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≫こんばんは。
≫「相棒」のあとはここから「報道ステーション」ということになります。
早速、今日のコメンテーターのご紹介です。
おなじみの北海道大学の中島岳志先生です。
どうぞよろしくお願いします。
まずはじめにお伝えするのはずっと議論になっておりました。
そして、夫婦別々の姓を名乗ることを認めていない今の法律というものは違憲なのか合憲なのかということで今日、最高裁の大法廷が判決を出したというそういう日なんですね。
非常に注目されております。
そういう中で、１５人の方がお決めになったわけですけどこれ、根拠があるかないかというといろいろあると思いますがちょっと年齢が気になったのでこうして挙げさせていただきました。
そうすると大体、同じような年齢の方々が、たまたまお集まりになっていて平均すると６６．５歳です。
年齢が考え方を決めるなんていったら暴論ですけどちょっと気になりました。
それから１５人のうち３人の方が女性なんですが女性の方３人は全て現民法は違憲であるというふうに出しました。
さあ、どういう結果だったのか。
≫明治時代から続く夫婦の形夫婦同姓。
それが今日、変わるのか。
最高裁の判決が大きく注目された。
≫これから、最高裁の大法廷が初の憲法判断を下します。
その傍聴を求める人の列なんですがここから最後尾が見えないぐらい大行列になっています。
≫これまで裁判のたび有給を取り傍聴し続けた事実婚の夫婦の姿も。
この２人は夫婦別姓を望み婚姻届を出していない。
≫ご存じのとおり現在、日本では結婚した夫婦は必ず同姓を名乗らなければいけない。
そして、現実には９６％以上の夫婦が夫の姓に合わせている。
この夫婦同姓を定める民法の規定が憲法違反だと訴えたのが事実婚の夫婦ら５人だ。
その訴えは男女平等の権利を保障した憲法に反する国会が法改正をしないで放置したことで精神的苦痛を受けたというもの。
最高裁大法廷の裁判官１５人はどういう判断を下すのか。
≫夫婦別姓について認めない民法は合憲だと判断されました。
≫夫婦別姓は認められないという判決。
どちらの姓を選ぶかは結婚しようとする者の協議に任せられているので不平等ではない。
夫婦同姓は社会に定着してきたもので合理性がある。
これが主な判断の理由だ。
今回、判断を下した裁判官１５人中女性はわずか３人。
その３人の女性全員を含む５人が反対意見を述べた。
≫原告の１人は悔しさに涙した。
≫裁判を傍聴した先ほどの事実婚の夫婦も落胆の色を隠せない。
≫判決理由では旧姓利用の広がりで不利益が一定程度緩和されているとも述べられている。
本当にそうなのか。
≫よろしくお願いいたします。
≫青野と申します。
≫頂戴いたします。
ありがとうございます。
≫ＩＴ企業の社長の青野慶久さん。
青野さんは結婚時姓を変えたくなかった妻の思いに応える形で戸籍上の姓を妻の西端にした。
仕事上では旧姓の青野を使い続けているが実際に姓を変えてみて初めて苦労が見えてきたという。
≫青野さんが会社を立ち上げたのは１９９７年。
会社の成長とともに築き上げた信頼は青野と言う姓と切り離すことはできないという。
≫国連からもこの民法の規定が差別的だとして法改正をするよう２度にわたって勧告を受けている。
更に、１９９６年には法務大臣の諮問機関法制審議会が選択的夫婦別姓を答申していた。
しかし、家族がバラバラになるなどと主張する国会議員の抵抗があり現在まで法改正には至っていない。
そもそも今日の夫婦同姓を定める民法は１１７年前の明治民法がもとになっている。
妻は婚姻により夫の家に入るつまり、夫の姓になるということを定めた。
しかし、この明治民法施行からさかのぼることおよそ２０年前の明治９年には夫婦同姓とは逆の夫婦別姓を名乗るように指令を出していた。
つまり、夫婦同姓を定めた現在の夫婦の形はここ百十数年のものだともいえる。
