慰安婦:年内妥結失敗、挺対協が韓国政府を批判

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 韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(以下、挺対協)は、日本軍慰安婦問題の年内妥結が難しくなったことに失望を隠せなかった。

 挺対協は16日午後、ソウル市鍾路区の日本大使館前で「日本軍慰安婦問題解決に向けた第1209回定期水曜集会」を開催し、両国政府が早期の妥結を掲げたにもかかわらず、成果が出なかったことを報告した。

 挺対協は「今年11月の韓日首脳会談の際、慰安婦問題の早期妥結に向けた協議を加速させる方針が発表されたが、その後の交渉では全く成果が出ていない」とした上で「それでも黄教安(ファン・ギョアン)首相は、必要であれば自衛隊の韓半島(朝鮮半島)進出を認める趣旨の発言を取り消さなかった」などと批判した。

 挺対協はさらに「日本における軍国主義化の動きを先頭に立って阻止すべき(韓国)政府が、日本軍の韓半島侵略を容認している」「国民の生命や安全と引き換えに、何を手にしようとしているのか」として韓国政府にも批判の矛先を向けた。

 さらに今年に入って9人の元日本軍慰安婦女性が死去した事実にも言及し「女性たちが一人でも生きている間に、日本により真実の謝罪と法的賠償が行われなければならない」とあらためて強調した。

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