（テーマ音楽）岩手県大船渡市末崎地区で暮らしていた…津波が来る直前夫が避難場所から自宅に戻り行方不明になりました。
あの日近所の友人の家にいて強い揺れに襲われた小松さん。
すぐに自宅に戻ります。
小松さんの自宅は海からおよそ３００メートルの所にありました。
家では夫の久晃さんが車の前で待っていました。
地区の避難場所は近くの高台にある公民館。
群馬県出身で津波の知識がなかった小松さんは昭和３５年のチリ地震津波を経験していた久晃さんの言葉に従いすぐに避難しました。
そこで１０分ほど２人で海の様子を見ていましたが久晃さんが寒さをしのぐための上着や貴重品を取りに家に戻ると言いだします。
小松さんは震災の３年ほど前に乳がんの手術をしたほか脳梗塞を患った事もあり久晃さんはいつも体の事を心配してくれていました。
その直後津波が末崎地区を襲います。
自宅は流され夫は戻ってきませんでした。
夫を捜し続けて１週間。
小松さんは自宅の近所で１枚のドアを見つけます。
長年住み慣れた家の玄関のドアでした。
夫の久晃さんは今も行方が分かっていません。
小松さんはあの時引き止められなかった事を悔やんでいます。
2015/12/17(木) 10:50〜10:55
ＮＨＫ総合１・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県大船渡市 小松紀久代さん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県大船渡市の小松紀久代さんは、夫とともに高台に避難したあと、貴重品を取りに家に戻るという夫を引き止めることができなかった。
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番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県大船渡市の小松紀久代さんは、夫とともに高台に避難したあと、貴重品を取りに家に戻るという夫を引き止めることができなかった。
ジャンル :
ドキュメンタリー／教養 – 社会・時事
ニュース／報道 – 特集・ドキュメント
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