一方で、夫婦別姓によって親子で名字が異なることになれば子どもが不安に感じるという意見も根強くある。
街で幅広い世代の声を聞いてみた。
≫最高裁は、今日もう１つの判断を下している。
≫女性にのみ再婚禁止期間を定めたこの規定について憲法違反としたのだ。
この規定は、離婚後に生まれた子どもの父親が誰なのかという争いを防ぐために明治時代に作られたものだ。
訴えたのは岡山県の３０代女性。
再婚禁止期間は憲法が保障する法の下の平等に反しており精神的苦痛を受けたとしていた。
これに対し最高裁は６か月と定めた再婚禁止期間について１００日を超えた部分は合理性を欠いた過剰な制約を課すものとなっているなどとして短縮すべきだとした。
依然として、１００日間の再婚禁止期間を認めた形だ。
今回示された２つの判決について専門家は…。
≫小川さんどう思いますか？≫今、本当に結婚観も家族観もさまざま、いろいろな考え方を持っていらっしゃる方がいらっしゃるので何かこう、選択肢がないというか同姓にしなければならないとなっていることのほうに違和感を覚えてしまうんですけどね。
≫明治からの変遷を見ても、随分移り変わっているわけじゃないですか。
ちょっと前の常識は今の非常識になっているわけですね。
だからあえて乱暴な言い方をすると私の好きな言葉で流行とは時代の皮膚呼吸であるという言葉があって。
まさに今の皮膚感覚でいったらどうなんでしょう夫婦同姓だけというのはという感じがしますよね。
ここは、中島先生に専門的に伺いたいんですがどうでしょうか。
≫まず、今回の判決なんですけども民法上の夫婦同姓でなければいけないというその規定について憲法違反とはいえないっていうのが判決ですね。
ですから、同時に夫婦の選択的な夫婦別姓の是非については国会で論ぜられ判断すべきであるという言及がされているわけですね。
つまり国会でこのことはちゃんと議論してくださいそれで選択的夫婦別姓になることについてそれを排除するものではないですよというのが今回の判決なんですね。
まずここを抑えておかないといけないと思います。
それで、ＶＴＲにもありましたけど夫婦が同姓であることが決まったのは明治の民法なんですね。
１８９８年なんですね。
それ以前は、基本的に日本は夫婦別姓であり庶民の多くは姓をそもそも持っていなかったんですね。
武士は持っていたんですけれども武士も基本的には妻の実家の名前を名乗っていたんですね。
源頼朝っていますけど頼朝の妻は北条政子ですよね。
というふうに別姓なんですよね。
それが変わったのは明治からなんですけど基本的には作られた伝統なんですね。
じゃあなんで作る必要があったのかというと国家の当地の理屈だったんですね。
家族とか家というものを１つの単位として統治をしていくために夫婦同姓というのが便利だったんですね。
家長は男であり、その男が家族を統率する。
そういうような家族観というのが作られた。
しかし、この家制度というものは戦後に否定されることになり基本的には両性の本質的な平等というのをベースにして新しいものが民法が施行されていくわけなんですが相続なども均分にされていくわけですけどもしかし、社会ってそう簡単に一変はできませんから前の段階で夫の家に妻が嫁いでいくという形式が続いてきたわけですね。
しかし、そこからまた７０年経ちましてその間にこの形式がまだ今、皮膚呼吸というふうにおっしゃいましたけど現在に合っているかというとそうではない家族はもっと多様になってきていますよね。
そういうのにやはり対応しなければ家族自体が崩壊してしまう時代。
ちゃんと保守するためには変わっていかないといけないというそういう時代になってきていると思うんです。
そのときに、しっかりと議論していかないといけないと。
やっぱり、もっと国会でちゃんと取り上げるべきだと思うんですね。
同時に選択的夫婦別姓ですからみんな別姓にしろといっているわけではないんですね。
ですから同姓を選びたい人はそれが大切だと思う人はそれを選べばいいんですね。
ただ、そうではないという人を認めるかどうかということが本題になってくると思います。
