11時になりました。
ニュースをお伝えします。
伝統的な農業や生態系の保護などに取り組む地域を認定する、世界農業遺産に、清流を守りながら、伝統的なあゆ漁を営む岐阜県の長良川上中流域など、3つの地域が、新たに選ばれました。
世界農業遺産は、自然を生かした伝統的な農業や農村の景観、さらに生態系の保護に取り組む地域を、FAO・国連食糧農業機関が2年に1度、認定しています。
その最終審査が、日本時間の昨夜、イタリアのローマで行われ、日本からは、清流を守りながら、伝統的なあゆ漁を営む岐阜県の長良川上中流域と、農業に不向きとされる山の斜面を利用し、高品質の梅の栽培を400年以上続ける、和歌山県のみなべ・田辺地域、それに平地の少ない山間地で、伝統的な焼き畑農業や棚田の米作りを続ける、宮崎県の高千穂郷・椎葉山地域の3つの地域が新たに認定されました。
今回の認定によって、日本の世界農業遺産は、新潟県佐渡市や、石川県の能登地域などと合わせて8つの地域になります。
アメリカのケリー国務長官は、ロシアのプーチン大統領と会談し、内戦が続くシリア情勢を巡って、関係国が合意した和平案の実現に向け、18日にニューヨークで開かれる会合で、和平交渉に参加する反政府勢力の選定を進めることで一致しました。
アメリカのケリー国務長官は15日、モスクワでラブロフ外相、プーチン大統領と相次いで会談し、内戦が続くシリア情勢について協議しました。
シリアの内戦を巡っては、アメリカとロシアを含む関係国が先月、年明けの来月1日をメドに、アサド政権と反政府勢力の対話を実現し、1年半以内に国連の監視の下で選挙を実施することを目指すなどとした和平案に合意しています。
ただ、アメリカとロシアは、アサド大統領の処遇や、和平交渉に参加する反政府勢力の選定を巡って意見が対立しています。
ケリー長官は会談後、反政府勢力の選定については、一定の共通認識が得られたと述べ、ラブロフ外相も、反政府勢力とテロリストのリストを作る作業を続けることで合意したと述べ、ある程度、意見のすり合わせが進んだことを示唆しました。
双方は、今週18日にニューヨークで開かれる会合で、協議を続ける方針で一致し、和平交渉に参加する反政府勢力の選定で、関係国が合意できるかが次の焦点となります。
アメリカの気象当局は、北極圏のことし9月までの1年間の地表の平均気温が、平年よりも1.3度高くなり、1900年に観測を始めて以来、110年余りの間で最高を記録したことを明らかにしました。
北極圏では地球上のほかの地域に比べて、2倍の速さで温暖化が進んでいると警鐘を鳴らしています。
では全国の天気、雲の動きです。
北日本には低気圧に伴う雲が広がり、雨の所があります。
九州の西の海上や日本海には、寒気の吹き出しに伴う筋状の雲が広がっています。
きょうの天気です。
北海道から九州にかけての日本海側では雨が降るでしょう。
今夜は、北日本の日本海側で雪になり、西日本の日本海側でも山沿いから雪に変わりそうです。
太平洋側は広い範囲で晴れる見込みです。
2015/12/16(水) 11:00〜11:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
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