「ついにアニメすべFも最終回!」
「穏やかなエピローグでしたねー」
真賀田四季博士BBAverと再会
死を恐れる人はいません。死に至る生を恐れるのよ
「相変わらずセリフが格好E」
「こんなセリフ、言ってみたいです」
犀川「どうして、自殺しようとしないんですか?」
まさに正論すぎる質問。真賀田四季は自分の命を誰かに干渉してほしい、それが愛してほしいという事らしい。
「つまり、メンヘラという事か」
「……」
ちなみに萌え豚としてはやはりBBAverとの再会はなんか悲しいものがあった。
確かに身長誤魔化すためや不自然さを誤魔化すために足切断したり多重人格したりしても、
やっぱ年齢差は一目瞭然だよね。
まったく、小学生は最高だぜ!!
原作既読者としてのアニメ『すべF』感想
原作既読者である自分はどうしても「原作だとここはもっと〜」みたいな事を思ってしまった。
老害みたいなものだ。
細かい事を言ってもキリがないけど、一番気になったのは下記。
「四季が恋愛をしていた」という部分はラストの意外性を損ねてしまうので、過去を挟む見せ方はどうなのか?
アニメでは『すべてがFになる』以外にも『四季』の要素が入ってるが、その見せ方は良い効果あったかどうか謎い。
- もちろんアニメとして見せるなら四季の少女時代(ブッヒッヒィィ!)を見せるのは大事だと分かる
- 過去編も事案発生したり色々と盛り上がったりはした。でも一方で引いた人もいるんじゃと余計な心配をしちゃう
特に事案発生エンドをした5話は、衝動で下記の考察記事まで書いてしまったくらいだ
kappa7.hateblo.jp
原作では若くして軟禁されたような生活を送ってた真賀田四季。まさに恋愛を匂わせさせもしなかったからこその超意外な事実だった。
アニメでも絵面的に色々思う事があったけどまさか所長と! え、え、うぇぇ みたいな超衝撃があった。
アニメから観た人はどうだったんだろう。
ミステリとしてこの作品を評価するならば、意外性が損なわれる事だけはどうしても気になってしまう。
次に気になったのは下記。
真相解明が部分的に端折られる、次回へ続く形となった事
尺の都合で仕方ないのだが、真賀田四季が妊娠していた!から全ての謎をノンストップで明かして欲しかった。
アニメでは四季が妊娠。謎を7割ほど解いた状態で次回へと移ってしまう。
実際には妊娠と同時に、あらゆる伏線を回収し壮大な計画を知る事で、真賀田四季の明晰な頭脳だけじゃなく強靭な精神力などを感じられた。そこにこの作品の素晴らしいところがあるんだ!! みたいな事を勝手に思った。
あとはどうでも良い話だけど
- EDは合ってるけど、OPはちょっと合ってないと感じた
- 賢すぎる会話トークが再現されてて凄いと思った。本読んでるときは何度も読み直して理解した箇所とかも多かったのに、アニメだと一見で分かるように見せてて、演出や声優さん凄いと思った
- 少女時代の真賀田四季ちゃんはブヒれる
最後に
なんやかんや文句を言ったり褒めたりしつつも、毎週楽しみだった『すべF』。
森博嗣先生は沢山の作品があるし、これを期に色々アニメ映像化の企画が動いたら嬉しい。