≫そこ、大事ですね。
すぐバーッと、夫婦別姓が全てってなる必要はなくて隣の国、韓国もそうで夫婦別姓ですけれどもそれは家父長制をむしろ強化させるものでお嫁さんはずっとよそ者という記号を背負わされて別姓のままというようなスタイルもあるようですからこれは、選べるっていうことがポイントですよね。
そうしないといけないとすればね。
次のニュースまいりましょうか。
≫お伝えします。
こちら１５歳のときの澤穂希選手。
手に名前が書かれた紙を持っていらっしゃいますけども代表合宿のときに顔写真を撮影する際に撮られた１枚なんですね。
この１５歳のときに初めて日本代表に選ばれたわけなんです。
それから２２年間日本の女子サッカーを支えてきました。
現在、３７歳、澤穂希選手。
今シーズン限りの引退が今日、発表されました。
≫日本女子サッカーの顔澤穂希選手、３７歳。
小学２年生のとき、兄とともに地元東京・府中市のサッカークラブに入団し男子に交じってボールを追いかけた。
≫澤選手が初めて日本代表に名を連ねたのは１５歳のとき。
以来、２２年もの間黎明期から女子サッカーを牽引してきた。
世界の頂点を極めたのは２０１１年。
ワールドカップ決勝のアメリカ戦日本は延長で１点を失い絶望的な状況の中劇的なプレーを見せた。
≫澤が飛び込んだ！入った！こんなことが起こるのか！≫終了３分前で起死回生の同点ゴール。
日本サッカー史上初のワールドカップ優勝に大きく貢献。
得点王とＭＶＰの２冠も達成した。
２０１２年のロンドンオリンピックではアメリカに敗れたものの日本女子代表史上初のメダル獲得。
今年のワールドカップでも準優勝と幾多の功績を挙げてきた。
カラオケに行くなどプライベートでも仲のよいレスリングの吉田沙保里選手も…。
≫日本代表として２０５試合に出場し通算８３得点。
これは、男女合わせて歴代最多の数字だ。
引退後について、今年６月ＦＩＦＡ・国際サッカー連盟のインタビューにこう答えていた。
≫今月１０日イベントに出演した際来年のリオデジャネイロオリンピック出場について現役でやっている以上は目標を高く持ってやっていきたいと答えていた。
今週土曜日には皇后杯の試合も控えているタイミングでの引退発表。
理由は明日の会見で明らかにされる予定だ。
≫いろいろ考えて決断されたと思うんですね。
でも考えてみたら本当に繰り返しになりますけど２０１１年、震災が起きて原発事故が起きて問題は今なお続いているというもののあのとき、街も暗くなった。
そこで、なでしこジャパンワールドカップで見事な試合を見せてくれてどれだけ明かりをともしてもらったか。
立役者です、澤さん。
≫本当に光を差すような勇気力をくれましたよね。
≫本当ありがたい。
感謝しなきゃいけない。
これから絶対、サッカーには関わるはずですのでまたそれなりの≫１２日に兵庫県加古川で遺体で発見された大山真白さんの告別式が今日営まれました。
今日、新たにわかったことなんですけれども大山さんは知人の男性にお金を貸していてそのお金が返ってこないと周りの友人に相談をしていたということなんです。
そして、その額は二十歳の女性にしてはかなりの額だったという情報も入ってきています。
≫歩み始めたばかりの声優への道。
志半ばにしてその夢を絶たれた大山真白さんの告別式が今日、営まれた。
捜査線上に浮上してきたのは知人男性との金銭トラブル。
事件解決の糸口になるのだろうか。
実は、大山さんは事件前友人にＬＩＮＥやツイッターで頻繁にある相談を持ちかけていた。
≫貸した金額はかなり多かったようだ。
数十万円に達していたかどうかは明らかになっていないが少なくとも十数万円は超えていたとみられる。
この年代にしてみれば簡単に貸せる額ではない。
実家の両親に迷惑はかけられない。
牛丼店の夜勤アルバイトをしながらタレント養成所に通っていた大山さん。
ホームページによるとおよそ２万円の月謝。
７万円ほどの家賃を考えると生活は楽ではなかったはずだ。
