軍との戦闘を行っている反政府勢力は、アサド政権との対話も模索する穏健派から徹底抗戦を掲げる強硬派まで、さまざまなグループに分かれています。
このため足並みがそろっておらず、シリアの内戦終結に向け和平を協議する場では、どのグループを代表として扱うかということも難しい問題になっています。

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