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 厚生労働省は17日、在宅医療を受けた推計患者数が、2014年は1日あたり15万6400人になったとする患者調査の結果を発表した。データのある1996年以降最多で、05年の6万4800人と比べて倍増した。

 厚労省は在宅医療を推進しており、「対応できる施設が増えたことも原因ではないか」としている。

 調査によると、在宅医療を受けた患者のうち、病院から医師らが訪れたのは1万4400人、診療所からが10万1500人、歯科診療所からが4万600人だった。

 一方、入院患者数の推計は131万8800人で過去最低だった。外来患者数の推計は723万8400人で、05年以降ほぼ横ばいの状態という。

 調査は3年ごとに実施。無作為に選んだ全国約1万3600施設を利用した約336万人のデータから推計した。