警察は、事件との関連性を視野に大山さんが金を貸したとみられる男性の周辺から話を聞き始めた。
また、大山さんが６日午前８時にアルバイト先を出てから１２日に遺体が発見されるまでの空白の６日間。
徐々に、その足取りも明らかになってきた。
６日、アルバイト先で最後に目撃され１０日ごろ死亡したとみられる大山さん。
９日夜には牛丼店のアルバイトを無断で休んでいる。
６日午前８時から９日夜の間にトラブルに巻き込まれたのか。
更に９日か１０日の未明遺体発見現場から上流に１ｋｍほどの場所で大山さんの携帯電話に通信した記録があったことも確認された。
誰とどんなやり取りをしたのか。
それとも、大山さん以外の誰かが大山さんの携帯電話を使っていたのか。
その辺りのことは一切明かされていない。
≫警察は、携帯電話の通信記録が確認された周辺の防犯カメラ映像の分析を進めている。
≫次のニュースなんですがアメリカのトランプ氏。
暴言を吐くたびに支持率が上がる感じで初めて共和党の中でいうと支持率が４割を超えたんですね。
多くの人たちが支持しているという事実に驚愕します。
確かにわかりやすいんですよね。
俺たちは悪くないよほら、あそこに悪いやつがいるよあいつら閉め出せ。
わかりやすいんですけどそれでいいのかっていう話です。
≫司会者からドナルト・トランプ氏に向けられた質問はあの暴言に対するものだった。
≫あくまで安全保障についての話だと反論したトランプ氏。
だが直後に、またイスラム教徒とテロリストを同一視する偏見を披露した。
≫討論会の会場の前には数十人が集まってトランプ氏の発言などに抗議しています。
≫批判が高まる一方共和党支持層からの人気はダントツだ。
イスラム教徒入国禁止発言後も支持率は上昇し初めて４割を超えた。
≫最終的にトランプさんは共和党の大統領候補にならないんじゃないかという見方もあるんですけども。
ならなかったと仮にしてもこれだけの支持があるということはそのほかの候補者が受け皿として考えの一部を受け継いでアピールせざるを得ないということもいやなんですけどね。
≫正式に大変気になる税制大綱が出まして法人税減税をはじめとして印象としては一部別なのはありますけど減税のメニューオンパレードという印象は否めないところがあります。
更に、補正予算３．５兆ですね。
もちろん、大事なものもありますけど、補正でしか入れられないものをバンバン入れて選挙用のばらまきかと思うようなのも当然入っているような印象を受けます。
これが、お金というのは湧いてこないですからいったん先送りになっていてもどこかからとってくるわけでしょ。
じゃあ、先送りになっているのはというと例えば、気になりますけども配偶者控除、この件なんかも先送りしてますけど、いつかとっちゃうんですかとか例えば第３のビールとか発泡酒とか、その辺りの増税というものを先送りしているけど選挙後は出るんですかとちょっと思っちゃうんです。
≫これらは選挙を意識したものか。
今日、与党が決めた税制改正案には減税策がずらりと並んだ。
法人税は現在、３２％だが来年４月から２９％台に引き下げる。
中小企業の設備投資減税も決まった。
機械を購入した場合固定資産税を３年間、半減する。
車を買うときにかかる自動車取得税は消費税１０％の増税とともに廃止。
代わりに燃費に応じた新たな税を課すが実質２００億円の減税といった具合だ。
このほかにも減税メニューが並んだ。
一方で今週金曜日に閣議決定される総額３．３兆円の補正予算案。
官邸主導に見える中今日、自民党からばらまき批判が巻き起こった。
≫所得の低いお年寄り１１００万人に来年度３万円を配るという給付金。
官邸側が一億総活躍社会の目玉政策として掲げ補正予算におよそ３４００億円を計上する。
しかし今朝自民党の厚生労働部会が開かれどうして高齢者ばかり優遇するのかなどと批判が噴出。
出席したおよそ８０人のほとんどが反対した。
≫これは給付金が計上される補正予算案だ。
紙には、別途事務費２４０億円。
