ニュース 2015.12.17


1時になりました。
ニュースをお伝えします。
アメリカでは、テロへの不安が高まる中、オバマ大統領が銃規制を強化すべきだと訴える一方、最新の世論調査では、殺傷能力の高い銃の販売を禁止することに反対する人が、初めて50%を超え、銃が必要だと考える人が増えていることがうかがえます。
アメリカでは、カリフォルニア州で男女2人が銃を乱射し、14人が殺害されるなどして、テロへの不安が高まっています。
こうした状況を受け、アメリカABCテレビなどが行った世論調査によりますと、政府が組織の指示を受けないテロリスト、いわゆる一匹おおかみによるテロ事件を防ぐことができると思う人は22%にとどまり、難しいと答えた人が77%に上りました。
また、軍用のライフルなど、殺傷能力の高い銃の一般への販売を禁止することに、賛成するかどうか尋ねたところ、賛成が45%だったのに対し、反対が53%となり、1994年の調査開始以来、初めて半数を超えました。
アメリカでは、テロ事件を受けてオバマ大統領が銃規制を強化すべきだと訴える一方、銃の購入者は増加していると伝えられていて、テロ事件から身を守るため、銃が必要だと考える人が増えていることがうかがえます。
大規模な金融緩和の下で、日銀が大量の国債を買い入れていることから、国債の残高のうち、日銀が保有する割合が初めて3割を超えました。
日銀が3か月に1度公表している資金循環統計によりますと、ことし9月末時点での国債の残高は、過去最高の1040兆円となりました。
このうち日銀の保有残高は、去年の同じ時期より35%余り多い315兆円となり、全体の30.3%を占め、初めて3割を超えました。
一方、ゆうちょ銀行を含む民間の銀行が保有する国債の残高は、256兆円と、去年の同じ時期と比べて6%余り減少しました。
日銀は、大規模な金融緩和のもとで年間80兆円のペースで国債の買い入れを進める一方、民間の銀行は利回りが低い水準にとどまっている国債の売却を進めているため、ことし6月末時点に続いて日銀が保有する額が民間を上回りました。
また海外の政府や金融機関が保有する国債の残高は、円安を背景に、円の調達コストが低く推移していることなどから、去年の同じ時期より16%余り多い、102兆円となり、初めて100兆円を超えました。
エジプトの貴重な文化財で、博物館員のずさんな扱いがもとで、ひげが取れてしまった、古代エジプト・ツタンカーメン王の黄金のマスクの修復作業が終わり、報道陣に公開されました。
修復作業が完了し、展示ケースに戻された黄金のマスクです。
ことし10月から専門家があごひごを丁寧にくっつけ直す作業を進めていました。
1922年にエジプト南部ルクソールの王家の谷で発見された、ツタンカーメン王の黄金のマスクは、エジプトを代表する貴重な文化財で、エジプト考古学博物館に展示されていました。
しかし、去年8月に博物館員が展示ケースを掃除していた際にあごひげの部分が取れてしまい、慌ててくっつけたものの、ことし1月に接着剤がはみ出しているのが見つかって失態が発覚し、大問題となっていました。
修復を行ったドイツとエジプトの専門家チームは会見で、修復の過程で取れてしまったあごひげの内部が、2重の構造になっていたという、歴史的な発見があったことを明らかにしました。
2015/12/17(木) 13:00〜13:05
NHK総合1・神戸
ニュース[字]

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合

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