(テーマ音楽)岩手県北上市の会社社長…震災直後から医療用の酸素ボンベの供給に全力を挙げました。
笠井さんの会社は治療で使う酸素ガスや医療用機器などを取り扱っています。
酸素ガスを使うのは肺がんや心不全などの病気のため酸素を自らの力で取り入れる事ができない患者です。
こうした患者は自宅にいる時医師の指示に従って電動式の酸素を吸入する器械を使います。
あの日笠井さんは市内の中学校に医療用機器を設置する仕事を終えたあと経験した事のない強い揺れに襲われます。
その時頭をよぎったのは酸素の吸入を必要としている患者の事でした。
地震で停電になると電動式の酸素を吸入する器械は止まってしまいます。
笠井さんは携帯電話で社員に連絡を取ったあと急いで会社に向かいます。
会社に戻ると予想したとおり停電が起きていました。
早速社員に指示を出し患者の安否確認を始めます。
連絡が取れた患者にはすぐに電気がなくても使う事ができる携帯用の酸素ボンベを届けました。
更に笠井さんは会社が担当している患者にとどまらずラジオを使って幅広く「ボンベを無料で提供する」と呼びかけます。
配布は隣の奥州市にある県立病院と本社で行いました。
沿岸部をはじめ県内全域から患者が次々と訪れました。
酸素ボンベを配布した人は震災当日からの4日間で100人近くに上りました。
笠井さんの対応が多くの患者の命を救ったのです。
震災後笠井さんは通常よりも酸素ガスの容量を増やした災害備蓄用のボンベを開発しました。
更に避難所での生活を想定して電気を使わずに最大50人の患者に酸素を供給できる装置も開発しました。
2015/12/16(水) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県北上市 笠井健さん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県北上市で医療機器を取り扱う会社を経営している笠井健さんは、無料で酸素ボンベを提供し、多くの在宅患者の命を守った。
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番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県北上市で医療機器を取り扱う会社を経営している笠井健さんは、無料で酸素ボンベを提供し、多くの在宅患者の命を守った。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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