大阪府河内長野市で１９歳の元同級生を暴行し死亡させた罪に問われている元専門学校生の裁判員裁判で、検察は懲役１２年を求刑しました。
起訴状などによりますと今年６月、当時１９歳の専門学校生は大学生と共謀し河内長野市の公園で高校の同級生だった工藤勇人さんに暴行を加えおよそ１ヵ月後に死亡させた罪に問われています。
１６日の裁判では工藤さんの父親が法廷に立ち「息子はこれほどのことをされる何かをしたのでしょうか」と問いかけ、厳格な刑罰を求めました。
検察側は、「極めて悪質で、酌むべき事情はない」として懲役１２年を求刑。
一方、元専門学校生が強く反省しているとして弁護側が情状酌量を求めました。
判決は２１日に言い渡されます。
特養老人ホームで入所者の首を絞めけがをさせた介護職員の男に対し、大阪地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと、叶渉悟被告は９月、自分が勤める特別養護老人ホームに入所していた寝たきり女性の首を絞め軽傷を負わせました。
叶被告は事件の半年前に職員採用されたばかりで、これまでの裁判では起訴内容を認め、「介護に疲れていた。
自分の苦しみを誰かに気付いて欲しかった」などと話していました。
大阪地裁は、「日々、女性の姿を見て人間の尊厳に疑問を持ち首を絞めているところを誰かに見つけて欲しかったという動機は身勝手」と批判する一方、被害者と示談が成立しているとして、懲役１年６ヵ月、執行猶予３年の判決を言い渡しました。
９８歳で亡くなった天台宗第２５６世座主の半田孝淳氏の通夜が１６日、しめやかに営まれました。
大津市で執り行われた通夜には、宗派を超えた寺の僧侶らが参列しました。
半田氏は２００７年に天台宗の座主に就任。
核兵器廃絶を強く訴え、ローマ法王らとも親交を深めました。
２００９年には、宗祖間で対立があった高野山真言宗の総本山金剛峰寺を公式参拝。
１２００年の歴史で初めて、両宗派のトップ同士が意見を交わしました。
１４日、心不全のため、大津市内の病院で死去。
９８歳でした。
2015/12/17(木) 00:17〜00:24
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