ニュース 2015.12.16


1時になりました。
ニュースをお伝えします。
アメリカでテロへの不安が高まる中、オバマ大統領は、第2次世界大戦中に日系人が強制収容されたことを引き合いに出して、過ちを繰り返してはならないと訴え、イスラム教徒などに対する偏見に反対するよう呼びかけました。
オバマ大統領は15日、ワシントンで開かれた移民の国籍取得を祝う式典で演説し、第2次世界大戦中には、ドイツ人やイタリア人が拘束されたほか、アメリカの暗い歴史の一つとして、日系人が強制的に収容所に入れられた。
われわれは恐怖に屈して、同胞を裏切ってしまったと述べたうえで、次のように訴えました。
オバマ大統領としては、来年の大統領選挙に向けて、野党・共和党から立候補しているトランプ氏が、イスラム教徒に対する過激な発言を繰り返す中、社会の分断が深まることに強い危機感があるものと見られます。
安倍総理大臣は、感染症対策などの保健分野の課題を議論する国際会議に出席し、エボラ出血熱が流行した際には、国際社会の対応が不十分だったため、多くの命が失われたとして、国際的な連携の強化を呼びかけました。
この会議は、感染症対策や、公平に医療や保健サービスを受けられるシステムの構築について議論しようと開かれ、安倍総理大臣やWHO・世界保健機関のマーガレット・チャン事務局長らが出席しました。
その上で、安倍総理大臣は、これらの課題への取り組みとして、保健システムを強じんで持続可能かつ包摂的なものに強化していくべきで、途上国自身も含め、世界全体で強い政治的意思、明確な計画、十分な資金、人材の動員が不可欠だと述べ、国際的な連携の強化を呼びかけました。
来年末に任期満了を迎える、国連のパン・ギムン事務総長の後任の選出を巡って、国連総会の議長らが、各国に候補者を届け出るよう求める書簡を送り、初めて、すべての加盟国が参加して事務総長を選ぶ手続きが始まりました。
国連事務総長の選出を巡っては、これまで、国連憲章に基づき、安全保障理事会が勧告した候補者を総会が任命しており、事実上、安保理の5つの常任理事国が決定権を握っていました。
しかし、国連のトップは、より透明性の高い方法で選出すべきだとの声が高まり、次回からは、総会と安保理の議長が合同で候補者の名簿をまとめ、総会で候補者のヒアリングを行ったうえで、安保理の勧告に基づいて、総会が任命することになりました。
15日には、国連総会のリュッケトフト議長らが、すべての加盟国に候補者を届け出るよう求める書簡を送りました。
書簡では、国際経験が豊かで、高い外交手腕を持つ人物を求めているほか、女性の候補者も歓迎するとしています。
リュッケトフト議長は、来年4月をメドに、総会でヒアリングを行い、7月までには安保理が選出に入るとの見通しを示しました。
次期国連総長を巡っては、これまでに、国連の高官や、各国の閣僚らが立候補に意欲を示しています。
2015/12/16(水) 13:00〜13:05
NHK総合1・神戸
ニュース[字]

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:26777(0x6899)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: