韓国セウォル号聴聞会、高校生に向けた警察の非情な証言に韓国ネットが沸騰「人であればそんなことは言えない」「良心をどこに放り出してきた?」

配信日時:2015年12月16日(水) 14時20分
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16日、昨年のセウォル号事故に関する聴聞会で海洋警察隊員が「子どもたちは分別が足りずに危険を認識できなかった」と証言し、韓国ネットユーザーらの間で波紋を呼んでいる。写真はソウルにある犠牲者の追悼施設。
2015年12月16日、韓国・国民日報によると、昨年のセウォル号事故をめぐり開かれた聴聞会で、海洋警察隊員が「(乗船していた)子どもたちは分別が足りずに危険を認識できなかった」と証言し、出席していた遺族らの猛抗議を受けた。

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セウォル号事故を調査している特別調査委員会は14日、ソウル市内で第1回聴聞会を開き、事故当時、現場に出動した海洋警察隊員らの聞き取りなどを行った。木浦海洋警察のパク警長はこの中で、現場の状況について「生徒(修学旅行で同号に乗船していた高校生)たちに、危ないから出て来いと(船の外から)叫んだが、子どもたちは幼くて分別もなかったのか、危険を察知できなかったようだ」と証言した。

これを聞いていた遺族らは猛反発、パク警長は他の質問に答えるのと合わせ「分別がない」との表現についてすぐに謝罪したが、発言はネット上などで瞬く間に拡散、翌日のツイッターで3500回のリツイートを記録するに至った。波紋はその後も広がっており、この記事にも1000件を超えるコメントが寄せられている。

「あきれる」
「『動かないで』というアナウンスさえなければ、みんな助かったのに!」
「警長がこんな発言をするということは、上の人たちがどんな様子かも分かるね」
「この人、良心をどこの海に放り出してきたんだ?」

「大人になってもそんな発言をしてるあなたこそ、分別があるんですか?」
「少なくとも人であれば、そんなことは言えないはずだ」
「上清ければ、下濁らず」
「まるで悪魔。口をふさいでやりたい」

「本当に危険な瞬間に大人たちの言うことを聞くことこそ、純粋で分別ある子の姿だ」
「人を助ける先頭に立つべき警察の言う言葉?生死を分けるような状況で、分別がないなんて!あまりにひどい」
「子どもたちを守れなかった大人の方こそ、分別がなかったんだ」(翻訳・編集/吉金)
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