自治体の人件費など給付金を配る作業経費だけでも２４０億円使うということだ。
補正予算案は大盤振る舞いが続く。
ＴＰＰ対策の名目で農道や農地を整備する公共事業におよそ１０００億円。
燃料費高騰に苦しんだトラック業界を支援するとして始めた高速道路料金割引も延長し２５０億円。
燃料価格が下がったにもかかわらずだ。
更に、マイナンバーカードを交付するための費用も２８０億円を計上する。
≫更に今日は在日米軍の駐留経費のうち日本側が負担しているいわゆる思いやり予算について日米間の合意も発表された。
≫思いやり予算で日本側が負担するものは基地従業員の基本給から隊舎や映画館などの建設費、光熱費にまで及ぶ。
今回日本側は年数百億円規模の減額を求めたという。
≫アメリカ側は南シナ海問題の対応でイージス艦など最新鋭装備を配備し負担が増えるとして増額を求めていた。
結果、思いやり予算は微増となった。
中身を見てみると日本側が給与を負担する売店などの従業員数は５１５人減らすことに。
一方、最新鋭装備の整備などをする従業員数は１０６８人増やし全体では５５３人の増加。
これらは日本政府が負担するものだ。
在日米軍に使われている予算は再編費用のおよそ１４００億円などを入れると５０００億円を超える。
≫小泉進次郎議員の言うとおりだと思いましたね。
本当に若者のほうだって手厚くやらなかったら大変ですし、選挙だってそれで行くようになるかもしれませんし。
お年寄りをちゃんと見るのは当たり前で大切な権利でも義務でもありますけどそっちばっかりに偏っているばらまきがあるとしたらああいう意見を尊重してビシバシもっと言ってほしいですね。
それから、中島先生には思いやり予算の部分も含めてお伺いしたいと思うんですが。
≫まず、押さえておきたいところなんですけども今の日本は実はもうすでに小さすぎる政府になっているということなんですね。
大きな政府、小さな政府という議論があって政府の規模をめぐる議論なんですけども小さな政府になっている。
この規模を見るときに何が重要かというと、政府のほうに入ってくるお金がどれぐらいあるのか。
それから政府がどれぐらいお金を使っているのかという規模を見ると大体政府の規模がわかるんです。
国際比較をしてみるとどうなのかというとまず、政府に入ってくるお金ですが税金が主になりますが国民負担率を見るんですけどもこれ世界に比べてどうかというと日本、かなり低いんですね。
つまりあまりお金が入ってきてないわけです。
逆に使っているお金はどうかというと、これは全ＧＤＰに占める政府支出の割合というのを見るんですけれどもこれも低いんですね。
つまり、入ってくるお金も使うお金も小さい。
つまり、小さい政府に日本はなっている。
これをやっていくとセーフティーネットの中にどんどん穴が開いていくのでまずいぞということで始まったのが税と社会の一体改革というものですよね。
しかし今のＶＴＲで出てきたように今、自民党政権公明党との連立政権は何をやるかというと人気取りのための例えば、減税だったりとかあるいは、これも人気取りのためにどんどん大盤振る舞いをしていく。
こんな問題が出てきているわけですね。
これがちぐはぐだという問題になってくると思うんですがやはり思いやり予算の問題もこの場合、支出の場合では大きいと思うんですね。
米軍が駐留している国というのは日本以外にもあります。
そういう国でどうなっているかというとこれも比べると日本が負担している経費の負担率というのはかなり多いんですね。
これは日本が突出していると思います。
なぜアメリカ軍が日本の中にこういうふうに駐留しているのかというとほかの国に行くよりも日本がお金を出してくれるからですよね。
経費が削減できるから。
だから、無理に移す必要がないと思っているという側面もあると思うんですね。
ドイツのような国はどんどん地位協定なんかも改定をし、そしてこういう経費なんかについても抑えるという方向にちゃんと戦後はやってきました。
日本もこういうところに入っていく時期がきてると思うんです。
