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韓国と北朝鮮 次官級会談は成果なく終わる
12月13日 1時25分

韓国と北朝鮮 次官級会談は成果なく終わる
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韓国と北朝鮮は12日までの2日間、次官級の会談を行いましたが、韓国側が離散家族の定期的な再会を働きかけたのに対し、北朝鮮側が中断している観光事業を再び始めることを条件として譲らず、会談は成果なく終わりました。
韓国と北朝鮮の次官級会談は、南北が共同運営する北朝鮮南部のケソン(開城)工業団地で12日まで2日間行われ、韓国からは統一省のファン・ブギ(黄富起)次官が、北朝鮮からは祖国平和統一委員会のチョン・ジョンス書記局副局長がそれぞれ代表として出席しました。
会談で韓国側は、朝鮮戦争などで南北に離れ離れになった離散家族の再会事業を定期的に行うよう働きかけたのに対し、北朝鮮は、中断しているクムガン(金剛)山の観光事業を再び始めることを条件として求めました。韓国統一省によりますと、南北は互いの立場の隔たりを埋めることが出来ず、会談は合意文書の採択などはなしに終了しました。
一方、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は12日夜、「南側はクムガン山観光のような根本的な問題の話し合いを拒否して不当な主張に固執し、会談はいかなる結実もなく終わった」と伝え、成果がなかったのは韓国側に責任があると主張しました。
南北の間では、ことし8月に緊張が一気に高まり、事態の悪化を防ごうと対話を重ねていくことになりましたが、今回の会談で、双方の立場の違いが改めて浮き彫りになった形です。

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