率直にアメリカに対して議論するべきだと思います。
≫社会保障にもうちょっとやらなきゃだめな国ですしこっちが削らなきゃってこっちが増えている。
≫アメリカが９年半ぶりの利上げに踏み切るのか。
それを決めるＦＲＢの会議がワシントンで始まりました。
≫イエレン議長を乗せた車が今、到着しました。
これから利上げをするかどうか判断する会合が始まります。
≫会合は２日間開かれ日本時間の明日午前４時に利上げするかの判断が発表される。
リーマン・ショック後の景気悪化で事実上のゼロ金利政策を続けてきたアメリカ。
利上げとなれば実に９年半ぶりのことだ。
ただ、市場では今回の利上げは織り込み済みとして関心は次の利上げのタイミングに移っている。
利上げのペースが早ければ新興国などからの資金流出に拍車がかかる恐れがある。
逆に利上げが遅れると不動産市場などでバブルを生む懸念もある。
ＦＲＢのイエレン議長が会見で利上げのペースなどをどう説明するかが焦点となる。
≫安保関連法が来年３月末に施行されるのを前に安倍総理は、今日自衛隊の幹部にこう訓示した。
≫想定される新たな任務の１つ。
ＰＫＯ活動における駆けつけ警護などにしっかりと備えるよう指示した。
≫そんなに使っていないのに高い料金を払わされている。
こうした不公平感が改善される見通しとなった。
携帯電話料金の引き下げを検討してきた総務省の有識者会議。
幅広い利用者にとって値下げにつながるような新たな料金体系を求める報告書を取りまとめた。
報告書ではスマートフォンのデータ利用が少ない人向けの安い料金プランを作ることや長期の利用者に対する割引を行うよう携帯電話会社に求めている。
一方で、スマートフォン本体を実質０円にするような≫爆弾騒ぎが起きたのは北海道新千歳空港。
午後５時１５分発のピーチ・アビエーション１０６便関西空港行きの機内でのことだった。
着席していた５人組の男性グループ。
その中の１人が同じ仲間の別の男性を指差しながらこいつ、爆弾持っていると話した。
フランスなど各地でテロが相次ぐ中でのこの発言。
機内は一時騒然とし乗客・乗員合わせて１６８人全員が降ろされた。
その後、機内を調べたが不審物は発見されず乗客全員の保安検査をやり直し２時間半近く遅れた午後８時前関空に向けようやく離陸した。
冗談じゃ済まされない人騒がせな５人組。
警察が事情聴取したところ悪質ないたずらだったという。
≫とんでもないですね。
≫今日の東京、日中は１７．４度まで上がりました。
１２月中旬なんですが暖かい日が続いていていつもと違う冬になっていますよね。
今日、お伝えしたいのは雪の様子なんです。
こちら、札幌では先月積もった雪がこの暖かさで今日、積雪なしになりました。
この時期に全く雪がないというのは本当に珍しいことなんです。
よく見ると、中にはコートを着ていない方までいらっしゃるんですよね。
そして、札幌だけではありませんでした。
富士山にも表れていたんですね。
先週と今日と比べてみますとこの部分を注目してください。
この時期、増えているはずの雪が減っているんです。
このように、各地に暖冬の影響が出ていますが、明日は今シーズン一番強い寒気が入ってきますので久しぶりに雪が降りそうです。
朝は雪を表す白い部分が北日本を中心に広がります。
熊本など九州でも雪。
このあと、雪の範囲は昼、夜にかけてどんどん広がって北陸の平地でも夜には初雪になるかもしれません。
寒気はこの先週末にかけて居座ります。
≫今日はスポーツ普通にまいりましょう。
青山さん、お願いします。
≫はい、お伝えしていきます。
サッカーです。
クラブチームの世界ナンバーワンを決めるＦＩＦＡクラブワールドカップの準決勝。
Ｊリーグ王者の広島が南米王者のリバープレートと対戦しました。
こちらは昨日の夜のリバープレートのサポーターの様子なんですがこれ、どこかといいますと実は道頓堀なんです。
およそ２万人のサポーターがアルゼンチンから大阪に駆けつけました。
南米王者も本気です。
≫昨夜の熱気そのままにスタジアムに陣取るリバープレートサポーター。
後押しされる形で南米王者アルゼンチンのリバープレートが姿を現した。
対するサンフレッチェ広島は日本勢初の決勝を狙う。
試合の立ち上がり広島は南米王者に攻め込まれる。
ゴールキーパー林が落ち着いてキャッチ。
前半２６分、広島。
走り込んだ皆川。
シュートにいくも相手キーパーに阻まれる。
更に３３分。
左サイドを茶島が突破。
ディフェンダーをかわしてシュート。
またも相手キーパーが好セーブ。
なおも広島。
青山のスルーパスに皆川。
またまた相手キーパーのファインセーブでゴールを割れない。
前半４３分広島は最大のピンチを迎える。
林が好セーブ。
前半を０対０で折り返す。
エンドが変わった後半９分広島のカウンター。
ドウグラスが１人かわす。
２人目もかわした。
フリーだ。
しかし、クロスの精度を欠く。
後半１５分には柏のクロスにドウグラス。
攻め込む広島だが得点できない。
後半２７分リバープレートにフリーキックを与える。
先制ゴールはリバープレート。
監督は飛び跳ねサポーターは大絶叫。
キーパー林は飛び出したがキャッチできなかった。
もう攻めるしかない広島は試合終了間際青山から浅野。
南米王者の前に屈した広島。
スタジアムにはリバープレートサポーター勝利の歌が響いた。
≫こちら、今年の陸上界を盛り上げてくれたサニブラウン選手。
７月の世界ユース選手権では１００ｍ、２００ｍの２冠に輝いた１６歳。
日本陸上連盟の今年の新人賞に選ばれました。
≫今年、飛躍の１年を送った１６歳、サニブラウン。
世界に名をとどろかせたのは７月。
１８歳未満で争う世界ユース２００ｍであのウサイン・ボルトが持つ大会記録を塗り替えたのだ。
更に史上最年少の日本代表として出場した世界選手権２００ｍ。
≫世界の強豪がひしめく中準決勝まで勝ち進んだ。
≫やはり海外の選手は地面を蹴る足音が全然違うなと一番体感しました。
今後のレースとかに向けていい結果が望める１年になったなと思います。
≫来年はリオデジャネイロオリンピック。
サニブラウンは高校３年生だ。
≫今夜、ここのスタジオにはいらっしゃらないんですが松岡修造さんが取材した特集をお届けします。
ボクシング界に新星です。
去年の世界選手権で日本女子ボクシング史上初となる銅メダルを獲得した和田まどか選手。
リオオリンピックでの活躍が期待されています。
実は、和田選手ちょっと変わった経歴の持ち主なんです。
強さの秘密に松岡さんが迫りました。
≫日本屈指の高級住宅街兵庫県芦屋市。
そんな閑静な街にはちょっと似合わない激しい音がする。
ここは、芦屋大学ボクシング部。
≫サンドバッグを打っているのは…。
≫ジョーにしか見えない…。
こんにちは。
松岡と申します。
≫女子ボクサー和田まどか、二十歳。
去年、韓国で行われた世界選手権。
青の和田はライトフライ級で出場すると鋭いパンチを繰り返した。
１、２、３、４連発。
次々に強敵を倒し結果は銅メダル。
日本女子では史上初となるメダルを獲得しリオオリンピックでの活躍が期待されている。
和田まどかは一体どんなボクサーなのか。
これは、和田の父親が撮影・編集したホームビデオ。
今から５年前の映像。
和田がやっているのは空手だ。
≫格好いいから入った？≫かっこいいから。
つまり、ひと目ぼれで始めた空手だった。
赤いヘッドギアが和田。
対戦相手は男の子だ。
強烈な蹴りをもらい敗戦。
負けず嫌いの性格が彼女を強くさせた。
腕を磨き続けた和田は中学、高校と全国制覇を成し遂げ、ついに日本一の選手へと上り詰める。
ところが…。
≫日本一になったから何？っていうものが生まれてくるところがあって。
≫日本一のその先のモチベーションを見失いかけていたころ大きな出会いがあった。
≫人生２度目のかっこいいなあ。
たちまち今度はボクシングと恋に落ちてしまったのだ。
すると、本格的にボクシングを始めてわずか半年で出場した全日本選手権。
キャリア半年の高校生がいきなり日本３位。
これはもう、天性の格闘家といわざるを得ない。
和田を指導する樋山監督に話を聞いても…。
≫男子と比べてもトップレベルだというそのボクシングセンス。
実際に和田は普段からインターハイ優勝経験がある男子などトップレベルの選手たちと打ち合っている。
≫まどかさんとやっていて何を一番感じます？≫距離が遠いところですかね。
≫距離が遠いとはどういうことなのか。
実演。
≫普通、ボクサー同士の距離はこれぐらい。
≫ものすごい近いよ。
≫でも、スタンスを広くするとここまで下がれるんですね。
≫和田の場合はかなり距離が遠い。
相手のパンチが届かないというメリットがある。
そして今、和田は大事なことを言った。
それは…。
≫スタンスを広くするとここまで下がれます。
≫スタンスとは歩幅のこと。
和田はこのスタンスが人より広いため相手との距離が生まれていたのだ。
スタンスは一般的に肩幅が理想とされている。
攻撃にも、防御にも瞬時に対応できる細かいステップがとりやすいためだ。
一方、広いスタンスだと細かいステップをとるのが難しいとされている。
≫スタンスが大きいとステップがなかなかとれない？≫なぜ和田は大きいスタンスでもうまくステップがとれるのか。
それは、体に染み付いた空手のスタンスと同じだからだ。
彼女が広いスタンスで戦う格闘技の日本一の選手だったということを忘れてはいけない。
空手を極めた和田まどかだからこそ特別なスタンスでも戦えるのだ。
先日行われた練習試合。
女子ボクシングは競技人口が少ないためオリンピックを目指すうえでは貴重な実戦の場だ。
赤の和田が対戦するのは去年、全日本でライトフライ級の決勝を戦った実力者。
空手の間合いで距離をとる。
相手のパンチ、届かない。
更に、このパンチは引いてかわす。
広いスタンスからチャンスと見るや、攻める。
ヒットしたらすぐに距離をとる。
そして、第１ラウンド終了間際。
相手のパンチをかわし続ける。
最後は…。
左ストレート。
パンチもまた空手で鍛えた硬い拳だ。
１ラウンドで２つのスタンディングダウンを奪いＴＫＯ勝ち。
圧勝だった。
和田は今、週末に迫った全日本選手権に向け練習の日々だ。
≫日本の経済にとっても世界経済にとってもどうかというアメリカの利上げが近いといわれていてこのあと１２時を回りまして午前４時にＦＯＭＣ、アメリカで決定する。
利上げすれば９年半ぶりの利上げとなって。
これでドル高円安になるって一概に言い切れない混迷の状況でもあるので2015/12/16(水) 21:54〜23:10
ＡＢＣテレビ１
報道ステーション[デ][字]

“夫婦別姓”“女性の再婚禁止期間”民法の規定は憲法違反か？最高裁が初の判断▽イスラム軍事連合…狙いは▽リオ五輪を目指す、女子大生ボクサー

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二（朝日新聞論説副主幹）、ショーン・マクアードル川上（経営コンサルタント）、中島岳志（北海道大学公共政策大学院准教授）、木村草太（首都大学東京准教授）
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組ＨＰ
　http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

※放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

ジャンル :
ニュース／報道 – 定時・総合
ニュース／報道 – 特集・ドキュメント
ニュース／報道 – 経済・市況

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード（ステレオ）
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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